昼下りの情事のレビュー・感想・評価
全23件中、1~20件目を表示
オードリーはやっぱり可愛い。
ローマの休日の方が好きですが、背伸びする女子役も小悪魔的で面白い。
録音機のピカピカ光るライト
お風呂のOverflow
レトロな電話
優雅な演奏会ホールにRITZホテル
ルームサービス
celebな人々の日常を見せてもらいました。
ラストのための映画。
ロマンティック・コメディ。小学生~高校生くらいまでの、少女漫画の世界。
なんでこういう邦題?
当時はこの方が客入りが良かったのかな?今では、この邦題で敬遠する人もいるだろう。私もその一人だった。オードリーさんでこの邦題?オードリーさんのイメージと違うけれど、新境地を開くつもりの映画なのかな?と。
鑑賞中は、オードリーさんを売り出すために(一発屋ではなく、人気や映画界における価値を不動のものにするために)、大物人気俳優と組んで『ローマの休日』『麗しのサブリナ』の二(三)匹目の泥鰌を狙ったのかと思ってしまった。
それぞれの映画の粗筋や、オードリーさんの役どころはまったく違うけれど。
正直、筋だけ追えば、90分くらいにまとめて欲しかった。
スキャンダル多き富豪と、初恋もまだの、恋に恋する乙女の駆け引き。乙女の、富豪の気をひく方法がかわいくもくすくす笑える。それに対する富豪の反応も笑える。よい年をした大人が振り回される様。余裕を見せながらも、思っていた反応と違う反応を返された時の表情が見事。だが、似たようなシーンが繰り返されるので、ちょっと飽きてしまう。
とはいえ、掛け合いが秀逸。
警察の言葉を繰り返し、知的なウィットに仕立て上げるとか。警察の言葉を知らない富豪は、その観点を面白がる。やり手の経営者に対して、具体的な数字を出してというところが気に入ったのかな?他にも、富豪の質問へのはぐらかし方とか。映画の中で出てくる元ネタを知らなければ、知的な女に見える。否、あの場で、とっさにあの言葉だから、頭の回転は速い。
愛溢れる父と娘の会話は心が温まる。
そんな筋に挟まれるエピソードも面白い。
富豪と楽団の関係。ワゴン。サウナ。”END”の文字に掛かる楽団の面々。
コメディにはつきものの、繰り返しの間。ルームサービス。隣の部屋の飼い犬。勿論、楽団。
鍵のかかっているはずの金庫。見事なすれ違い。…。くすくす笑える。
映像も見事。
鏡に映る姿。鏡化した窓に映る姿。…。
なんだかんだ、いつの間にか、見続けてしまう。
そして、そんな綱渡りの恋は…。
2度目の別れ。
同じように富豪に対して強がる娘。でも、その表情は…。改めて、オードリーさんの演技力の高さを堪能しながら、いつの間にか共感してしまう。
そんな娘を見守る富豪の逡巡。
ラスト、二人を見守る父の姿。楽団。
ああ、このシーンを見るための映画だったかと目が開かれる。
最後のテロップは、ヨーロッパ版にはなく、USA版に後から付けたものと、解説者から聞く。白黒はっきりさせないと気が済まないUSA。そんな国民性も面白い。
(原作未読。他国で映画化された作品はすべて未鑑賞)
楽しくてウルっときてしまう
説明不要の傑作
あれっ、おかしいな。
魅惑のワルツ‼️
"パリはニューヨークや東京ほど大きくないが恋の街。パン屋も、肉屋も、葬儀屋も、老人も、犬も恋をする" のオープニングからワイルダー監督の話術のとりこになってしまう‼️ホントにスイートでホントにロマンチック‼️私立探偵モーリス・シュヴァリエの娘オードリーは、父のファイルを盗み読みするのが趣味で、その中の一人、アメリカの大富豪クーパーに惹かれ、彼の泊まるホテルを訪ねプレイガールを気取るが、クーパーの方がマイッてしまい、私立探偵に彼女の調査を依頼。ところが、それがシュヴァリエだったので、父はビックリ仰天・・・。