主人公は僕だったのレビュー・感想・評価
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よくわかんない映画でした
愚痴レビューです。
D.ホフマンが出てるので観ました。
コメディでもファンタジーでもジャンルは何でもいいのですが、何かしら伝えたいことが映画ってあると思うのですが、よくわかりませんでした。
セリフで言ってたことですが、近いうち死ぬってわかってたら何をする? とか、価値のある人生を送ろうとか、を伝えたかったのかな。
作者本人と出会った辺りから声(ナレーション)がなくなってきて、ジャンル的にも半端。
別に歯磨きの回数やらバス停までの歩数を数えたっていいじゃん。この人は、それで今日も過ごせると思えるんだから...なんて思っちゃった。
自己満足というか、ナレーションがストーカーみたいに思えたりした。予知能力者、嫌いな人の話し...まぁ色んな見方があるんでしょうね。
背景がイイ
キャストがイイ!それぞれに味わいある。ストーリーは奇抜だが、現実になったらのコメディ。音楽が邪魔しない。都会の雰囲気と税務管の固さとクッキー職人の恋、出来すぎとも言いがたいが、小説なら?と、楽しくみれた。
ギなのかジなのか
徴税人として真面目に規則正しく生きているハロルドクリック(ウィルフェレル)。
あるとき天の声が聞こえ、エマトンプソン演じる作家の書いた筋書きに副って行動していることを知る。メタフィクションというコトバがあるが、それを敷衍できる作品だと思う。
ただその構造よりも各々の人柄に打たれた。
ハロルドは実直とはいえ取り立てる公吏ゆえ庶民からは嫌われる。担当したのは女主人アナパスカル(マギーギレンホール)が切り盛りしている下町のベーカリー。
追徴に明け暮れるハロルドと、まいにちクッキーを焼いているアナ。二人は外貌にも立場にも、はなはだしい隔たりがある。だけどハロルドは、快活で率直なアナに惚れる。
あだっぽいマギーギ(ジ)レンホール。
印象として、いつもしどけない服装をしている隣人、ダンサーよりそそるナイトクラブのバーテン、バイカー集団の年配男が連れている妖婦、男出入りの激しいシングルマザーの叔母・・・。
淫奔なわけじゃないが、つねに露出過多の軽装をしている人でタトゥが似合う。本作はそんなマギーギレンホールの魅力がもっとも顕著だった。
しなやかな肢体、悪戯っぽい上目遣い、柔和な垂れ目、ときどき嗄れる語尾。テレビドラマThe Deuceではポルノ女優役だったが、その感じではなく明朗で快弁で親近感がある。ハロルドが惚れたのも無理はなかった。かれは不器用なりに小麦粉をプレゼント。ベーカリーの主人に小麦粉を贈る──彼の純朴があらわれていた。
食事に招かれたアナの家。本作の白眉がある。ギターがあり「弾ける?」「一曲だけね」「弾いてよ」「きょうは止めとくよ」。いったんは断ったが、ハロルドは弾き語りをはじめる。Wreckless EricのWhole Wide Worldだった。
『幼いころ、ママはぼくに「あなたにふさわしい女の子は世界にたったひとりだけ、きっとタヒチに住んでいるわよ」と言った。ぼくはかのじょを見つけるために世界中を旅した。』(Whole Wide Worldの歌詞より)
不器用なハロルドが真剣に目をつぶってWhole Wide Worldを歌う。アナはしびれる。目指している女とあなたとの間にどんな隔たりがあったとしても、まっとうな女ならば何かを真剣にやるあなたに惚れる──を立証するシークエンスだった。
この映画には善い人間しかでてこない。スランプにおちいった作家のエマトンプソンも、その鷹揚なアシスタントのクイーンラティファも、教授のダスティンホフマンも。バスの運転手も、自転車の少年も。ハロルドもアナも。
少年を救って大けがをするハロルドはかれを助けるためにバスの前に出たことを「選択肢はなかった」と述懐する。悪党がでてこない博愛に満ちたいい映画だった。
アナパスカルの知見だが、ヒドい一日の終わりにクッキーをミルクに漬けて食べる。──やってみる価値はある。と思う。
脚本が頭抜けて面白い!
