セブンのレビュー・感想・評価
全275件中、1~20件目を表示
観たあと考察サイトを徘徊せずにいられなくなる
夜中にひとりで観賞。
この観賞後の「なんともいえない思い」の正体を掴むため、ネットを徘徊し考察サイトやレビューを読み漁る日々が続いた。
伏線や俳優の表情など、ほんとよく出来てる。
ブラビの表情が頭から離れない。。。
ラストについていろんな解釈があるようだが、願わくば少しでも救われる解釈の方であってほしい。
傑作です。
必ず最後に悪は勝つ‼️
まず、この作品を語る上で欠かせないのはクライマックスの衝撃でしょう‼️すべての観る者のトラウマとなり、鬱病にしてしまうくらい殺伐としたあのエンディング‼️ただ27年くらい前の初見の際に、この衝撃はいずれ薄れるだろうと思いました‼️その後、何度も観返してますが、初見の衝撃は薄れてしまい、今では「セブン」という作品の一部として、このクライマックスを観させてもらってます‼️そして観返せば観返すほど、犯人であるジョン・ドゥの "7つの大罪" を元にした犯罪のプロセスと、その黙示録のような世界観に驚嘆させられます‼️この作品は言ってみれば、7つの地獄めぐりのような映画‼️一つ一つの罪を元にした殺人の方法、ビジュアルはグロテスクに残酷に工夫されていて、一度観ると脳裏に焼きついて離れない‼️そして汚く、暴力的で、陰気な都会を舞台として演出するために、常に雨が降ってるような映像や、市川崑監督お得意の「銀残し」が使用されてるのがホントに効果的ですね‼️ブラピ扮するミルズがジョン・ドゥに雨の中、銃口を突きつけられるシーン(ミルズの顔を流れる雨水が、エイリアンのヨダレのように観える)、自首してきたジョン・ドゥが、血まみれの姿で奇妙に冷静に振る舞っているシーン、そしてクライマックスの荒野でのミルズとジョン・ドゥの会話のシーンにおける、ケヴィン・スペイシーの不気味な表情なんか、ホントに戦慄させられます‼️そんな恐ろしい場面の連続ゆえに、若きグウィネス・パルトロウの可憐さがいつまでも心に残る‼️そんな事も含めて天才デヴィッド・フィンチャー監督の才能に脱帽させられる傑作ですね‼️そんな天才ぶりついでに素晴らしきオープニングのタイトル・バック‼️不協和音というかノイズのような音楽、ジャンプするようなカット割り、殴り書きされたようなクレジット、膨大な量の日記と、自分の指先を切り落とすジョン・ドゥの心の闇を凝縮したような、そして「セブン」という作品を集約したような、恐ろしく素晴らしいタイトル・バックでした‼️最後に「正義は必ず勝つ」という言葉がありますが、この「セブン」ほど、時には悪者が勝つことを思い出させてくれる作品はないですね‼️
約30年ぶりに鑑賞
何となくは覚えてたけど、やっぱりイメージ通りで画面が暗い印象の映画だった。暗すぎで現場の状況がわからない部分にモヤモヤする。
話題作だったけど、イマイチだった感は今観ても一緒だった。
評価:3.3
最後の2つは読めますよね
大罪の最後の2つは、読めました。
そのまま、刑事が怒ってブッ殺して終わりって、そのままじゃない。
せめて、最後の自制が効いて7つが完成しないようにして欲しいもんだ
面白かった
