逃亡者のレビュー・感想・評価
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The opera isn't over till the fat lady sings. トミーリージョーンズさんが、よかったです。
この作品は、ハリソンフォードさん演じる無実の罪で、逮捕された医師が、逃亡しますが、それをしつこく追う刑事の逃亡劇と追跡劇を描いた作品です。この映画の良いところは、主人公が、逃亡しながらも、事件の真相を調べ、たどり着くという見ているものを飽きさせない演出が、よかったです。そして、なんといっても、日本では、缶コーヒーcmで、有名なトミーリージョーンズさんが、大変良い演技をみせてくれました。この作品か、彼のはまり役だとおもいます。まあ、少し『単純かなー』と思うところは、(人それぞれだと思いますが)ありますが、これも、この作品を見やすくするのにいい演出だとおもっています。
どうでもいいことですが、トミーリージョーンズさん演じる刑事が、部下の髪型に難癖つける場面が、ありますが、当時この髪型は、マイナーで、男性がすると軟弱なイメージが、あるらしいです。
トミーリー・ジョーンズ
トミーリー・ジョーンズが、思いっきりはまっています。缶コーヒーだけではありません。
馬鹿と敏腕の両者を立てて、より両者を強調させる、アメリカ映画の基本中の基本。わかっていても、ジョーンズの頭脳明晰の敏腕さに釘付けです。ハリソン・フォードを心配する気持ちより、ジョーンズの力に願う気持ちが強くなる作品。
追われながら真実を追究する困難さ
総合:75点
ストーリー: 70
キャスト: 80
演出: 75
ビジュアル: 70
音楽: 65
妻が殺された殺人事件の裁判なのに、上訴する場面もなく比較的短期間に死刑判決が出ているように思えるし、最初の設定はいくつか無理があるように見える。こうでもしないと次の展開の逃亡劇に進めないから仕方がないのだろう。
だが犯人に繋がる手がかりを求めつつ警察の追跡をかわすその後の逃亡していく展開は、常に緊張感があって楽しめる。事件の背景にある陰謀も明らかになってきて、ただの単純な殺人事件ではない複雑なサスペンスとしての謎解きがまた物語を盛り上げる。
トミー・リー・ジョーンズが食らいついたら離れないしつこい連邦保安官役を演じて、この追跡を迫力のあるものにした。主人公のハリソン・フォード、全体的には良かったのだが、妻を失った喪失感があまり表現されていないように感じた。裁判と逃亡に疲れてそれどころではなかったのかもしれないが、妻を失って悲しみにくれるとか犯人を捕まえてやっと妻への鎮魂になったとか、そんな場面もしっかりと作ってくれればと思う。逃亡と謎解きに多くがさかれすぎていて、そのあたりが弱いという印象が残った。
「私にはどうでもいいことだ。」
“冤罪によって裁かれた男が無実を証明する逃亡劇”という結構よくある題材ですが、かなり好きな作品になりました。
「医者の経験に基づいた機転」vs「保安官の経験に基づいた勘」でそれぞれの視点で真実に迫っていくのは最後まで緊迫感があったし、頭の切れる人同士の頭脳戦という魅力だけでなく、その二人のキャラクターがとっても素敵ですごく良かったです。
キンブルの自身の知識と経験を余すことなく臨機応変に使い分ける捜査はもうさすがの一言。
その中で優れた人柄が垣間見えるのがまたいい。(彼の人望あってこそできたこともありますし。)
フットボールの少年とのシーンは大好きな一コマです。
ジェラードはその“ボス犬”っぷりに痺れました。理想のボスです。
ジェラードの部下たちとのチームワークも絶妙でした。
キンブルのターンでハラハラ、ジェラードのターンでわくわく、作中ずっといい緊張感で観ることができました。
そんな二人の渋くて微笑ましいラストシーンは本作で一番好きな名場面です。
タイトルにもして、作中でも繰り返していた、ジェラードがキンブルに言った「私にはどうでもいいことだ。」はとても深くて重要な一言だと思います。
確かにキンブルが有罪か無罪かはジェラードの「脱走した囚人を捕まえる」という職務には関係のないことだし、
情や情報は線引きや取捨選択をしないと仕事だけでなく生きるのも大変です。
その人がどんな人であろうと赤の他人は普段の自分の人生において風景やBGMに過ぎなくて、
今日も広い世界のどこかで誰かが生まれてるし亡くなってるけど、そのほとんどを知ることすらない中、
自分に害または益がある可能性がでると途端に重要な登場人物になる。
ライトを当ててる部分が交差して初めて関心をもつ。
ある人の「全て」がある人にとっては「で?」とか「へー」でしかないのが世の中だったりする。
当たり前なんだけどその事自体の怖さと、そんな中で冤罪にかけられた場合の怖さを考えさせられました。
冤罪って決して物語の中だけの話じゃないし実際に苦しんでる人もいると思います。
キンブルのような場合になると、当たり前にできていた買い物ひとつ寝泊まりひとつが至難の業になって、その中で探偵も自分の力でやらなくちゃいけなくて、
非がないのに不便と孤独に苛まれてしまいます。
だから真相がだんだんニコルズに近づいていく時はやっぱりかーとおもいつつそれだけはやめてー!ってなりましたw
でもよくよく考えたら人間の世界には法や理性なんかの+@があるからこうなるだけで、
野生の動物たちは生きることがすでにキンブルの逃亡劇のようなサバイバルなんですよね。
生きやすいんだか生きにくいんだかわかりませんw
彼が改めてどんな罪でどのくらいの刑で裁かれるのかが気になります。
トミー・リー・ジョーンズもハリソン・フォードも40代(当時)の貫禄じゃありませんでしたw
渋くて素敵でした。
よくある娯楽作
無実の主人公が警察に追われながら真犯人を探す。本作自体はテレビドラマのリメイクだが、この構成自体は他にもよく見る気がする。
展開は、極めてご都合主義。
刑務所からの脱出の経緯も偶然?
ましてやダム?からのダイブで無傷生還はさすがにやり過ぎ。
犯人に至る過程もそれほど込み入ったものではなく、その程度なら初期捜査の段階でわかるのではと思ってしまったり。
ハリソン・フォードのアクションも、個人的にはなんかもっさりして見えるだが、最近の作品と自然に比較してしまっているからか。
とはいえ、いかにもハリウッド娯楽作なので、気軽に楽しめる。
自分は通勤時間を使って映画鑑賞なので、こういったレベルの作品が楽。
真相解明
妻の爪から夫の皮膚組織が検出されたとのセリフが有ったが、前の晩に激しい夫婦生活が営まれたシーンもないし、犯行時に爪を立てられたシーンも有りませんでした。
有罪にされた大事なシーンなのに省かれたのか?
あの高さからダムに飛び込むとは驚きです。
死ぬ気でなければ、とても出来ないですね。
義手に目を付けて調べを進めるなんて、警察より優秀です。
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