セブンのレビュー・感想・評価
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少し拍子抜けする
ストーリーは緊張感があり、それなりに面白い。ただサマセットとミルズの2人が捜査に散々苦戦していたのに、映画後半で犯人が自ら名乗り出てくるので、少し拍子抜けした。
被害者達は「7つの大罪」のいずれかを犯しているから罰を受けるべきだと犯人は主張しているが、よく分からない動機だ。猟奇的殺人鬼に関する本を読んでいると、動機が尋常でない人間がたくさん出てくる。そのため、犯人の動機がよく分からないのは当然のことで、その方が異常者のキャラ設定としてはいいのかもしれない。
映画では犯人が判明するまでは常に雨が降っていて、陰鬱な雰囲気がストーリーに合っている。犯人が判明してからは爽やかに晴れるという演出は素晴らしかった。全体的に映像が綺麗で演出がお洒落なのはデヴィット・フィンチャーらしいと感じた。
解釈が自由で楽しい
新米刑事(ブラッド・ピット)の視点で観ると悲しくなります。
もう一人の主人公は定年退職まで1週間のベテラン刑事で、偶然とは思えないような事件が発生します。
二人の刑事の相克の関係が面白かったです。
何度観ても飽きない映画です。
初めて劇場に何回も通うくらいどハマりした映画
まあ古い作品でデビットフィンチャーの初期の衝撃作で
色々当時としては斬新な部分が多くてまず殺人事件モノなのに殺人シーンが一切無くて代わりに死体の描写が異常にリアルで雰囲気が抜群だとおもいます。
それと本編では ずーっと雨が降り続けて居てラストの大罪を告白するあの時だけ晴れていて逆にそれがめちゃくちゃ不気味でラストのブラッドピットが許せないから殺したいけど犯人を殺す事によって犯人が勝つけどさあどうなるって部分とか例の箱の中身の正体が分かっていく場面の衝撃は相当でした!
箱の中を実際見せて無いけどイメージだけのほうが見せるよりエグいし当時本当に衝撃的過ぎて1カ月半くらい毎週劇場に通い続けましたね!
バッドエンディングに慣れて無かったので相当ショックを受けた作品でそのあとフィンチャーを追う事になった作品です!
胸糞エンディングは、思ってたほどじゃないし 猟奇殺人ものとしては、...
胸糞エンディングは、思ってたほどじゃないし
猟奇殺人ものとしては、もっと優れた作品があるような気がする、、、、って思ってしまった。
映画として完成している。
スリラー映画の理想形であり刑事モノの一つの完成形
退職直前のベテラン刑事と赴任直後の若手刑事。独身で孤独だがそれを受け入れクールに落ち着きのある男と直情的だが熱意にあふれた足で捜査する男。"静"と"動"が絶妙なバランスで移り変わる展開とプロット。画面も様々な対比で暗く湿った雰囲気がありながら騒がしく人が蠢く街は、捜査するに他ない絶好のビジュアルだ。
10年前ほどに何も考えず見たことがあり今さらながら見直したが、ラストの展開はおぼろげに覚えていながらハラハラしたしスリルがあった。
罪とはなんなのか、殺人犯への断罪に解はあるのか?
一時も飽きることなく観られる映画でありホラーやサスペンス、スリラーとジャンルに括ることのできない、それらを包括した映画の一つの完成形だと思う。
感想です。
私は感情と罪は相容れないものと思う。
私は最後共に泣いていた。殺して欲しかった。
殺してくれたことにより映画になったと思う。殺してくれなかったら私は耐えられない。
世界を敵にしてでも妻をまだ見ぬ子供を救いたかったのだろう。私は彼を責めることはできない
劇中サマセットが「あの決断は間違ってなかっただが1日として違う選択をしていればと思わない日はない」と言っている。
これから彼がしなければいけないのは贖罪である。
後悔をする日はないだろう。
ブラピかっこ良すぎ
演技うますぎワロタ
イケメンなのに演技超絶って反則やんか!
泣いた
頭の中で何度も真似をした!
100回見た!
数えてない!100回見るってニートやん!
この脚本が許せない!だって奥さん可愛いそうやん!
てかバッドエンド全て許せない!
だってこの世で一番嫌いな言葉は「犠牲」だから!
(ほんまHappyENDもの詰まらんよな何にも頭に残らんわ)
エンドにモヤモヤ
オープニングドチャクソかっこいい!!
全体通して、不穏な雰囲気を漂わせるのがうまくて、90年代の映画とは思えなかった!
7つの大罪モチーフにしているのは、既視感あって新鮮とまではいかなかったし、犯人の追求についても案外あっさりしていた。
エンドに関しては、「考察サイトを徘徊したくなる」みたいなレビューがあったけど私はまさにそれだった笑
残りは嫉妬と憤怒か…!なんて思いながらみてて、「あれ???どれがなんだったんだ!?」みたいな感じだった。笑
胸糞エンドだとは聞いてたけど、まさかこういうモヤモヤを残すエンドだとは思わんかった!
「七」つの大罪。衝撃の結末。
本作品は七つの大罪が関わっています。
それだけでなく定年退職まで「一週間(7日)」「午前7時」など重要な箇所に「7」が散りばめられています。
暴食、強欲、怠惰、肉欲、傲慢と続く「七」つの大罪が一週間の終わりの「七」日目の午前「七」時に完結する…
完璧な映画です
あ、こういう映画なんだ!!