若い方は感情的だから残りの罪の憤怒はこの人のことかなーと思ってたらあたった。銃撃シーンが勢いあってすごく良かった。こっちまでどきどきさせられた。バッドエンドの映画ほとんど見たことないから新鮮だった。最後の終わり方がいい。ヘミングウェイの「この世はすばらしい。戦う価値がある。」に対して後半は賛成だ。ってすごいおしゃれな終わり方だな。なかなか若い刑事にとっては救いがないエンドでびっくり。犯人がわりとあっさりわかったけど多分そこは重要な点じゃないな。あと高圧電線のあたりはなにが起きるのか予想できなくてすごくドキドキした。定年間際の人の諦観と若い人の感情的で青臭い感じの対比がよかった。犯人が口八丁すぎて腹立つ。なかなか痛いところ突いてくるなーと思った。犯人の異常だけど正気な雰囲気がよかった。
成長しないミルズにイライラ
ミステリー映画のおすすめで必ずといっていいほど名が挙がる作品。ミステリー好きだから観なければ、と今更ながら鑑賞したけどぶっちゃけ微妙だった。つまらなかった理由は2つある。
1つめは、「ぱっと出の犯人が黒幕だった」こと。
ミルズとサマセットのどちらかが犯人だと思ってたのに、終盤でいきなり出てきたジョンが黒幕で白けた。デカい犯罪の裏に隠れてる日常の小さい罪に怒ってる、という動機は分からなくもない。しかし、それをぱっと出の得体の知らない男に言わせてもイマイチ説得力がない。制作陣の「とりあえずケヴィンスペイシーに黒幕やらしときゃ何とかなるだろ」感が否めなかった。前評判で「どんでん返しがスゴイ」って見たけど、どこがどんでん返しなのかも分からず。
2つめは、「ミルズが成長しなかった」こと。
感情のままに生きてるミルズは、まるで大きい子供のよう。そんなミルズがどんな風に成長するか楽しみにしてたのに、結局最後まで成長を見られなかったのが残念。
ミルズが最後にジョンを撃っちまったからだ。妻の首をプレゼントされて逆上するのは分かる。でも、あそこで撃っちゃったら今までしてきたことが白紙になり、映画の主人公としてはダメだったと思う。「ここで撃ったらお前の負け」サマセットの言う通り、ミルズが負けて妻と子を失う最悪のエンドとなってしまった。後味はかなり悪い。胸糞悪い映画は好きな方だけど、この映画はあまりにも主人公が成長しなさすぎて、ただただ後味悪い映画になってしまった。
観る前にハードル上げすぎたのがいけなかったのだろうか。それとも最近の綿密に練られた脚本のミステリー映画に慣れたせい?いずれにせよ期待はずれだった。主演がブラピとモーガンじゃなかったから観ることは無かったな。
実際どのくらい引き金を引くのにどのくらいの重圧があるのか想像すらし...
実際どのくらい引き金を引くのにどのくらいの重圧があるのか想像すらしたくないがミルズが憤怒と分かった時のピースのハマり具合が圧巻過ぎる脚本
節操感としてやられた感を同時に味わえる作品
好みと思うが犯人の動機が欲しい
でも十分すぎる傑作
観る勇気なかったけど、観た。
ずっと気になっててやっと観れました。
観終わった後、どんよりした気分に…
1.2時間は引きずりました。
7人目は…の正体に気づいた時にショックを受けました。
確か映画の途中で『子供も容赦なく…』
みたいな本の中の1文がありましたもんね。
ずっと雨が降ってて気持ち悪かったですが、最後はしっかり晴れてました!!
映画史に残る伝説的スリラー、衝撃が体中を突き抜ける!
