グリーンマイルのレビュー・感想・評価
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一見の価値アリ
率直な感想、、、感動しました。
僕はトムハンクス扮するポールの、パーシーに対する対応に学ぶものがあると思いました。なにかと失態をしでかすパーシーは一向に反省しない。そんなパーシーにポールの仲間たちは感情的になります。しかしポールは寛容性でもって受け止めます。
僕はこの何気ないシーンに感動しちゃいました。
すいません、完全に話の筋と違うところで感動してしまった僕ですが、内容はシンプルで最終的には涙を流してしまいました。
ので、一見の価値はあると思いました。
超絶に雑(笑)。
誰にでもお薦め出きる良作
人それぞれ感性の違いがあるので映画のお薦めは難しいと思いますが この作品は10人中9人は良いと感じると思います
現に中.高生.職場の同僚.高齢者にお薦めしましたが皆 良作と言っておりました
若干 目をつむってしまうシーンもありますが一度は観なけゃ損な映画ですね
リアルな感情
まず、ボスの性格のナチュラル加減が好きです。
まっすぐに、今の現状を察しながら何が正解か、自分の感情はどうなのかを考えてのリアルな行動。
ボスの全ての感情において、理解出来る所が、親近感もありとてもすきでした。
そしてこの映画の演出の仕方が本当に素敵です。
電気や、ねずみさん、口から吐くもの。
全ての演出において、理由があるように感じ、無駄ひとつありません。
演出として観客の人などをだすシーンは一つもなく
グリーンマイルだけの世界観があり、とても入りやすいです。
※ネタバレ※
コーフィはとても優しい男性です。
ですが、悪い男に罰を与えてしまうシーンがあります。
一瞬、コーフィなんでそんなことしたの!?
と思いましたが
コーフィはまっすぐにまっすぐにしか生きれない人で、
だからこそ、とてもこの力に苦しんでいままで生きてきたのだと感じました。
※がっつりネタバレ※
ボスが、「一緒に逃げないか?逃げれるところまでいってみないか?」というシーンがあります。
このセリフには、終わりがあり、
いつか捕まってしまうことはなんとなく表されています。
自分の人生が終わってでも、死刑には出来ない、という感情が強く感じました。
この人を助けたい、よりも。
同情などは一つもなく自分の感情だけで
そこまでできるボスがとてもリアルで
なんとも言えません。
コーフィは、この話を断りました。
とても、辛い、と。
それを聞いたとき
私の感情としては
早く楽にさせてあげて、
自分はコーフィの全てを一生記憶の中に生きさせてあげることがいいのではと思いました。
とても辛いですが、ボスはその後は、
私と同じことを思ったとは言いませんが
まぁ似たようなことを思い、受け止めたと思うと胸が苦しくなり
とても印象に残っています。
死刑のシーンは、もう号泣でした。
最後まで受け止めなければならないボスと
無実でも死刑されてしまうことを受け止められてるコーフィの二人の感情が
ずきずき伝わってくるようで涙が止まらなかったです。
電気がばちばちなり、ボスがまっ暗闇の中で光が散りばめられるシーンがありますが
その光景通りの感情を襲われて、その時が一番泣いてました。
このように演出される映画は
その空気に包まれてくような感情になり、好きです。
ラストのラストで、
コーフィを死刑にした罰が下されている
毎晩死ねるように願っている
というようなシーンがありますが
私としては、
コーフィからの贈りもので、
一生コーフィを忘れないようにくれたものだと思いました。
ねずみさんも生きていて、
コーフィはいろんなものを残していったなぁと思いました。
ボスの、早く死にたい。と思う所も
リアルでボスらしくて素敵だと思いました。
生と死について何か伝えてるのはとても分かりますが
そこは私には残念ながらまだ考えさせられるところがわからず
さらーっと流れていったので、スルーしますが、
とても悲しく重い映画を
昔の思い出を浸るように話が進んでいき
このように終わらせたこと、
ラストを少し軽くしてある所がお気に入りです。
.*・゚ 読んでくれた方ありがとうございました.゚・*.