おもしろかったです。
前半の刑事ふたりの関係性から、ベテラン刑事が事件を追い始めるまでが
丁寧に書かれていて引き込まれました。ちりばめられたモチーフや、要所要所で
伏線回収される感じが気持ちよく、画面上ではグロな展開があっても
あまり気にならず見続けることができました。
これ、奥さんぜったい殺されるよなぁ~と思いながら見ていたので、
ラストはあまり驚きませんでしたが、それが幕切れになるとは思いませんでした。
たしかにある意味、後味が悪い(笑)
でもあまり登場人物に思い入れ持たないように描写されていたので
そこまでショックでもないな、と思いました。
表現したいことと見せたいもののバランス取れててよかったです。
衝撃的なラストを知ってても楽しめる
28年前に1回観てなんとなくのストーリーと衝撃的なラストだけ覚えてたけど、改めて。
図書館の緑のランプやミルズ夫妻の部屋やマンションの廊下のインテリア、警察署のドアやら素敵すぎる。雨や夜の光とか演出がキラキラで雰囲気がぷんぷん。
奥さんグヴィネス・パルトロウだったのね、全然覚えてなかった。シアーのシャツとか今年流行る服着てて、流行は巡るな、なんてことも感じつつ、殺し方の異常さに震える。
それぞれの正義や罪の感覚は千差万別で基準なんて設けられないけど、犯人の言うこともわかる。
でも、殺人犯は現場に戻るっていう話→カメラマンとして現場に戻ってきた時にミルズに会っていなければ、ミルズが品行方正なおとなしい刑事だったら、犯人の計画は変わらず違う誰かを7人殺して終わりを迎え、奥さんは殺されず生きていたのかもしれない。それにしても首を切り落として届けさせるなんて。ひどすぎる。
ラストのブラピの葛藤シーン、たまらん。
奥さんが殺されて首だけがダンボールの中にあるって言われて、嫉妬からの憤怒で7つの罪が裁かれる=ニュースになって犯人の思う壺になるってわかっていても、若さとお腹の子供がいることを犯人から知らされる屈辱、なにより愛する罪のない、ブラピの転任のせいで友達もいないこの嫌いな街に住むことを我慢している美人奥さんを自分の計画の為になんの躊躇いもなく殺されたら、いや殺すよね。私だったら殺すわ、死刑で誰かの手を汚すくらいなら、私がやるわ。
自分事化したら、私もブラピと同じ行動するわ。
その場合は、7つの罪の殺人がずっと繰り返された未来があったのかもしれない。
信仰心は心の支えや行動指針決定や精神コントロールにポジティブに作用するけど、人によってはそれがネガティブ作用することもあるから信仰って難しい。
中弛みが一切ない何十年経っても色褪せない作品。
いや、でもさ、死体を見つけたのが夜とはいえなんで部屋の電気つけないの?という素朴なツッコミは消えない。
30年近く前の作品だが、これを超えるサイコスリラーは、生まれていない
1995年。
監督:デヴィッド・フィンチャー。
タイトルクレジットがともかく格好良い。
名前の字体、流れていくスピード、捩れていく画面、
全てが斬新。
ラストを見る。
エルドロール。
ジョン・ドゥ
とクレジットされて、
ケビン・スペイシーと出て逆回転して遡っていく。
歌が掛かる。
掠れ声のデヴィッド・ボウイ。
THE HEART'S FILTHY LESSONだそうな。
今そのミュージックテープを聴いた(見た)
アートだ!
ぶっ飛んでる、
ソドムの市、
のイメージしか浮かばない。
「セブン」を超える衝撃のサイコスリラー映画を
まだ私は知らない。
ラスト、
ブラッド・ピットの演じるミルズ刑事。
ジョン・ドゥーの挑発をうける。
七つの大罪の残り二つ
「嫉妬」
そして、ミルズによって完成させる最後のひとつ、
「憤怒」
サマセット刑事(モーガン・フリーマン)は言う、
「なんとかやっていくさ、」
ヘミングウェイは言っている。
「この世界は素晴らしい、闘う価値はある」
「お終いの方の言葉には賛成だ。」
と、サマセットは言う、
ミラー刑事が立ち直れるのか?
衝撃のラスト。
バッドエンドとと言うよりはオールバッドだね
昔見たんだけど覚えてなくて最鑑賞。
つまらなくはないが、この映画の後シリアルキラー的な映画はいくつも出来ているので
特に目立って良かったと思う点はなかったな。
ラストは覚えていたから衝撃はなかったし。
一番残念だったのは物語中盤で犯人に偶然とは言わないが、
FBIの力を借りていきなり犯人に出会してしまうのが何とも主人公たちの
頑張りが見えないのが残念。
おまけに犯人は自首してきてしまうわけで。まあ、それがラストに向けての
罠であるわけなんだけれども。
この手のドラマは刑事たちが細かい証拠を足で稼いで突き止めるのが
醍醐味なので何だかちょっと物足りなさを感じたかな。
結局犯人の一人勝ちで主人公たちは完敗になってしまい、
スッキリしないどころか100%負けてるのもバッドエンドというより
何だか悪党がやりたい放題やって気持ちよく終わった映画なので
何が何だかという感じだった。バッドエンドであると書かれることが多いが
バッドエンドではなくオールバッドだね。主人公は一矢も報えず終わり。
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