セブンのレビュー・感想・評価
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ありきたりの七つの大罪とは違う
最近では鋼の錬金術師、七つの大罪などの漫画があり同様に映画のセブンもダンテの神曲を元にしたものですが、この映画は他とは何か違う。
フィンチャー監督の銀残しによる暗い演出の上に、とてもネガティブなストーリー。
ここからはもう見た人向け、ネタバレOKな人向けです。先ほどの「何か違う」とは、ラストのシーン。モーガンフリーマン演じるサマセットは発砲を止めようとするが、ブラピ演じるミルズは撃ってしまう。今までの七つの大罪を元にした漫画などは、それを克服するがために七つの大罪の奥深さや恐怖を打ち消してしまい、チンケなものに見える。しかし、ミルズは撃ったことによって、七つの大罪や暗さによる演出全てを肯定するので、まとまった作品になっている。名作。
犯人に生かされ、ある意味殺される
主人公が犯罪者となるラストを含め、全てが犯人の思い通りのまま完結するという異色の作品。
最後の2つの死体を見るべく車に乗り込んだ後は、思わず納得してしまいそうになる犯人の説教や、何が起きるのかという緊張感で釘付けになる。
そして、妻と犯人が最後の死体になるとは全く予想できなかった。
ファイト•クラブ然りゴーン•ガール然り、デヴィッド•フィンチャーは予想外の展開や後味の悪さを作るのが上手い。
また、恥ずかしながらこの作品で初めて七つの大罪を知った。
汚い世の中
この映画の中で何度も出てくる最悪な世の中というフレーズがあった。その悪い世の中の中に生きていると感じ、その世の中を生きなければいけない。こんな世の中にいきたくないと思うことはあるだろう。誰かに殺してほしいと思うこともあるだろう。犯人も刑事も、自分が正常だと思うことにより、周りを異常だと感じている。この映画ではその汚さ、異常さをすごく綺麗に映像にしているような気がした。
物語の終わりは、最高にバッドエンドだった。決して心にもやもやが残るようなバッドエンドではなく、なぜかすっきりさせられる最後だった。どん底に突き落とされるのだが、ストーリーとしてまとまってたので終わった!!!という達成感だった。
ずっと見たかった映画なので、観ることができてよかった。観てよかったと思える映画だ。もう一度必ず観る映画だ。
サイコサスペンス
サスペンスの名作どころ「SE7EN」。
面白くて続けざまに3回見ちゃいました。
展開としてはフーダニットというよりもホワイダニット。犯人の最終目的とは何かが、衝撃的と言われるラストに繋がっていきます。
サスペンス好きの方は見て損はないはず。
ただし、微グロ注意です。
最強バッドエンド
荷物が届いた瞬間にわかった。
なんて極悪非道な殺人鬼なんだと、ブラピの立場になって考えるとやるせない。どうすれば良かったのか。何度考えてもやっぱり、銃殺するしかなかったと思う。
もしそいつが無罪放免になったら、一生仇を討つ機会を逃してしまうかもしれないから。
信じたくないという気持ち、悲しみ、怒り、自責…… 同時にわきあがる様々な感情が、ブラピのあの表情にすべて表れている。
こわい
七つの大罪。
これにそって犯罪が起こっていく…
七つの大罪と
モーガン・フリーマンとブラッド・ピット
好きな俳優が出演&最近興味のあった題材
だったので、迷わず借りました。
まず死体が怖い。
殺され方もあれですが、とにかく生々しくて…
犯人を追っていく訳ですが、
常に犯人が上手。
箱の中身の映像はでませんでしたが…
残忍そのもの。
犯人のシナリオ通りで
最初から最後まで手のひらで転がされていた。
誰も救われない…
いや、犯人以外は救われない?作品だったと思います。
名作
7つの大罪に沿って起こる殺人事件。
どんよりとしたくらーい雰囲気醸し出しまくりで
ちょっと怖いと感じたぐらい。
中盤からはテンポよくラストに向かっていくので飽きないで見れる。
ずっと続いてた雨、からの皮肉な晴天でのラストは衝撃的すぎた。
7つの大罪は果たされるけど、、けども!!!!
てなかんじ。
全体的に不気味でラストでの衝撃も含め面白い映画だけど、古い映画だからかな??
展開が読めてしまう。
けど最後で衝撃受けたからまーいっか。
ところで犯人のあの思考に至る理由はなんだったの??
ケビン・スペイシーの雰囲気に震える
犯人は、七つの大罪に該当している者をターゲットにしているという設定に惹かれた。実際の犯行シーンがないものの、殺人の手口はあまりに非人道的で不気味さが増していた。また、犯人は自分は賢く選ばれた者で自分の考え、行動は正しいと思っているある意味馬鹿な犯罪者(デスノートの夜神月のような感じ)で、中ニ病経験者からすると少し共感出来る部分があると思う(笑)。物語中盤からラストが予想出来る映画だが、ラストのケビンスペイシーの演技は圧巻。羊たちの沈黙のハンニバル・レクターを彷彿させる不気味な雰囲気、悍ましい。観た後は胸糞悪くなる可能性大。
中だるみのデビット
古い映画です。
当時は斬新だったんでしょうか。監督のデビットのおっさんはダークな描写が大好きです。意地でもハッピーエンドにはしたくないという気持ちが表れてますね。そしてとにかくグロ好きですね。僕はあまりグロ描写が好きはないんでそれだけで星は一つ減ります。
演出は素晴らしいです。世界観が上手に再現されていてとても映画に入り込みやすい。役者の演技も上手いので見ていて、違和感を感じることは、ない。
ただ残念ながら、綺麗に作りすぎたようにも感じます。オチが始めに決められてそれに向かってストーリーが進行していってるようで退屈さを感じてしまう。ドラゴンタトゥーの女もそうでした。本当に面白い映画というのは、オチの大波まで常にさざ波が起こっているものです。
敬意を評してこの監督を中だるみのデビットと名付けましょう。
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