トランスフォーマー : 特集
「トランスフォーマー」の魅力のひとつは、スクリーンを縦横無尽に駆け巡り、華麗なるトランスフォームとド派手なアクションを繰り広げるロボットたちに他ならない。ここでは、そんなトランスフォーマーたちを、タカラトミーから発売中のアクションフィギュア(完全変形を再現)とともに紹介していく。(編集部)
トランスフォーマー紹介:オートボット編
まずは主人公サムと行動を共にする“オートボット”側のロボットたち。オートボットは正義と博愛を重んじるのトランスフォーマーで、敵対する“ディセプティコン”から彼らの生命の源<オールスパーク>を守るため、人間たちと共闘する。ゼネラルモータズ社とタイアップしているため、オートボットが変形する車は、オプティマスを除いて全てゼネラルモーターズ社製だ。
※各トランスフォーマーの拡大イラストはフォトギャラリーでチェック!
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| オプティマス・プライムはオートボットのリーダーだ。日本では「コンボイ」という名前が馴染み深いが、劇場版では海外と同じ「オプティマス・プライム」の名称が使われている。オリジナルアニメーション版ではボンネットないキャブオーバータイプのトラックからロボットへ変形していたが、劇場版ではボンネットのあるW900ケンワース社製18輪トラックに変更された。 これは製作総指揮を務めるスティーブン・スピルバーグの監督作「激突!」にオマージュを捧げたものだが、もう1つの理由がある。監督のマイケル・ベイはトランスフォーマーが変形するに当たり、変形前後で質量は変わらないというルールを設けた。このルール下でキャブオーバータイプのトラックを変形させると、ロボットの高さが23フィートになり、他のロボットより小さくなってしまったため、より質量の大きいボンネットのあるタイプに変更された。 声はオリジナルアニメシリーズと同じピーター・カレンが担当。また日本語吹き替え版も同様に、オリジナルアニメシリーズの玄田哲章が担当している。 |
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| バンブルビーは偵察活動を任務としており、主人公サムのボディガードとしての役割も果たしている。声帯機能が破損して話すことができないため、コミュニケーション手段としてラジオから流れる音声を利用する。中古の1974年式カマロからロボットに変形するが、ミーガン・フォックス演じるミカエラの、ある一言がきっかけで最新型の2009年式カマロから変形することになる。オリジナルアニメ版ではカマロではなく、フォルクスワーゲン・ビートルから変形していた。 |
アイアンハイド | |||||
| アイアンハイドは重要人物の警護を任務とする武器のスペシャリスト。GMCトップキック 4500ピックアップトラックからロボットに変形する。腕がミサイルランチャーになる他、低温の窒素から高温の鉛まであらゆる液体を発射する機構を持っている。オートボットの中でも最も長いキャリアを持ち、オプティマスのボディガードも務める。 アニメシリーズではピーターカレンがオプティマス・プライムの声とアイアンハイドの声の両方を担当していたが、今回はジョシュ・ハーネルがアイアンハイドの担当している。 |
ラチェット | |||||
| ラチェットはオートボットの治療を担当する軍医的な存在だ。そのキャラクターを反映してビークルモードではハマーH2がベースのレスキュー車へと変形する。オリジナルアニメ版では救急車へ変形していた。オートボットだけでなく人間の生態も熟知しており、劇中ではサムのフェロモンレベルの変化を感知し、彼がミカエラに好意を持っていることを暴露してしまう。 ラチェットの最大の任務は治療であるが、左腕に円盤状の鋸が装備されている他、右腕を機関銃を変えることできるなど、戦士としての資質も備えている。 |
ジャズ | |||||
| ジャズは戦闘のノウハウを熟知している戦士で、オプティマスの副官的な存在だ。ゼネラルモーターズ社の副会長であるボブ・ラッツが開発指揮を取ったことで知られるスポーツカー、ポンティアック・ソルスティスからロボットへ変形する。オリジナルアニメ版ではポルシェ935やマツダRX-8からロボットに変形していた。 |
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