ニキータのレビュー・感想・評価
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いかれた薬中女が特殊工作員として再生、活躍するお話。 フランスの感...
いかれた薬中女が特殊工作員として再生、活躍するお話。
フランスの感覚ってなんか独特ですよね。そのなんとも言えぬ独特の雰囲気を味わいながら見るのが面白かった。
主人公がもう少し好みのタイプなら良かった。化粧とかしてる姿はマイケル・ジャクソンに似てた(笑)
個人的にはやはりアクションはもう少しスカッとしたものが好み。しかしこのなんとも言えぬ雰囲気、味わう価値あり。
まー実際にあるんでしょうね。きっと。
久し振りに鑑賞☆
当時、物凄く話題になり、そういうのに乗っかるのが嫌いな私は 逆に「絶対観たくないな!」っと思いながらも自分の目で確認したかったので、観た記憶があります(笑)
そうしたらなんてことはない・・・その後友達に、物凄い勢いでオススメしましたWWW
本当に良い作品だと思います。
どうしようもないジャンキーの不良娘が、国のために暗殺者として厳しく訓練・教育される。
表向きは、警官殺しの罪で投獄され、薬物投与により死亡したことになっているので、拒否することは死を意味する。
仕事の依頼がない時は、普通に暮らし、恋人もできた。
しかし、ある仕事を境に全てが狂い始め・・・。
「レオン」の前身とも言える掃除人ヴィクトル役のジャン・レノが、今観ると まんまレオン的なねW
アンヌ・パリロー演じる、ニキータの心の葛藤が苦しくなります。
観て損はない作品です。
うん…。
全く面白くないと言っても過言ではなかった。
ニキータの情けなさには呆れ、自分を救ってくれたボブには尊敬という文字の欠片もなかった気がする。
彼女が殺し屋として自由の身となってからはとてつもなく長く感じた。
映像も90年代の作品らしく華がないように思えた…(この雰囲気が好きな人もいるのかもしれないが)
ただ、マルコ役の人はイケメンだった。
内容は期待していただけに残念なものだった。
見るのが退屈になったくらいだから相当つまんなかったのだと改めて思う。
過度な期待はしないほうがいいという教訓を得た。
泣き虫の殺し屋
日本で「泣き虫の殺し屋」というキャッチコピーがついたフランス映画。
リュック・ベッソンの先行作品としては「グレート・ブルー」がある。そちらも大好きな作品だ(浦沢直樹の漫画にもオマージュが登場する。「レオン」「ニキータ」に登場するジャン・レノの役柄では「グレート・ブルー」の役がいちばん好きだ)。
リュック・ベッソンの映画はいつも走っているように画面が移動するところから始まる。「ニキータ」もそうだ。そして、エリック・セラの音楽がいい。後発でハリウッドで撮られた「レオン」(レビューは書いていないけれど)も好きだけれど、ちょっとなまぬるい感触があって、そそられなかった。画としてはいいけれど、フィルム・ノワールの色が薄らいでしまったようで、残念な感じがした。もっとつっこんだ感じだとか深い部分、厚みのようなものをもたせてほしかった。――という理由から、「レオン」ではなくて「ニキータ」のほうがミステリアスでストーリーに独自の味わいがあるように感じている(あくまで私見です)。
リュック・ベッソンはいつもそうだったけれど、ヒロインの女優に恋をして撮影する。この「ニキータ」もそうだったと言われている。
プロフィールで1位にあげているのは、ひとえにニキータという役の個性を愛しているからだ。無邪気で純粋で過酷な運命にあって涙していても、どこか愛らしくて(マスカラで真っ黒な涙を流していても)魅力的だ。
2位にあげた「ベティ・ブルー~」のヒロインにも共通する魅力がある。彼女たちに魅了される。パートナーに出会う前からこれらの映画は好きだった(出会ってから公開されたものもあるけれど)。
「死刑台のエレベーター」のヒロインを演じた大女優・ジャンヌ・モローが「ニキータ」で女性工作員の先輩として登場する。そして、女のいろはを伝授するのだけれど、そのシーンで目からうろこがぽろぽろ落ちた。まだ十代だったわたしは、こうやって年齢を重ねていくのかと、ジャンヌ・モローの迫力に驚いた。
わたしは、のちに新幹線で隣り合わせた朝日新聞社のベテラン編集者の女性とあわせて3人、ティーンのころから思い描いた(うっかりして、ぽっくりと早期に寿命が尽きてしまいそこねて、まかりまちがって長生きしてしまった場合の)「なりたいシニア」像があるけれど、このときのジャンヌ・モローがそのひとりだ(抜けているところがあるわたしのことだから、目標を設定しておくに越したことはない。念のため)。
いまでも、やはり、このときの(というと怒られてしまうかな?)アンヌ・パリロー演じるニキータがいい! とはいえ、「リプリー」のケイト・ブランシェットの上品なかわいらしさも愛らしいし、「アザーズ」のニコール・キッドマンの氷るような美貌も捨てがたい。敬愛する女優さんをあげればきりがない。「エマ」のグゥィネス・パルトローのかわいらしさや「髪結いの亭主」のアンナ・ガリエナ「マレーナ」のモニカ・ベルッチ「美しき諍い女」のエマニュエル・ベアールの肌から匂いたつような色気にも惹かれる。「メリーにくびったけ」のキャメロン・ディアスの飾らないところもいいし、「初恋のきた道」「女帝」のチャン・ツィーイーの透明感もいい。