最後は泣きます
コーフィの事は理不尽すぎて納得は出来ないですが、生き方について教わった気がします。世の中理不尽な事が多すぎますが、自分自身真面目に人に優しく思いやりを持って後悔しない生き方をしたいなと思いました。
ジョン・コーフィーの姿がすべて
ずいぶん前にDVDを観たのですが,先日クロエ・グレース・モレッツ主演の「キャリー」を観てキングの原作「キャリー」を再読し,その流れで「グリーン・マイル」も再読。そこから映画版へと至った次第です。
映画版は原作をおおむね忠実に再現していますが,細かな心理描写は原作小説の方が勝っているため,感動も原作に軍配が上がります。
とはいえマイケル・クラーク・ダンカンが演じるジョン・コーフィーの巨体が拝めるだけでもこの映画は一見の価値あり。ミスキャストで原作のイメージをぶち壊してしまう映画は多いですが,その点「グリーン・マイル」は心配無用。トム・ハンクス演じるポール・エッジコムもばっちりです。
うーん
ファンタジー感は予想してなかっただけに出して欲しくなかった。あの巨大さだけで十分不思議な存在感だったのに。不思議な力を法廷で使えなかったのか?と冷めてしまった。キャストはみなぴったりでよかった。
3時間まったく飽きずに観れてしまった点
死刑囚の描き方は面白いのだが
総合:60点
ストーリー: 50
キャスト: 65
演出: 70
ビジュアル: 65
音楽: 60
刑務所内の雰囲気や死刑を目前にした死刑囚たちの心境の描写とかは良かったのだが、どうもそれ以外で納得が出来ない。S・キングの原作は何がいいたいのかわからないことが時々ある。
マイケル・クラーク・ダンカン演じるジョン・コーフィの持つ超能力はいったい何? あれだけの力を持ち且つ人を助けることを厭わない性格であるならば、いくら差別の強い時代・地域とはいえ支持者・理解者が少なくとも同胞の黒人たちから出ていたでしょう。実際、白人の刑務官たちからすら短期間であれだけ支持されたわけだし、刑務所に入れられて初めて彼の理解者が出たというのがわからない。人生を終わらせたいと絶望するほど孤独でひどい生活をおくってきたというのは信じ難い。
それにそんな不幸な人物が、何故ひどい生活のために汚れてやせ細った体ではなく、あれだけの筋肉・体格で登場できたのかとも思う。プロレスラーのような筋肉維持するのってどれだけすごい鍛錬が必要なのかを、格闘技経験者の私は知っているので。どう見ても普段から栄養価の高い食事をして毎日長い時間かけて筋トレしていますという体でした。
そもそもこの刑務所の話で、そんな超能力者が出てこなければならない理由があるのだろうか。世間での高評価と異なり、私には役割も見た目も違和感ありまくりの人物でした。
また最後のトム・ハンクスの運命についても理解できなかった。何故彼だけがそうなったのか、彼はどうなるのか、それにどんな意味があるのか。釈然としません。
みえない力
小さい頃は観るたびにボロ泣きさせられてとにかく大好きな映画でした。
最近また観ると、昔のような感動はないけれど、良いなぁとしみじみ。
刑務所の悪者の二人はザマーミロな結果だけど、善人代表のようなジョンコーフィーがそういう事して良いの?そこがちょっとモヤっと。
この世界のダメなところを教えてくれるかのような作品
友達に勧められて借りた作品 泣けると言われたが泣けなかった 本来オレの方が泣くんだが、泣きの観点が違うみたいだ 幸せにする力を持つものが死に親戚のコネを傲慢に使う意地汚いやつが生きている(まぁ結局制裁はくだったが) なんて悲しき世界かな
生きることがいやになった
ジョンが最後に言っていたセリフ、「生きることがいやになった」
「生きていたくない」という言葉が頭の中に残っている。
世の中には、パーシーのようなイヤな奴もいるし、ビルのようなどうしようもない奴もいる。
その一方で、ハルの奥さんのような人が病気で死ななければならないようなことになる。
そんな世の中をみて、また、ジョンのように余計なものまで、見えてしまう、感じてしまうと、ああいったセリフがでてくるのだろう。
それぞれのグリーンマイルを歩む
勝手にキング原作映画特集3。
今回は『グリーンマイル』。
タイトルは、主人公ポールが看守を務める刑務所内にある、