粋な会話、伏線、チェロや子犬といった小道具の素晴らしさ‼️ホントにシックでエレガントで洒落てて楽しすぎる映画‼️クーパーが「魅惑のワルツ」を楽団に演奏させ、オードリーを口説く場面なんか、観ている我々が酔わされてしまいます‼️またこの楽団がちょこちょこ登場して各場面を素敵な演奏で彩ってくれるのも印象的‼️そして忘れられないラストシーン‼️駅でクーパーを見送るオードリー‼️最後まで強がる乙女心が泣かせるオードリー‼️そんなオードリーをクーパーが列車へ抱え入れる‼️そこへ被さる楽団の演奏‼️見守るシュヴァリエお父さんの親心‼️全編に笑と甘ーい涙が漂う名作ロマコメ‼️あぁ、偉大なるビリー・ワイルダー様‼️
オードリーの無駄使いが酷すぎる
「ローマの休日」のアン王女は
自分の意思で、国を統べる者の責任を自覚し
その責任を果たすべく成長して「休日」から
現実社会に帰っていったからこそ、
新聞記者のジョー・ブラッドレーの決心が
涙モノで活かされて行くのに
「昼下がりの情事」は、クソつまんね!!
名のある監督が自分の願望、
「若くて綺麗な女の子に惚れられたり、
時には振り舞わされてみたい!」を、
兎に角可愛いオードリーに
演らせてみたかった!ってだけに思える。
この手のオヤジ目線映画は、正直、何の価値も感じない。
オードリーでさえ、そこら辺の「女の子」
として消費しようとする男社会ハリウッドの
悪しき映画として
オードリーがいまだに大好きな私(女です)は
怒りを覚えました!!
最後の山場のオードリーは一途で必死で、
女の子として本当に可愛いいのだけど、
そこにはなんの成長も感じさせない。
なんの魅力も女の私には感じない。
ファッション的にも他の作品に比べれば
なんかイマイチ、オードリーの良さが
際立ってないしね〜。
@もう一度観るなら?
「オードリーは好きだけど、今作はもういい」
キュートなオードリー
ストーリーテラーのワイルダー映画、ヘプバーンの本当の涙の美しさを披露する
私立探偵の父と二人暮らしの清純なフランス娘アリアンヌと女性関係で世間を賑わすアメリカの富豪フラナガンの互いに惹かれあう恋の顛末を、落ち着いたタッチと洒落た台詞で楽しませてくれるロマンティック・コメディ。オードリー・ヘプバーンのまるで着せ替え人形のようなお洒落でスタイリッシュな衣装とヘヤースタイルの七変化が見所のひとつ。まさにヘプバーンの為に企画・制作された映画であり、相手役のゲイリー・クーパーはプレイボーイ役としては渋みが増している。ビリー・ワイルダー監督はケーリー・グラントを強く希望したというが、判るような気がする。初見は約50年前の日曜洋画劇場だった。淀川長治氏の解説では、クーパーはフラナガンの様な男性ではなく、寧ろ父親役のモーリス・シュヴァリエが艶福家として浮名を流したと語った記憶がある。映画のこのキャスティングにワイルダーらしい配役の妙を感じて下さいという事だと思うのだが、これは結果論のようだ。どちらにしても、晩年の深みのある演技を見せるクーパーと、人生経験豊富な貫禄を感じさせるシュヴァリエが、オードリー・ヘプバーンの為に共演した価値は充分にあると思う。
映画としては今日の感覚で観るとテンポが遅い。内容から推察すれば100分から110分くらいにまとめたらスッキリしてラストシーンがもっと引き立つように思う。しかし、それを補って余りある台詞の良さと、人物や小道具の伏線の丁寧な使い方にみる脚本の上手さがある。主題曲”魅惑のワルツ”を演奏するジプシー楽団、アリアンヌのチェロケース、アンクレット、妻の浮気調査を依頼したX氏、そしてフラナガンが宿泊するスイート・ルームの隣室の子犬。この映画最大の犠牲者はX氏ではなく、何も悪いことをしていないのに飼い主のマダムに叱られるワンちゃんだろう。開巻では、恋のパリの一場面に、ふたり乗りのスクーターで「ローマの休日」のパロディをチャッカリ差し込んでいる。台詞では、(うつぶせに寝る女性の86%は、秘めた恋をしている)が有名だ。ラストの父シャヴァスのナレーション(彼女は、ニューヨークで終身刑になるだろう)も可笑しい。父親の偽らざる本音が溢れている。
