ザ・シューター 極大射程のレビュー・感想・評価
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典型的なアメリカ映画
主人公がアメリカ政府、権威、汚職を相手に戦うという典型的なアメリカ映画。個人的にマークウォールバーグが好きなので、評価にバイアスがかかるのは否めませんが、なかなかいい映画だったと思います。アメリカの民主主義とは何か、正義のための犠牲は仕方ないのかというお決まりの問いかけがあって、警察国家としてのアメリカが孕んだ矛盾によって苦しむ主人公を描いています。だいたいこういう映画のヒーローは退役軍人ですが、軍で学んだテクニックが細かいところで披露されてて、個人的にはそこが好きでした。終わり方も、悪を一網打尽にして終わるという感じでしたが、綿密な作戦や、あるFBI職員との協力、警察からの逃走シーンなど見所が多くて見応えがあったので、高評価です。
爽快スワガー!
5年くらい前に1度観ていて、2度目の鑑賞。やっぱり面白い!ガンシューティングアクション、サバイバル、多勢に無勢な劣勢からの反撃、残虐行為の悪質さ、圧倒的権力を持った敵の存在感、社会情勢と社会風刺(アメリカ批判)、緊張感の持続、カタルシス…全てにおいて、最高レベルで満足のいく作品。超オススメ映画です!
犬は大切に
無実の罪をきせられた元軍人の“倍返し”のお話です。
映画は125分なのですが、体感時間は15分です(笑)
それくらいテンポがいい。裏切られて、これから先がまったく読めなくなるイイ緊張感を維持し、終始画面に釘付けにされます。また、極限状態に陥ったときのマーク・ウォールバーグの演技が良かったですね。
警官に撃たれた箇所を自分で応急処置するシーンなんかは彼の表情だけで痛々しさが伝わりました。
また
軍で鍛え上げた肉体や頭脳を駆使して、裏切った者たちを、今度は主人公が追うという展開がおもしろかったですね。
狙撃シーンもよくできていました。
個人的には新しい相棒とお利口な犬がお気に入りです。
いい映画でした。
おまえはゴルゴ13か!!
ゴルゴ13を凌駕する腕前で、敵をバッタバッタと倒していく痛快アクション。
凄く爽快に見れて、悲壮感は無し。
マーク・ウォールバーグはパッと見、スナイパーに似合わ無い感じだ。だが、この似合わないのが、主人公に対して頑張れの気持ちになり、期待をかける効果になっている。これを如何にも軍人ぽい、ごつくて荒々しい主人公にしたら、やって当たり前でしょうで見てしまうから、面白さが半減してしまう。
主人公の抜擢に、悪役のキャスティングも良い。
有名な原作らしいが、映画は単純なアクションもの
総合:70点
ストーリー: 65
キャスト: 75
演出: 75
ビジュアル: 70
音楽: 70
原作は読んでいないが、映画とは随分と違うようである。物語の設定やサスペンス的なものなんかは単純化され、活劇と主人公側の正義の完遂というものが強調されたものになっているようだ。ほぼ孤立無援の状態で悪の巨大組織と戦っていく姿は、物語だけ見れば従来の普通のアメリカの活劇映画と大差はない。
活劇はなかなか洗練されているように思う。しかし雪山の上での場面はどうだろう。どうやってあそこに登り身を隠し相手が来るのを待っていたのだろうか。どうやって隠れた敵の狙撃者を見つけたのも気になった。だが全体的には活劇映画として楽しめる。
結末は気に入らない。こんな単純なことでいいのだろうか、今までの物語は何だったのかと思う。この部分だけいきなりB級映画になった感じがする。
シューターと言うよりスナイパーだよね。
ガンマニアの自分には非常に白い面白い作品でした。大型のスナイパーライフルでヘリを落とすシーンがあったり、敵のスナイパーが東欧の内戦で大勢のまず、一人を殺さずに撃ち、動けなくなった人間を助けに来るのを射殺する件は戦争好きな方にはおなじみの話だと思う、そんなプロットがちりばめられていていい作品だと思います。脚本も中だるみもなく最後まで楽しめたし、マーク・ウォールバーグいいです!個人的には「ボーンシリーズ」よりこっちの方を続編作って欲しいくらいです。ダニー・グローバーはどっちかというと「リーサルウェッポンシリーズ」の人のいいおっさんのイメージが強かったのですが本当に嫌味や悪役を楽しそうに(見えただけですが)演じています。戦争が絡んだ作品ではスナイパーに焦点を置いていてでも陰謀、アクションも含んだ見ごたえある作品です。戦争モノ好きなら観るべし。
導入部はいいが、後半は興醒め
