レミーのおいしいレストランのレビュー・感想・評価
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不可能はない。夢は誰にだって見れる
Pixar映画は映像がとても綺麗で最高のアニメーションですが、第一印象でキャラクターが好きにぬれず、当作品もなかなか手を出せませんでした。
見出すと、もうPixarやっぱりすごいって感動。映像も綺麗ですし、アニメーションの夢溢れるワクワク感が止まりません。
主人公がネズミなので、抵抗があるかもしれませんが、とても可愛いです。
そしてレミーは本当に料理が好き。本当に好きなことがあるって素敵ですよね。夢があるって素敵ですよね。
ネズミだから?そんなことこのアニメの中では関係ありません(非現実的なところがアニメの良さ)。
楽しく本気で好きなことに打ち込む。自分の立場や能力など気にしてはいけない。大切なのは夢見ること。
美しい映像、微妙な脚本
『レミーのおいしいレストラン』(Ratatouille)
原題は物語の中で重要な役割を持つラタトゥイユとネズミ(RAT)をかけた
よく考えられたタイトルでそのままこっちでも良かったと思うんだけれど
分かりやすさから邦題もなかなか悪くない、がこういう時は副題にすべきだと思う
「Ratatouille ~レミーのおいしいレストラン~」とかね
料理が好きなネズミが料理が苦手なレストランのシェフと出会って代わりに料理をする物語
タイトルはよく考えられているが中身はそれほど面白くない
中途半端にリアルにする位ならいっその事魔法でもかけてネズミに喋らせたほうがいい
ネズミが料理できるくらい頭いいのに駆除しようとする人間とか破綻している
ネズミと人間の交流を描いた作品は「マウス・ハント」「スチュアート・リトル」があるが
「マウス・ハント」はネズミは一言も喋らない
「スチュアート・リトル」は喋れる
本作品は「ネズミ同士しゃべれるくせに人間とは意思疎通ができない」
「ペンなりなんなりで筆談でもすればいいのに!!」
見ている間中もうひとりの自分が頭のなかで叫びっぱなしである
面白いんですが、テーマがよくわからなかった。
絵はすごいし、ストーリーも、何度も盛り上がりがあってよかったんですけど、テーマがよくわからなかった。
いくらアニメとはいえ、少年ジャンプの友情
、努力、勝利ぐらいのテーマは欲しいです。
こういうのでよく使われるのが、あまり好きではないけれど、家族愛なんですけが、特に家族愛というわけでもないし、友情かというと、お互いに利用しあって、必要としているかもしれないけど、友情ってわけでもないような気がします。
特に努力しているわけでもないし、ところどころ勝利しているようだけれども、勝利ってわけでもないでしょう。
誰にでも才能があって、頑張れば夢がかなうってことかといえば、才能があるのはレミーだけで、特に頑張っているわけでもないし、成り行きで周りを騙してかなえているという感じで、そうともいえないでしょう。
かといって、ヒーロー物みたいに、正義は必ず勝つということでもないと思うし、どちらかといえば、正義ではないような気がします。
結局テーマがわからないので、感情移入できず、よくやったと感心もできず、今一つ面白くなかったのが残念です。
子供用に作ったものだとしても、はっきりしたテーマは欲しいです。
食べ物屋に絶対いてはいけないネズミを主役にする面白さ
なんとお洒落な映画だろう。料理の質感とか、乾いたときと濡れたときのネズミの毛の違いとか、CGアニメの技術面は申し分なし。
だが、そんなことより、映画の持つ醍醐味、ハマりこむアクションとドタバタ、吹き出してしまうギャグ、ホロッとくるエンディング、三拍子揃った最高の娯楽作。最近、映像に懲りすぎてこういう作品が少ない。文句なしに今年いちばんの面白さ。(2007年7月)
食べ物を扱う店に、ぜったいにいてはいけないネズミを主役にする面白さはアニメならではだ。
衛生のため、ネズミたちをまとめて食洗機に掛ける場面には思いっきり吹いた。前の席の方、ゴメンナサイ!!
