「神からのお告げ」2001年宇宙の旅 トーレスさんの映画レビュー(感想・評価)
神からのお告げ
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最初のシーンはゴリラが道具を使う事、それからその道具で狩りをして自給自足する方法、裕福になるには競争社会の中で勝たなければならない事、を順々に覚えていく。そして謎の石版。猿人から新人となった生物は、遂に宇宙を跨いで月に行くことに成功し、未踏の地の研究、そして理解に至る。そして再び謎の石版。月からの電波で木星へと新人は導かれる。その移動中の仮定で不思議な出来事が起こり、光の光線で導かれた場所、おそらくあの世だと思うがそこで再び謎の石版。これらを考えると、石版は神からのメッセージであるように思う。しかし、HALの件は3回見直してわかったのだが、そして勝手な考えであるが、HALはおそらく嘘をついていない。ボウマン船長が一気にあの世に逝き歳を取り死んだのは神の操作のように見えたからである。つまりボウマンは悪人。なぜ悪人か、HALを壊したからか。そうなるとHALは善人であることになる。つまりHALは嘘をついていない。あのパーツは壊れていた。ではボウマンはなぜ壊れていないといったのか。定義上では悪人なのだから嘘をついてもおかしくない。
ここまでわかったが、プールの死がよくわからない。
この映画を見てわかることは、いつまでも謎でありつづけられること。だから一生人の頭にこびりつき、離れない。キューブリックの罠に見事にはまってしまっている。素晴らしい映画には金や映像技術などいらない。そう読み取れるこの映画は世の監督に大きく影響したのではないだろうか。
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