天地創造のレビュー・感想・評価
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なるほどアダムとイヴね。カインとアベルか、わっ!、殺しよった。ノア...
なるほどアダムとイヴね。カインとアベルか、わっ!、殺しよった。ノアの方舟か、動物入下船シーンとかよくこんなの撮れました、すごい。ここが1番面白かった。 休憩後が今一つ。バベルの塔からはあまり知らないのでどんどんと眠気が(笑) にしても、神って悪いやん!完全に選民やん。こんな神を信じてるの?「息子を捧げよ」と言われて捧げる、そんな人間にはなりたくないもんです。 宗教って、全て人間が作り出したもの。他人に支配されているのと同じです。
ソドムとゴモラの逸話は確かに原爆ですね。
ガキの頃テレビで見た。ウィキペディアでは、1978年の月曜ロードショーとの事。故荻昌弘先生の解説をなんとなく記憶している。
ノアの箱舟とバベルの塔は良く覚えていた。
ノアの箱舟の逸話はヒュー・ロフティングの『ドリトル先生と秘密の湖』と同じだと思った。ドロンコが出ているって、感動したのを覚えている。
バベルの塔のイメージが頭に焼き付いていたので、ピーテル・ブリューゲルの『バベルの塔』が好きになり、10年位前に日本に来た時、10回位見に行った。
『聖書』は何度か読んでみたが、『出エジプト記』まで読んで、挫折している。
当時のハリウッドならではの超大作
今ならCG組み合わせも可能だけど、1960年代これだけの大作はハリウッドしかなかっただろう。豪華な大スタジオと山岳地帯のロケーション、動物プロ、動員エキストラ、まさに夢をスクリーンに実現するような観客たちの感動は優に想像できる。記憶のかなたに、本作の劇場看板が蘇る。実体か何かの映像記憶か。 そうか、旧約聖書のエピソードをオムニバス的にしているのか。それはそれでためになった。 若きジョージ・C・スコット、エバ・ガードナーの美しさ、監督自らの軽妙な演技、色々な趣向があって大スケールだけでなく飽きさせないエンターティメントに仕上がっていると思う。
戒めか、教えか
『旧約聖書』を壮大なスケールで映像化したTHEハリウッド・スペクタクル超大作。 創世記の1章から22章までの有名なエピソード…と言っても日本人にはピンと来ないかと思ったら、 神による7日間の天地創造~あらゆる生命の誕生、 最初の人類アダムとイヴ~禁じられた果実を食べエデンの園追放、 その子カインとアベル~人類最初の殺人、 ノアの方舟~大洪水、 バベルの塔~塔の倒壊と世界や人々の分別、 ソドムとゴモラ~都の滅亡、 …などなどなど。 知識不足で終盤のエピソードのアブラハムと、その息子イサクの生け贄はほとんど知らなかったが、それでもよく知ってるのもあれば何となく聞いた事ある程度など、意外と知っていた。これも古今東西の映画を見続けている賜物。 本作だけでも聖書の勉強になる。 邦画でも東宝特撮が総力を結集した『日本誕生』があったが、何もかも桁違い。 開幕の天地創造シーンは、よくぞ見つけたと思う大自然映像の数々。 ユーモラスなのは監督ジョン・ヒューストン自ら演じるノア。本作で唯一のコミカル味付け。 動物たちが方舟に乗るシーンは極力本物。さすがに肉食動物は合成…って、本当に乗ってる?? 特撮を駆使した洪水シーンは圧巻。舟外から聞こえる流された人々の阿鼻叫喚は地獄絵図。 洪水シーンのみならず、バベルの塔倒壊、ソドムとゴモラの都の滅亡シーンなど、圧倒的スケール! ハリウッド・スペクタクルの醍醐味を充分に堪能出来る。 大抜擢された黛敏郎の音楽が素晴らしく、本作でオスカーノミネート。日本人として誇らしい! 肉親殺し、他者支配、征服、神の領域にまで手を伸ばそうとする人の強欲、傲慢。 しかし、それと同じくらい痛感する神の恐ろしさ。言い付けに背いたからと楽園追放。地上に人の悪が蔓延ると、大洪水で洗い流し、塔や都を滅する。極め付けは、純粋な子供を生け贄に…。 最後は救済。 これは戒めか、教えか。
壮大なスペクトル
かつて、信仰にかかわらず西洋の文化に触れる上で聖書については知っておいた方が楽しめるだろうという理由で、旧約聖書から読み始めましたが、挫折しました。 なので、この映画で旧約聖書を理解できてよかったです。 結局のところ神の教えは、快楽遊興にふけることなく、地道に耕して、子孫を残していきなさいということなのでしょうか。 神の声はどのようにしたら聞けるのでしょうか。信仰と自分について考えにふけることになりました。 長編でありますが、見応えがあり、心に余韻の残る映画でした。
ノアの方舟だけで大満足
天地創造に始まり、アダムとイブ、カインとアベル、ノアの方舟、バベルの塔、そしてアブラハムの物語としてソドムとゴモラ、イサクの生け贄などが描かれている。それぞれで大作映画になる題材ですが欲張ったものです。もっともノアの方舟で予算を使ってしまったのかバベルの塔やソドムとゴモラは端折っています。聖書に対して文句をつけるなんて不遜なのだが「ホモ・サピエンス全史」のユヴァル・ノア・ハラリによれば宗教の発生は集団を維持するための共同幻想、壮大なフィクションと言っている。確かに映画の中で描かれるのも天変地異や奇跡などスペクタクルであり天罰とご利益のコンビネーションの最たる事例かも知れません。全知全能の神ともあろうお方が血生臭い生贄好みや子殺しなどは頂けませんが並みの説法では当時の人類の野蛮性は御せなかったのでしょう。
ノアの役は当初チャップリンが候補だったのだが断られて監督自ら出演、神の声まで演じて大奮闘でしたが意外にもご当人は無神論者だそうです。今ならCGで簡単でしょうが生の動物たちの表情が素晴らしく驚きました、ノアの方舟だけで大満足です。ただ悪徳と退廃により神に滅ぼされたソドムとゴモラの都、硫黄で燃やされた筈なのにまるで原爆もどきの描写は引っ掛かります、音楽の黛さんは何も感じなかったのでしょうか・・。
わたしの場合は聖書の内容を詳しく知らなかったため、興味深かった
聖書のアダムとイーヴ、ノアの箱舟など、有名な話を詰め込んでいる。テンポが悪く、良い部分が見当たらない。ただし、わたしの場合は聖書の内容を詳しく知らなかったため、興味深かった。内容を知っている人には、退屈なだけだろう。
本当に恐るべきは
悪魔ではなく神。 久しぶりに観て初めて思った事。 昔も今も変わらず、神は常に人間を窮地に追い込んでは、信念を測っているように感じた。やっと授かった息子を生贄に差し出せなんて、悪魔以上の何物でもない。 神に愛される人間は、普通の信念では通用しない。
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