音楽もいい。けしかける(挑戦的)ようで、それでいてオシャレな旋律とアレンジだ。
『誰でもシェフになれるわけではないが、誰がシェフになってもおかしくない』
あらゆる人(ネズミも含めて)にチャンスがある。グストーの「誰でも名シェフ」に込められた真意を、料理批評家のイーゴとともに咀嚼して、ラストをハッピーにキメる手際は、まさに5つ星。
原題は「Ratatouille(ラタトゥイユ)」。最後に出てくる南フランスの野菜煮込み料理だが、馴染みのない名称を「レミーのおいしいレストラン」とした日本スタッフのセンスのよさにも拍手。
安心して楽しめます
あいかわらず、ピクサーアニメにハズレなし。
予想外の展開はそんなにないけど、安心して楽しめます。
監督は「Mr.インクレディブル」と同じブラッド・バード。その他のピクサー作品とは、微妙に感じが違って、どちらかというと他の作品の路線の方が好みですが、「レミー~」と「Mr.~」だと「レミー~」の方が好きです。
そして、ピクサーアニメおなじみの同時上映の短編も、あいかわらずよくできています。
♪ネ~ズミ、ネズミ、ネズミ!♪
ディズニー&ピクサー最新作。これまで数々の映像マジックで驚かされてまいりましたが、今回はその設定で驚かされました。そうです、ディズニーなのに主役は“ミッキー”という名前ではないネズミ。しかもコイツが料理をするってんだからね~。
『ネズミが料理』と聞いて、一体どんな感じに仕上がるんだろう?と思っておりました。基本的に厨房に存在していたらイケナイ動物ですし、しかも事前の映像(予告編など)を見る限り、最もキッチンにいてはいけない“ドブネズミ”じゃございませんか!こんなん大丈夫かいな?と心配してたのですが、実際に映画を観てみるとコレが愛らしいし、カワイイんですよ!出てくる料理もホントに美味しそうに見えますし、ストーリーも決してお子様向けでなく、結構ヒネリも効かせてあって、とても楽しめました。特に料理センスゼロのリングイニ(この時点で、シェフを志望することがまちがってる!)をレミーが如何にコントロールして料理を作っていくのか?てシーンは、『んなこと、ムリに決まってるがな!』とツッコミを入れつつも楽しませてもらいました。
実写でネズミが料理してる(いや、出来ませんて…(^^;)映像なんてのは、恐らく“不潔!”ってことになってしまうと思うのですが、このアニメならそういうこと度外視で安心して観ていられますので、字幕版・日本語吹替え版共にこの夏家族でお楽しみになれる映画ですね。
Surprised!
「家族なんだから、○○してもいいのよ」の物語に感動するひとは多い。この映画の主人公であるレミーは、もちろん家族を愛しているけど、それ以上に、自分が料理人であることに誇りを持っている。家族でもなんでもない批評家に、一皿の料理を差し出し、判決をくだされる覚悟があるのだ。だからわたしは、その批評家がレミーの目をみて「Surprise me!」と言ったとき、感動せずにはいられなかった。
「わたしを驚かせて」。それはつまり、「本気出していいよ」ってことだ。「本気出していいよ」「全力でぶつかってきていいよ」って誰かが言ってくれるとき、躊躇なく泣き出してしまいそうにうれしくなるのは、何故なのだろう。わたしたちはそのとき初めて、ああ、ここに、ほんとうのともだちがいた、と思う。
でもそれがもし、「家族なんだから、本気出していいんだよ」とか、「家族なんだから、本気出さなくていいんだよ」だったら、とってもとってもつまらない。だってそれじゃ、いつまでたっても、新しい力に出会うことが出来ないのだから!
家族のよろこびも、新しい世界への挑戦も両方描くということは、とても難しいことだと思う。それに、あの大勢のねずみ! 観ていてやっぱりぎょっとする。その、ぎょっとする感じを残しながら、それでもレミーがシェフになれたということに不思議なリアリティがあって、すごい!
ピクサーの王者たる所以
同じ配給元のあのネズミを連想させないよう、主人公のレミーは極力擬人化されず、普段人間から忌み嫌われる対象である鼠として描かれる。パッチリと大きな目はご愛嬌だが、毛色は不衛生を思わせる澱んだ青で、全体的なデザインも“可愛い”というコンセプトからはかけ離れている。映画のマーケティングを考えれば致命的ともいえる決断により、この映画のユニークな方向性が決まった。まずマーケティングありきの映画製作から脱却したブラッド・バード監督の英断により、“自分の人生は自分で選択して決めるもの”というテーマが説得力を増す。
ネズミが料理する、というファミリー受けしそうなシンプルなプロットの上に立ちながら、マーケティングよりも作品の質を重視する。ピクサーの王者たる所以か。
この映画を嫌いという人とは仲良くなれない気がします。
この映画は本当に良かった。始まりからラストまでずーっと良かったです。なんて上手い映画なんだろうと思いました。こういう幸せな映画が好きです。
きっとこの映画を嫌いだという人とは友達に慣れない気がします。
それくらい良かった。
おなかがすきました。
レミーがとにかくかわいい!パリの風景もまるで実写のようで、自分が行ったときのことを思い出しました。
食事の描写もとてもリアルで製作側の苦労がしのばれます。
特にレミーと、レミーの父親や兄弟との価値観の違いに関して、私はすごく考えさせられました。
ワクワクしたりはしないけど、でも最後には幸せな気持ちにさせてくれる映画。
映画館を出た後には、おいしいものが食べたくなりました。
美味しい=幸せ
スピーディーなアクション,チェイスシーンにワクワク。
美しいパリの夜景に息を呑み,
美味しそうを抜群に表現した映像に生唾。
見事な映像のクオリティに五つ星!
リングイニの無個性,
コレットとの恋など,
ありきたりな方向に進む中盤に退屈を感じるも,
レミーの気持ちに共感する導入〜前半と,
リングイニが個性を見出だすクライマックスの展開は素晴らしい。
イーゴの批評,ものすっごい名文!!
感想を書く者として思わず居住まいを正す。
幸せな居場所を見つける小粋な終わり方が好き。
満腹感ではなく幸福感を味わえました。
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