ストレイト・ストーリー

劇場公開日:

解説・あらすじ

アメリカ・アイオワ州に住む73歳のアルヴィン・ストレイトは、娘のローズと二人暮らし。ある日、10年来仲違いしていた76歳の兄ライルが心臓発作で倒れたという電話が入り、アルヴィンは兄に会いに行くことを決意する。ライルが住むウィスコンシン州までは560キロ。車で行けば1日の距離だが、何とアルヴィンは時速8キロのトラクターで旅に出た。

1999年製作/111分/アメリカ
原題または英題:The Straight Story
配給:コムストック
劇場公開日:2000年3月25日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第52回 カンヌ国際映画祭(1999年)

出品

コンペティション部門
出品作品 デビッド・リンチ
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映画評論

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映画レビュー

3.5心地よい裏切り

2025年2月19日
PCから投稿

 Dリンチのファンを名乗りながらこの作品はノーマークでした。カルトの代名詞だと思ってましたがこんなハートウォーミングな作品があったなんて・・・不覚です。映像はやっぱりなんと言ったらいいのかわからないけれど彼独特のもので、いつアクシデントが勃発するのかとドキドキして観てましたが、出てくる人出てくる人いい人ばっかり。心地よい裏切りです。
 もう一つのサプライズがSスペイセク。Bデパルマのキャリーの役があまりにも強烈でトラウマの境地にたたきつけられずっと封印していましたが、これまた、この作品ではとってもいい人。私のトラウマも無事、成仏できましたとさ。

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おまつ

4.0レストインピース デビット・リンチ

2025年2月3日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

四半世紀前の映画なのに
全く古さを感じさせず
登場人物全てが優しく
こんな世界があったら良いのに
という気持ちになる。

アルヴィン・ストレイトさんによる実話だったのも
公開後に殺到したテレビ出演のオファーを断ったのも良い話。

全世界が夜中に独りで見るべき良い映画だけど
デビット・リンチはどう思ってるんだろうね?

それではハバナイスムービー!

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きーろ

3.5デビッド・リンチ追悼

2025年1月21日
スマートフォンから投稿

と言っても、全然映画マニアでもないしデビッド・リンチなんて名前はなんとなく聞いたことあるけどぉ〜…くらいしか知らない監督。
イレイザーヘッドとかツイン・ピークスとかマルホランド・ドライブとかの監督らしい。イレイザーヘッドは見たことあるな。けど、どんなのか忘れたな。
さて、この映画だけど、そういったデビッド・リンチ監督の作品とは趣が異なる彼にしては珍しい作風らしいです。
いわゆるロードムービーです。
まぁ何ていうか、カールじいさんのトラクター版みたいな感じでもあり、どこか老人と海にも通じるような雰囲気も感じられました。
いわゆるアメリカ文学に有りそうなテーマを扱ったような、熟年期以降の人間にしか響かない作品かも知れない。
まったりのんびりコーヒーかビールでも飲みながら一人で観たい作品ですね。
好きですよ、こういうの。

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opencar

5.0いい映画観たければどうぞ

2024年9月17日
PCから投稿

トマトで評論家・一般共に90%超え、iMdbでは8.0点ですから、よほど斜に構えた人でない限り、万人にオススメの傑作です。

ゆったりしたセリフ、ゆったりした演技、ゆったりした音楽、ゆったりした展開、そしてゆったり動く耕運機、全てがスローに進みます。

エピソードの総てが、全てを語らずに余韻を残してフェードアウトしてゆく演出が抒情満点です。道中の風景を俯瞰的に移すシーンが何度も挟まれ、ロードムービー特有の旅情も漂います。

偏屈なリンチ先生も本気を出すとこんなアメリカの良心のような作品を作れる、ということですね。

前半だけに登場するキャリーもさすがの演技力を発揮して好感度MAXです。

ハリーとトントとかドライビングミスデイジーあたりを思い出すような素晴らしい作品です。

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越後屋