異常に几帳面な国税局職員ハロルドはある日突然自分の行動をリアルタイムで語るナレーションの声が聞こえるようになる。そして声の主はついに彼はやがて死ぬと告げる・・・声の主は一体誰?自分の死は本当にやってくるのか?彼は声の主が悲劇ばかり書いている実在の小説家であることを知り、また自分が彼女の未完の新作の主人公であることを知って愕然とする。そして意を決して彼が起こした行動とは・・・。
まず脚本が抜群に面白い。未完の小説が元ネタなのにセリフで語る部分を必要最小限にとどめて映像に語らせている演出も素晴らしい。何でもかんでも全部セリフで語ってしまう何丁目のナントカみたいな映画はお百度参りしてから出直して欲しいと思いました。主人公が恋をするパン屋のオーナー役、マギー・ギレンホールがとてもキュートです。
真面目だけが取り柄で決まった毎日を送るだけのカタブツがある事がキッ...
真面目だけが取り柄で決まった毎日を送るだけのカタブツがある事がキッカケで人生に彩りがうまれ自由な生き方をするようになる。
という、ベースはありがちだけどキッカケとなるものがユニークですね。
彩りも、ささやかな幸せなのが良いです。
ギターで歌うシーンはとても良い。
人物描写がもっと欲しい。背景をもう少し
エマトンプソンの声が良い。結末が曖昧ではっきりしない気がしました。委ねられます。腕時計による代弁が面白い。
序盤の無表情な主人公が怖くて、自分の行動を省みました。
W・フェレルが主演とみてガチガチのコメディかと思いきや、笑い...
W・フェレルが主演とみてガチガチのコメディかと思いきや、笑いを抑えたヒューマンドラマとしてじっくり描いている。しかし、D・フィンチャーが好みそうな映像も凝っており、クスリと笑えるシーンも多々あることはある。
宣伝映像が如何にも笑えますみたいな作りになっているので、それを望んで観ると痛い目をみるので要注意。けど、ファンタジーとしてもどこか中途半端で、ラストに感動も大して味わえない。思い切って大笑いできるお馬鹿コメディにしてしまったほうがよかったように思えてならない。
良作。そのアイデアや良し!
コメディ俳優のウィル・フェレル主演では
有りますが、笑うシーンは少なく、むしろ
真面目な演技に引き込まれてしまいます。
大した登場人物はいないのですが
ダスティン・ホフマンが流石の存在感です。
オチが見えるとか中途半端だとかのレビューも
有りますが、私は結構感動しました。
まず、アイデアが面白い。
観るまではサスペンスかなと思いましたが
何の何の心に、響くストーリーです。
確かに細かい辻褄や背景は何故?って場面も
有りますが根本的なテーマが明確でそれを
描ききるって素晴らしい事です。
少しネタバレになりますがきっとあなたも
いつしか考えてしまうでしょう。
小説家と同じで悲しいラストを
観たいか観たくないか、あなたはどっち?
