ストレイト・ストーリー

劇場公開日:

解説・あらすじ

アメリカ・アイオワ州に住む73歳のアルヴィン・ストレイトは、娘のローズと二人暮らし。ある日、10年来仲違いしていた76歳の兄ライルが心臓発作で倒れたという電話が入り、アルヴィンは兄に会いに行くことを決意する。ライルが住むウィスコンシン州までは560キロ。車で行けば1日の距離だが、何とアルヴィンは時速8キロのトラクターで旅に出た。

1999年製作/111分/アメリカ
原題または英題:The Straight Story
配給:コムストック
劇場公開日:2000年3月25日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第52回 カンヌ国際映画祭(1999年)

出品

コンペティション部門
出品作品 デビッド・リンチ
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映画評論

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映画レビュー

3.5ゆっくりと

2025年6月10日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

幸せ

トラクターが進んでいく。景色もどこか牧歌的。2025年のアメリカには無さそうな雰囲気が良い。

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four7777

3.0リンチ監督らしからぬ作風は、老齢の域に達した彼の人生への想いの総括だったのか…

2025年5月19日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

他にも3作ほど観ているが、
私にとってのデヴィッド・リンチは
ただただ「エレファント・マン」の監督。
人間としての尊厳のために、あえて横になる
ラストシーンが忘れられない。

今回、「ストレート・ストーリー」が
TV放映されたのは、
リンチ監督が今年亡くなられたばかり
ということなのだと思うけれども、
彼のおどろおどろしいまでの
これまでの作風と、
この作品での芝刈り機で兄
(兄役は、なんとヴィム・ヴェンダース監督
の「パリ、テキサス」の主人公だった)
を訪ねるというこのロードムービーの作風が
繋がらず、興味深く鑑賞に入った。

しかし、なんとゆっくりとした展開の
作品なのだろう。
そして、そんなゆっくり感の中で
大切な価値があることを示すためか、
度重なる芝刈り機のトラブルにも
ゆっくりと対応する主人公の姿や、
職場に急いで車で鹿をはねる女性の話は、
そんな要素なのだろうか。

一方、戦時におけるスナイパー
としての心の傷を語る主人公の姿には、
人間は何かしらの後悔の念を持ったまま
晩年を生きるしかないのかという不安も。

また、色々な意味での“絆”を感じさせられる
作品でも。それは、
兄や娘との“血としての絆”でもあるし、
トラクター修理などで
道中でお世話になった方々との
“縁としての絆”でもあった。それは、
リンチ監督の作風らしからぬこの作品に
老齢の域に達した彼の、
人生を総括した想いを内在させるため
だったのだろうか。

ところで、この物語での老齢兄弟には、
それぞれに同居の子供が居るようなので、
ニュースで耳にする老人の孤独死よりは、
この兄弟の境遇は恵まれているように
感じてしまう昨今、
より厳しい社会環境に我々はいるのかも
知れないと思わされる作品でもあった。

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KENZO一級建築士事務所

4.0ストレイトの風景もいい

2025年5月5日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

楽しい

 ちょっと足りない娘ローズと暮らすアルビンに、疎遠だった兄ライルが倒れたとの知らせ。車を運転できないアルビンは、トレーラーをつなぎトラクターでライルの元へ向かう。時速8kmで、目的地は560km先。
 おじいさんのロードムービーが好きです。実話ベースの作品が多く、途中の風景、出会った人々、困っている人を助けたり助けられたり、と。無茶するじいさんに感動させてくれるからですね。ライルの潤んだ目に感動しました。溶接ができれば、何かができるようになるなあ。
 デビッド・リンチ監督らしくない作品ですが、日光浴おばさんが変なところはらしさかな。

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sironabe

4.0若い頃を覚えているのが最悪

2025年4月29日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

泣ける

笑える

癒される

主人公は73歳、娘と暮らしているが、兄が倒れたとの報せが入る。
車の運転ができず、目も悪いが一人で500㎞以上離れた兄に会いに行く。
小型のトラクターでのロードムービーが始まる。
デヴィッド・リンチ監督の作品だが、とてもストレートで心温まる仕上がりになっている。

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いやよセブン