牢獄と処刑室を繋ぐ緑色の床の道のりを指している。
つまり、『死への道のり』。
あらすじ等については作品紹介ページを参照されたし。
『ショーシャンクの空に』『ミスト』そして本作を
手掛けたフランク・ダラボンは、キング原作映画化
にかけては随一と言って良いかも知れない。
長大な原作を3時間弱にまとめてみせた彼はやはり
只者ではない。『双子殺人』の真相に関する
ややご都合主義な展開が際立った感はあるが、
それでも原作を忠実に映像化した彼には感謝しきり。
トム・ハンクスを筆頭に、役者陣も見事な演技を
見せる。勿論、小っちゃなウィリー君もね。
だが原作ファンとしては、
映像化して欲しかったシーンがひとつ足りない。
物語の鍵を握る巨躯の黒人ジョン・コーフィだが、
実は原作には、映画での彼の“結末”の後にもう一度、
彼が登場する場面がある。
ポールがコーフィから受け取った“力”が決して
救済などでは無かった事をまざまざと見せつける
この場面で、僕は滂沱の涙を流した。
『グリーンマイル』は人生の過酷さを描いた映画だ。
人は生き続ける限り、他者の、時には
愛する者の死を見守ってゆかねばならない。
それはある意味で自分の死を遥かに超える恐怖だ。
だが何故だか僕らは、その恐怖を目の当たりにして
なお、この人生から離脱する事を躊躇し続ける。
“死への恐怖”という言葉だけでは説明しきれない。
“生存本能”という言葉も完全に適切ではない。
何故だか僕らは、
『それでもこの長い長い人生を歩み続けねば』という
原始からの“義務”のようなものを心に抱えて生きている。
映画の最後、埋葬を見つめながらポールが語る言葉は
あまりにも、あまりにも切実だ。
「神よ、グリーンマイルは時に、あまりに長過ぎる」
だが本作は絶望の映画ではない。
僕らが人生を棄てきれない理由も
また数多く描かれるからだ。
恋人、家族、友人。僕らを微笑ませてくれる何か。
現在、そして未来の、何か美しいもの。
失っても失っても、生き続ければ希望が
あるかもしれないという拙い希望。
僕らを生かし続けるのはそんな、意識にも
上らないほどの微かな希望なのかもしれない。
長かれ短かれ、僕らは皆それぞれのグリーンマイルを歩む。
行き着く先が同じなら、できる限り顔を上げて歩め。
<了> ※2012.05初投稿
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余談:
死刑囚ジョン・コーフィを演じた
マイケル・クラーク・ダンカンは
2012年9月に逝去。まだ54歳だった。
彼をこの役に推薦したのは『アルマゲドン』で
共演したブルース・ウィリスだったそうな
(ダンカンが来日した際には「日本はどうだ?」
と電話をかけてくるほど仲が良かったらしい)。
彼の見る目は確かだったと思う。
見上げるような巨躯に、いつも涙で潤んだような瞳。
そして全身から滲み出る、あの優しげな雰囲気。
原作から抜け出たかのようなはまり役だった。
まだまだ貴方をスクリーンで観たかったのに。残念だ。
「特別な力」は人を不幸にするのか?
大恐慌時代のアメリカ。
主人公が看守主任として勤務する刑務所に黒人の大男が収容されます。幼い女の子2人を殺害した罪で死刑を言い渡されたその大男は、殺人犯とは思えないような心の優しい人物でした。しかも、主人公の持病を吸い取って治してしまうという不思議な力を持っていました・・・。
大男と看守達は次第に心を通わせていき「情」が生まれます。
しかし「その日」は確実に否応無く迫ってきます。
無実だったということが判った後でも、大男は言います。
「もう、いいんだ。ひどく疲れた。」
人種差別が酷かった時代。彼はどんな気持ちで生きてきたのか?
「癒しの力」を授かった大男は、その力で周囲の人々を幸せに出来たはずなのに、何故こんなことになってしまったのか?
あまりの理不尽な結末に涙が溢れます。
大男の「命」を吹き込まれ、長い「グリーンマイル」を歩くことになった主人公ポールと鼠のMr.ジングルス。
それは、大男を救えなかったことへの「贖罪」なんでしょうか?
それとも、大男と心を通わせた「お礼」だったんでしょうか?
考えさせられます。
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