劇場公開日 1989年10月7日

「Ken Takakura!」ブラック・レイン kazzさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0Ken Takakura!

2014年11月16日
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鑑賞方法:映画館

興奮

Tohoシネマズ午前10時の映画祭で劇場観賞。
松田優作の悪役が話題になった映画だが、萩原健一なんかもオーディションを受けたらしい。
プロデューサー兼主演のマイケル・ダグラスは、ジャッキー・チェンにオファーを出したという話もある。
松田優作が映画は本作を最後に夭逝したことも、この作品のステイタスを上げている。

だが、改めて観ると、高倉健がいい。
真面目一徹なキャラクターは見事にはまっているが、マイケル・ダグラスを気遣うような場面がいくつかあり、そこで見せる切なそうな表情は魅力的だ。
演技派には分類されない役者だが、スターの存在感があり、だけど出すぎない控えめな演技が見事。
ラストの空港でダグラスの贈り物を開けて、やられた…というような苦笑いが最高だ。

kazz