セブンのレビュー・感想・評価
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映画として完成している。
スリラー映画の理想形であり刑事モノの一つの完成形
退職直前のベテラン刑事と赴任直後の若手刑事。独身で孤独だがそれを受け入れクールに落ち着きのある男と直情的だが熱意にあふれた足で捜査する男。"静"と"動"が絶妙なバランスで移り変わる展開とプロット。画面も様々な対比で暗く湿った雰囲気がありながら騒がしく人が蠢く街は、捜査するに他ない絶好のビジュアルだ。
10年前ほどに何も考えず見たことがあり今さらながら見直したが、ラストの展開はおぼろげに覚えていながらハラハラしたしスリルがあった。
罪とはなんなのか、殺人犯への断罪に解はあるのか?
一時も飽きることなく観られる映画でありホラーやサスペンス、スリラーとジャンルに括ることのできない、それらを包括した映画の一つの完成形だと思う。
エンドにモヤモヤ
「七」つの大罪。衝撃の結末。
30年近く前の作品だが、これを超えるサイコスリラーは、生まれていない
1995年。
監督:デヴィッド・フィンチャー。
タイトルクレジットがともかく格好良い。
名前の字体、流れていくスピード、捩れていく画面、
全てが斬新。
ラストを見る。
エルドロール。
ジョン・ドゥ
とクレジットされて、
ケビン・スペイシーと出て逆回転して遡っていく。
歌が掛かる。
掠れ声のデヴィッド・ボウイ。
THE HEART'S FILTHY LESSONだそうな。
今そのミュージックテープを聴いた(見た)
アートだ!
ぶっ飛んでる、
ソドムの市、
のイメージしか浮かばない。
「セブン」を超える衝撃のサイコスリラー映画を
まだ私は知らない。
ラスト、
ブラッド・ピットの演じるミルズ刑事。
ジョン・ドゥーの挑発をうける。
七つの大罪の残り二つ
「嫉妬」
そして、ミルズによって完成させる最後のひとつ、
「憤怒」
サマセット刑事(モーガン・フリーマン)は言う、
「なんとかやっていくさ、」
ヘミングウェイは言っている。
「この世界は素晴らしい、闘う価値はある」
「お終いの方の言葉には賛成だ。」
と、サマセットは言う、
ミラー刑事が立ち直れるのか?
衝撃のラスト。
2025年IMAXにて再視聴
何度観ても名作中の名作!!!
スパゲッティ
絵にかいたような不幸
絵に描いたような不幸
何が衝撃なんでしょうか
「セブン(SE7EN)」は、猟奇殺人を描いたアメリカ映画で日本では1996年1月27日に公開されました。監督はデヴィッド・フィンチャー、主演はブラッド・ピット。キリスト教の「七つの大罪」をモチーフとして連続殺人が展開されます。
古い映画ですね。当時は斬新だったんでしょうか。監督のデビッドのおっさんはダークな描写が大好きです。意地でもハッピーエンドにはしたくないという気持ちが表れてますね。そしてとにかくグロ好きです。演出は素晴らしいです。色々工夫して世界観が上手に再現されていてとても映画に入り込みやすい。役者の演技も上手いので見ていて、違和感を感じることはないでしょう。
ただ残念ながら綺麗に作りすぎたようにも感じます。オチが始めに決められてそれに向かってストーリーが進行していってるようで退屈さを感じてしまう。ドラゴンタトゥーの女もそうでした。本当に面白い映画というのは、オチの大波まで常にさざ波が起こっているものです。オチも何が凄いんかいまいち分からないのは僕だけでしょうか。まず、七つのうち二つが残っているのですから、犯人が空き地に連れて行った時点で展開は分かりますよね。キリシタンは七つの大罪に対する思い入れが強いので何か感じるものがあるんでしょうか。
衝撃のラストやどんでん返しというのもいまいち分かりません。何の衝撃でしょうか。何がどんでん返されてるんでしょうか。教えていただきたいです。好きな人には申し訳ないですが、この映画は過大評価されすぎていると思います。
ハリウッドの方程式をぶち壊した怪作
1995当時、劇場で見た衝撃は覚えている。
30年弱経って、久しぶりに2日目の視聴。
全然色褪せない。やはり傑作、快作、いや、怪作。
当時のアメリカ映画(ハリウッド)には嫌気が
さしていた。とにかく、家族愛。とにかくハッピーエンド。
そんな名作ももちろんあるよ。
バッドエンドの作品もたくさんあるよ。
でもバッドエンド作品はヒットしないんだ。
後にカルト的な評価を得ても、興行的には失敗。
そんな時代にやってきた「SE7EN」の何が凄いかって、
こんな胸糞映画なのに大ヒットしたこと。
ハリウッドの方程式では、ミルズは撃たず、
ジョンドゥは司法と世論に裁かれメデタシというラスト。
普通、バッドエンドの映画は試写会でブーイングをくらい、
泣く泣く無理やりハッピーエンドにした作品がほとんどだった。
(だから当時の映画に嫌気がさしたんだけどね。)
正確なところ知らんけど、
映画監督が「フィルムメーカー」と呼ばれ始めてた。
デビッドフィンチャーがMV、PV出身だからだね。
アメリカン好青年のブラッドピットが、
そんなイメージを払拭したくて出演したのがこの映画だね。
いろんな雑誌やメディアで考察がいっぱいあった。
みんな真似して似たような映画がいっぱい生まれた。
特に最後、撃たれた後、カメラがジョンドゥ目線になるところ。
みんな真似してた。
昔も今も、こういうゲームチェンジャー的なクリエイターが
革命を起こすんだね。
当時も今も変わらず映画ファンでいられるきっかけ
かもしれない。
ありがとうございます。
七つの大罪に沿ったストーリーが分かりやすく、 惹きつける異常性、湿...
この映画大好き!
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