ザ・シューター 極大射程 : 映画評論・批評

ザ・シューター 極大射程

劇場公開日 2007年6月1日
2007年5月22日更新 2007年6月1日より日劇3ほか全国東宝系にてロードショー

“B級ヒーロー”に徹したマーク・ウォールバーグがいい

画像1 (C) 2007 by Paramount Pictures. All rights reserved.

マーク・ウォールバーグ演じるボブ・リー・スワガーのキャラクターがいい。元海兵隊の特殊部隊の狙撃手で、腕前は「ゴルゴ13」級。しかも“生身の人間”っぽいサバイバル術も身につけている。「スリー・キングス」→「ミニミニ大作戦」→「ディパーテッド」と増幅されてきたウォールバーグのイメージの集大成ともいうべきマッチョなヒーローであり、スタローンが演じたジョン・ランボーというよりは、チャック・ノリスが演じたブラドック大佐(「地獄のヒーロー」シリーズ)にも似て、何から何まで“B級アクションヒーロー”に徹しているのがいい。

主人公が軍隊出身なのに、左利きの狙撃手として登場する(軍用の銃器は本来右利き用なはず)など、ツッコミの入れどころ満載な、B級映画テイストも魅力の1つだ。アントワン・フークワ監督は、骨太なアクション映画の中に復讐のテーマを織り交ぜ、正攻法のサスペンスとしてグイグイ攻めまくる。そして、 JFK暗殺のからくりも暗示し、戦争には正義はないと説いてみせる。シンプルな構成だが、実は全体に“ひねり”も効いているのだ。

孤立無援状態で戦う主人公を助太刀するFBI捜査官のマイケル・ペーニャも含め、ボブ・スワガーの活躍をシリーズ化してほしいものだ。

佐藤睦雄

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3.5 3.5 (全31件)
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    奥嶋ひろまさ 奥嶋ひろまささん  2018年4月17日 09:28  評価:3.5
    このレビューに共感した/0人
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    pose0101 pose0101さん  2018年4月4日 14:54  評価:4.0
    このレビューに共感した/0人
  • すごいおもしろい。こういう主人公が嵌められた状況で助けてくれる人物... すごいおもしろい。こういう主人公が嵌められた状況で助けてくれる人物は本当に良さそうな人がキャスティングされますが、ケイト・マーラとマイケル・ペーニャが良かった。公開はずっとあとだけどオデッセイの... ...続きを読む

    yonda? yonda?さん  2017年12月18日 18:16  評価:4.5
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