邦題をつけたやつが無能
自分の行動にナレーションが聞こえてくる、その謎を追いかけるサスペンスやミステリーを期待すると肩すかしをくらいます。でも、そうじゃないと理解して鑑賞すれば最後に心地よさが残る作品です。
誰がこんな邦題をつけたのか、もっと適した題名があったはず。
ちょっとした変人たちの行動を見れる
総合:60点
ストーリー: 55
キャスト: 65
演出: 70
ビジュアル: 65
音楽: 65
最初の主人公の行動を事細かに述べるアナウンスの声は、まるで「アメリ」の冒頭を思わせる。しかしその後はまるで違った展開に。
大学教授に聞いて声の正体を突き詰めようとするのはいいのだが、結局その声の正体である作家が彼の運命を決定する力を持ってしまっている。彼女の小説に逆らってでも自分で運命を切り開くという展開はなく、また結末を変えてもらって世界の王になるというのもない。あくまで平凡でほのぼのな映画を逸脱することはない。
物語よりも主人公や作家のちょっと変人ぶりなところや行動が楽しめた。
この感じ、すき
Stranger Than Fiction(2007)
ラストが予想できちゃうし
タイトルがほんとにひどいけど
この感じ すきだなぁ
ラストがわかっちゃっててもいいじゃない
衝撃な展開がなくてもいいじゃない
甘いクッキーと友情とあったかいハグと愛しい人のぬくもりがあれば♡
クッキーで世界をより良くしようと思ったの
といったアナがかわいい
先が読めてしまうのが残念
もしも・・小説の主人公が自分だったら、もしも・・自分の人生の筋書きを誰かが創作しているとしたら、そんな奇抜なアイデアが面白い。
しかも主な登場人物は5人だけで、ほかは居なくてもこの物語は成立する。
お奨めの作品だが、スコアがBなのは、最初から主人公がどうなるか読めてしまうから。
たとえば、主人公の恋のお相手が本命だけでなく、作家をも巻き込んで二転三転するような脚本にしてほしかった。
人生なんてちょっとしたきっかけで変わる
自ブログより抜粋で。
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もっと破天荒な展開をするのかと思ったら、声が聞こえてくる以外はいたって常識的な展開。
しかしこれが実に心地いい。
平凡な日々を変えていくのは大それた事件じゃなくて、ちょっとした思い切り。
ドラマ構成的にはなんの脈略もなく急展開し始める恋愛模様も、この作品では人生なんてちょっとしたきっかけで変わるものというメッセージに見えるから不思議だ。
いたって平凡にしか見えないラストの落としどころもドラマチックさを求める作家が選んだ人生謳歌の答えだからこそミラクルなんだと言える。
派手さはないけど、疲れた日々の生活を癒してくれる佳作。
意外におもしろいのでおすすめです!
アメリカでは1,2位を争うコメディ俳優のウィル・ファレル(この俳優はファン・サービスが最も悪いセレブで堂々1位を獲得したことでも有名。性格悪そーだもんね。)が主演の映画です。
内容はある男、ある日突然、自分の行動に女のナレーションがつくようになる。なぜなら、ある女流作家の登場人物になってしまったからなのだ・・・。というのがあらすじ。ジェイク・ギレンホールの姉、マギー・ギレンホールも出ています。単なるコメディーかと思いきや、なかなかどうして結構話はおもしろく(荒唐無稽ですが)良質ファンタジーといえると思います。ほろっと来てしまいました。
意外に(?)おもしろいので、掘り出し物だと思いますよ。
ファンタジーなのか、コメディなのか。ちょっと中途半端。
ウィル・フェレル演じる平凡な内国歳入庁の会計検査官のハロルド。でも実は彼は、ある小説の主人公だった・・・と言う、荒唐無稽の設定の映画。ネタバレありですので、未鑑賞の方は、ご注意を。
基本的には、ファンタジーと言うか、コメディ。でも、コメディと言うわりには、ちょっと笑いが少なかったかな。もう少し笑いがあったほうが、この手の映画は楽しめると思います。あと、会計検査官の倫理規定を物ともせず、ハロルドはアン(マギー・ギレンホール)と恋に落ちるのですが、もう少し、この恋を広げてもよかったんじゃないですかね。
それと、ハロルドの小説を書いているカレン・アイフル(エマ・トンプソン)に関しての情報が不足気味。どうやらスランプに陥っている作家と言う事がわかるんですが。あんまり盛り込むと収拾が付かなくなるのですが、この小説を書き上げることで、彼女のスランプも解消とか言うと、ハッピーエンド的な大団円になってよかったのではとも思います。
ちょっと驚くのが、ダスティン・ホフマンが出ていること。大作以外の以外のこう言う普通の作品にも出るんですね。たぶん、本当なら、このダスティン・ホフマン演じる教授とハロルドの交流の件も、物語には重要な要素だと思うんですが、ちょっと扱いが少なかったと思います。
面白いと言えば、面白いのですが、ちょっと中途半端感が漂います。物語の要素が沢山あって、全部が消化し切れていない感じ。もっと話をよく消化して、もう少し笑いがあって、恋があったほうが、物語としての深みが出たのではないかと思います。
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