女優さんそのもののうるわしさはもちろん前提としてあるのだけれど(世界には、うつくしい人や魅力的なかたがたくさんいるのです)、役柄がいい。わたしは映画のなかでそれを愛で、風景として心のなかにしまっておく。読書したあとのように。こころひかれる絵画にであったときのように。
男性のようにアクション映画に惹かれるということもないわけではないのですけれど、「スカッとする」というのは一過性なので。パートナーと映画の好みが合うのはSFだとか男性主人公の場合が多いように感じる…。「ショー・シャンクの空に」だとか「インター・ステラー」だとか。
どこか文学のにおいがするような作品、欧州の空気をまとったような作品に惹かれているのかもしれないな、といま思った。
それほどでもない。
政府の組織に元薬中の女が、殺人マシーンとして教育されて、ミッションをこなしていくストーリー。恋愛ありでミッションを繰り返すごとに心が折れそうになるんだけど、どうも説得力にかけたような。そもそも薬中の女があんなに強くならんよね!レオンが出てきたけどあっけなく死んじゃうし。
いい評価はできない。
泣き言も言わず健気に頑張るニキータ
高級レストランで会食かと思ったら
殺しの任務を遂行するよう指令されたり
恋人との旅行中でも
また指令があったり
泣き出したいのをグッとこらえて
健気に頑張るニキータ
見ているこっちは
自然とニキータに同情してしまいます
恋人と初めて出会うシーンがすごくよかった
歯の浮くような甘い言葉なんて
ひとつも発してないのに
このふたり恋に落ちるだろうなと
見ている側に自然に思わせるような演出
それと
この男のやさしさ
ニキータは
彼氏にばれてないと思ってたんだろうけど
謎めいた幕切れも良かった
それにしても
この作品のハリウッド版リメイク
『アサシン』
あれはひどかったなあ
心の壊れそうな切なさ
総合:90点
ストーリー: 90
キャスト: 90
演出: 95
ビジュアル: 70
音楽: 65
いかれた麻薬中毒の不良が、警官殺しの罪で死刑となるのと引き換えに政府の秘密工作員として教育される。迫力のある活劇はあっても、活劇映画というよりも心の動きと傷を描いた作品。個人的にベッソン監督の最高傑作。
最初はどうしようもない馬鹿で屑の不良だった。だが工作員の教育機関で規律を学び、また工作員として社会で生活をして恋人も出来て、彼女は普通の社会人としての幸せも知ることになった。だから家庭での幸せを感じながら、厳しいプロの工作員として人を殺す生活にだんだんと心身共に疲れ果てていく。正体を隠して扉越しに恋人とさりげなく話しをするふりをしながら狙撃銃を構えて目標を狙い、薬で意識を失った目標が硫酸をかけられて痙攣をする様子を目の前にし、ソ連大使館に侵入して命の危険を感じる。
もう限界である。神経が擦り切れて心が壊れそうである。もう彼女はかつての馬鹿な麻薬中毒患者ではない。人の心を取り戻し、優しい恋人のいる一人の女である。だが皮肉にも、それはプロの工作員として暗殺などに関わることでの引き換えに獲得したものに過ぎない。彼女がどんなに普通の幸せを求めたとしても、彼女にそのような自由など与えられるわけはない。彼女は理論上死人であり、本当の名前や戸籍すらすでになくしているのだから。最愛の恋人にすら真実を隠しておかなければならない辛さが、それを余計に深刻にする。
そんな生活に耐え切れなくなってしまった彼女が最終的に選んだ決断。それがとても切ない。最後の何ともいえない寂しさの余韻と共に映画は終わる。彼女の心の傷がまだそこに残っている気がする。
主演のアンヌ・パルローは不良から秘密工作員、そして社会人として傷つき自由を求めるまでの女の変化を見事に演じた。当時はこの作品でしか彼女を知らなかったが、かなり強い印象だった。彼女の上官と恋人役も良かった。
最後は・・
映画「LEON」のもととなるLEONがでてくると聞いて、見てみました。
途中でLEONが出てくるときは映画のLEONと殺しの道具箱?など同じところがあって感動しました。
だけど、今回のLEONはあまりかっこよくなかったのが残念。
まぁ主人公はニキータなので当たり前なのですけどね。
ニキータは殺し屋の顔と、無邪気な女の子の顔とを併せ持っており、そのギャップがとても素敵でした。
最後は彼氏さんの素敵な愛に感動。
洋画ではめずらしい邦画の様なな終わり方に少し驚かされました。
何度も繰り返し観られそう
運命に翻弄される女と、大きな愛で包み込む男。
ただの殺し屋の話だと思っていたけど、ラストには胸を掴まれるような切なさが待っていました。
実は婚約者も殺し屋だと疑って観ていたので尚更なのかも。
婚約者が破り捨てたボブ宛ての手紙の内容がさっぱり想像出来ないのは、まだこの映画を理解しきれてないということなのかな。
アメリカでは3年後のニキータを題材にしたテレビドラマシリーズが放送されたそう。すごい気になる!
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