前半は、1キロ以上の距離から標的を打ち抜くという本能的興奮を刺激するだけでなく、科学的な理論展開もあって面白いが、後半は追い詰められた主人公がただの殺人マシーンになってしまい、やや興ざめ。全体に、ストーリーの上っ面だけを舐めていったような作り。
ここは、B級作品と割り切って観た方がいいかも。
だまされちゃっていいの
ものすごいスナイパー
大統領暗殺阻止のために、尽力しようというのに、なぜ、嵌められてしまうのでしょう。
まー、それがなければ、物語は始まらないのですが。
主人公は、狙撃の名手なのに人間的なところがよいです。
それにしても、組織は汚いね。
まあまあ
どっかで見たような映画。
可もなく不可もないってとこでしょうか。
最後黒幕が裁かれないところは腑に落ちませんが。
もう少し短く編集したほうがよかったんじゃないかな。
ただ射撃については丁寧に触れられているので、射撃や銃が好きな人にとってはおもしろかったのかも。
スパイシーエンターテイメント
楽しく鑑賞できます。アクションにしてはちょっと時間が長いかな・・・
スナイパーの話という事で、自分が期待していたのはゴルゴ13的なサクサクと仕事をこなすプロフェッショナルなスナイパー像を描いていたのですが、まぁほとんどランボーでした。
スナイパーでしょ・・・?って突っ込みたくなるほど動くし、強いし・・・
あと、なんでほんの少しロマンスを入れるのかが分かりません。
親友の嫁とちょっと良い感じになんでなるのか・・・?
んー自分の想像していたモノとは違いましたが、これはこれで楽しめる娯楽作品です。
何より、アメリカ万歳的内容でなかったのが良かったです。
ちょっと、スパイスが効いたエンターテイメントです。
こんな映画じゃ、イヤ
原作に小細工しているのが、どうにも許せない。中途半端であやふやな時事ネタなんか入れるんじゃね、ラストを変えて安直な映画で終わらせるんじゃね、なんて口汚くののしりたい気分。アメリカでヒットしなかったのが納得できる仕上がりだと思うけど。
原作を読んでいないとこの映画おもしろいの? へんてこな時事ネタがストーリーの中核になっていても?
大統領でなく大司教が暗殺された理由はわかるのこの映画で?
見応え十分。
2000年「このミステリーがすごい!」海外作品部門第一位となった、スティーブン・ハンターの小説が原作。とってもアメリカっぽいアクション映画です。
原作との違いは、まず主人公の設定。ちょっと前なら、この手の元海兵隊員といえばベトナム帰りで、原作小説もその通りの設定なのですが、21世紀にもなると、流石にいつまでもベトナムを引っ張っているわけには行かないようで、映画での設定は、アフリカの秘密作戦帰りと言うことになっています。それともう一つが、主人公ボブ・リー・スワガー(マーク・ウォルバーグ)が陰謀に巻き込まれていくその過程ですが、原作ではある特殊加工の施された新開発ライフルの試射という事になっていますが、映画のほうでは、大統領暗殺阻止のためという事になっています。あと、ラストシーンですかね。原作では法廷のシーンになっていますが、映画では大きく違っています。この辺が、原作と映画の主な違いですかね。。
単なるアクション映画には留まっていません。アクションサスペンスと言うジャンルですが、確かにサスペンス。大きな組織の陰謀に巻き込まれているので、誰も見方が居らず、スワガーはしばし、一人での戦いを強いられます。しかしそのスワガーも、ランボー張りの荒唐無稽の超人と言うことではなく、高度な訓練を受けた非常に有能な元兵士と言う描かれ方なので、それほど「それは無いよ!」と言う感じは受けません。むしろ、次はどうなるのかと、ドキドキハラハラさせられます。その意味では、「このミステリーがすごい!」第一位と言うのも納得です。
ダニー・グローバーの役柄にかなり意外感があります。彼は、警官役などが多いですが、こう言う悪役は少ないんじゃないかな。その為か、低い声で、若干聞き取りにくいしゃべり方でした。
かなり頻繁に人が死んでいくシーンがあります。狙撃がほとんどなので、あっけない死に方ですけどね。それでも、私はそれほど嫌な感じはしませんでした。それと、何故だか判りませんが、ほぼ現代の設定のはずなのですが、そうは感じませんでした。それは、この物語の重さなのか、それとも、シリアスな映画のためなのか・・・。スワガーの家のシーンで、机の上に ”9/11” と書かれた本があったので、それ以降という設定だと思うんですけどね。アクションですが、脳みそ筋肉と言うばかりではなく、きちんとサスペンスの要素もあり、見応えのある映画だと思います。
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