飛べ!フェニックス

解説・あらすじ

 石油会社の輸送機が砂嵐に遭遇し、砂漠の真っ只中に不時着する。操縦士フランクと航空士ルーは脱出策を練るが、見通しは立たず、犠牲者も相次ぐ。そんな中、航空技師ハインリッヒが壊れた機を新たな単発機に改造し、飛び立つことを提案。生存者たちはフェニックス号と名づけた改造機に全てを託す! 男たちの決死のサバイバルを描くアドベンチャー・ロマン。2004年にリメイク作「フライト・オブ・フェニックス」も製作された。

1965年製作/142分/アメリカ
原題または英題:The Flight of the Phoenix

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第23回 ゴールデングローブ賞(1966年)

ノミネート

最優秀作品賞(ドラマ)  
最優秀助演男優賞 ハーディ・クリューガー
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映画レビュー

4.0 映画ならでは最高のカタルシス

2025年11月2日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

興奮

驚く

ドキドキ

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多田納人

3.5 昔TV洋画劇場で見た懐かしの作品集

2025年6月30日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

昔(少年期に)テレビで見た作品の中で強烈に印象に残り、その後見返していない作品の記憶がどれだけあやふやなのかを確認したくなりDVDで鑑賞した。
本作を見たのが白黒テレビだったのかカラーテレビだったのかもう忘れましたが、当時のテレビ洋画劇場って2時間枠だったのでCMを時間を考えると精々100分程度の枠になり、3時間位の大作だと前後編2回位に分けて放送するのだが、本作の142分位だと1回で放送するので40分位カットされてしまいます。
カラー作品を白黒のブラウン管テレビの吹替えで、更に40分カットされたものを見て、本当に作品を見たと言えるのかどうかは分かりませんが、それでも強烈に印象に残っている事に意味はあると思っています。

正直、今回改めて見直して、かなり記憶とは異なっていましたが、芯の部分は外さず見ていた様にも感じられた。
その後の70年代にブームになった“パニック映画”の先がけの様な作品で、人間の人種・国籍・宗教・文化・仕事・性格等々による品種分け図鑑的な面白さを少年期に感じ取っていたのだと思います。
しかし本作の場合、よくある通常のパニック映画とは違い死ぬ方にけっこう善人が多くて、生き残った者と死んだ者とのタイプの違いや生死を分けた理由を考えるのも面白いのかも知れないと思った。

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シューテツ

3.5 アルドリッチの力作

2020年4月18日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波

ロバート・アルドリッチ本領の男性社会劇。機長のジェームズ・スチュアート、設計士のハーディ・クリューガー、大尉のピーター・フィンチ、助手のリチャード・アッテンボローの四画関係の線の太さ。善悪がない世界の精神的な対立を冷静に捉えた演出は、アクション派アルドリッチとしては異色の力作。

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Gustav

4.0 企業再建の物語としても観れる面白さ

2018年11月20日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

なかなかに面白いので、テレビの映画番組の常連作品としても有名
一種の密室劇となって、それぞれの登場人物の個性のぶつかりあいが見所となる
改めて観ると成る程、ロバート・アルドリッチ監督が好きそうな個性的な俳優ばかり
ジェームズスチュワートの老パイロットの演技はさすが
またその相方役のルー航法士役のリチャード・アッテンボローが好演している

終盤の急造飛行機のエンジンがかかり、砂漠を滑走し出すシーンは手に汗を握り、飛び立った時のカタルシスはものすごいものがある

本作は飛行機物のジャンルとして扱われることが多いが、実は企業再建物語として観れば、誰しも身近に感じられる物語になっている
そこが本作が何度もテレビ放映される程愛される秘密だろう

機長は倒産寸前の会社の老害社長
航法士は人柄はいいが仕事はいまいちな専務
大尉はイケイケドンドンだけの営業担当常務
軍曹はその無能部下
飛行機技師はくそ生意気な転職してきたばかりの若手経理課長で大胆なリストラを提案する
そんな具合に見て行けば身近に感じる事ばかりで誰しも感情移入できるのだ

フェニックス、不死鳥
そのものズバリのタイトルだが、この文脈で観ればこのネミーングがさらに深みが出るのだ

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あき240