現実的な観点で冷静に見れば、この恋の物語は愁嘆場で終わるラブアフェアーもの。そんなストーリーなのに、初めて恋した女性が本当の涙を流す姿を見せられたら、どんな男性も太刀打ちできない。その一生に一度の涙の乙女を演じるオードリー・ヘプバーンの美しさがすべて。”女性の涙は、鉄砲より強い”を実践したアリアンヌの勝利と成就。
巨匠と大スターに敬意
専属の楽団つれて・・・
新聞王ケーン死す。そんな新聞の見出し記事と並んで“フラナガン離婚訴訟!”なんてあるんだから、よっぽどの富豪、有名人。そしてひと悶着あったリッツホテルの14号室の夫人とか、フラナガンに恋した女が自殺未遂・・・チェロを弾きながらアリアンヌはパパの言うことに従う・・・そんな男でも惚れるのかぁ~~
相手が金持ちでプレイボーイだから、パパの顧客の高価なコートを勝手に拝借したり、自ら背伸びしてプレイガールを気取るアリアンヌ。それにしてもホテルには毎晩、湖畔のデートにまでも楽団を雇っているフラナガン凄い!笑えるくらいに凄い・・・
父親の推理力やアリアンヌへの愛情もいい。あなたは20人目よ!などと言っていても、父親が「あなたは彼女の初恋だ」という一言が決め手となったんだからなぁ・・・最後はテロップだけじゃなくて、2人のシーンを入れてもらいたかった
なんだかアホみたいな話。
最後の山場のオードリーは一途で必死で、
女の子として本当に可愛いいのだけど、
それ以外は本当にアホみたい。
名のある監督が自分の願望、
「若くて綺麗な女の子に惚れられたり、
時には振舞わされてみたい!」を、
兎に角可愛いオードリーに演らせてみたかったってだけに思える。
ほんま、アホかいな(笑)
この手のオヤジ目線映画は、正直、何の価値も感じない。
「ローマの休日」のアン王女は
自分の意思で、国を代表する者の責任をしっかり感じて成長したから、
ジョー・ブラッドレーの決心が、涙モノで活かされて行くのに
「昼下がりの情事」は、クソつまんね!!
ファッション的にも他の作品に、比べればイマイチだしね〜
同じ学校の同年代の学生さんがなんか気の毒〜〜
@もう一度観るなら?
「オードリーは好きだけど、今作はもういい」
恋する女性の可愛さ
ビリーワイルダーのラブコメ映画。 官能的なタイトルとは一変、内容は...
ビリーワイルダーのラブコメ映画。
官能的なタイトルとは一変、内容は割とプラトニックなお話。
オードリーヘプバーン演じるアリアーヌがお断りの手紙を書いた後火にかけるシーンは恋い焦がれる様を言葉使わず演出していて秀逸で面白みのある印象的な名シーン。
最後に強がるアリアーヌは可愛さ引き出しまくりの胸キュンラスト。
コメディも多く、楽団とゲイリークーパー演じるフラナガンのお酒のキャッチボールは特に素晴らしい。
個人的に好きなシーンは、友達にお金を借りるアリアーヌが男の子の話をシカトしまくりでずっと手を出してるところ。まじで可哀想…笑
内容自体は面白く、役者も魅力的なのだが、話の割に映画自体が長尺で中盤中だるみしてしまうのが残念。
コメディ要素も多く面白いが前半のX氏の行動などコテコテすぎて正直古臭くもある。
タラララリーラー…♫が頭から離れない…笑
親子ほどの歳の差
たのしかった~
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