映画のラストについて語った時、この作品を上げる人は多いと思う。 突然襲い来る最悪の結末・・・。この衝撃的な事実は、鑑賞当時から今に至るまで自分の中にトラウマのように刻み込まれている。
この作品と「ミスト」は後味の悪さで言ったら自分の中では、まさにツートップ。救いようのない作品です。 と、いきなりラストから話してしまった。まあ、それだけ、この作品のラストが衝撃的だったということで、もし、これから見ようという人がいたら、変な印象付けてしまって重ねてお詫び申し上げます。
まず、この作品で思い浮かぶのが、ブラッド・ピットとモーガン・フリーマンのコンビ。なんか見覚えありませんか?この作品のすぐ後でしたよね、「踊る大捜査線」。長さんと織田裕二はこのふたりがモデルだったと思うのですが、どうでしょう?比べるのもどうかとは思うのですが、この二人、名コンビでしたよね。
作品自体は猟奇殺人ものですが、ホラーって言ってもいいような雰囲気です。
横溝正史の小説みたいですよね、変な死体のオンパレード。聖書?に記された7つの大罪をモチーフにした異常殺人。 まぁ、日本のそれとは違って血筋がどうこうって話じゃありませんが、だからこそ余計に乾いた恐怖感とでもいいましょうか。ゾゾゾってくるものがあります。
この作品のもうひとつの特徴は、最初の部分が全て雨だってところ。ジメっとした雰囲気の中で異常殺人が繰り返され、晴天のもとで、衝撃的なラストを迎える。
ブラッド・ピットが撮影中に怪我をしたそうで、途中から包帯を巻いているんですが、これもリアルで良かったです。
今回、久しぶりの再見でしたが、今見ても全然見劣りしない作品でした。
後味の悪さが判っていながら、何度も見てしまう自分もどうかとは思うのですが・・・
判っていながら、ラストのミルズ(ブラッド・ピット)の切なさがジンジン伝わってきて、涙が溢れ出てしまいました。そして、サマセット(モーガン・フリーマン)もまた、最後の事件であったはずが、生涯に刻まれるような深い傷を心に受けてしまった。
映画を観た当時から続く喧々諤々
デビッド・フィンチャー監督を昔は嫌いだった👎
「エイリアン3」は宗教臭くて説教臭くてどうにも馴染めなかったし「ゲーム」は早い話、金を掛けたドッキリ企画の映画だったので正直言うなら面白さを感じなかったのよ😑(ザックリな説明で申し訳無いが)
で、本作「セブン」は当時の彼女と映画館で観てきたのよね😅
帰る道中そして帰ってからも映画の内容で彼女と3時間くらい大喧嘩🗯️🗯️🗯️
二人の論点はラストシーンにあった😶
この映画は復讐を肯定している、と🥸
マ王のこの意見に彼女は真っ向から対立、以降二人の間でデビッド・フィンチャー監督の話は禁忌になった程である🌀
例えば自分の子供に「セブン」を観せてラストシーンの事を聞かれた時に親としてどう答えるべきか悩む😤
恋人や肉親が目の前で惨殺されれば自分は確かに加害者を殺したいが、果たして殺された恋人や肉親も同じ事を望んでいるのだろうか?
当時の彼女も明確な返答をぼやかして映画全体の評価を盾にした論戦を繰り広げてきたが、マ王は映画の評価をする以前にこの手の映画を何の指定も無しに(昔はR指定が付いて無かった)世に放つ恐ろしさを解ってほしかったんだが🤔
マ王の映倫に対する疑問はこの映画から始まってる💨
さて、マ王も何度か観直してるウチに作品としての評価が出来るようになり、星3つよりも少し上で着地しているが依然としてラストは眉を顰めてしまう😟
昔をフラッシュバックしてしまう映画になってしまった⤵️
デビッド・フィンチャー監督の映画には少しの毒が含まれている🤢
慣れれば煙草のように気楽に飲めるけど確実に傷が付いていく感じがするのよ(蛇足としてマ王はチェーンスモーカーだったけど禁煙に成功している)
健康に気を使うならデビッド・フィンチャーの作品はオススメしたくない💦
でもマ王も「ファイト・クラブ」で彼の魔手に堕ちた(要は面白かった)
本作は確かに映画として切り離せばマ王的には合格なんだけど、今も1800円程度でスクリーンから放たれる毒が存在しているのを観客は忘れてはならないと思う😬
更には進行形でオンデマンドという媒体が存在し、ネット空間では気軽にかつ簡単にモラルを刺激する映像へのアクセスが可能になってる😔
劇薬が身近にある世界に我々は生きている☠️
何も映像だけが毒ではないが、そういう意味では「セブン」という作品は教材的ポジションなのかもしれないわ🫤
映画館での鑑賞オススメ度★★★★☆(教材として)
所謂、中毒度★★★★☆
復讐肯定度★☆☆☆☆(本当にアカンよ)
無関心な大衆こそが大罪なのか
七つの大罪になぞらえた連続殺人だが犯人はなぜそのような犯行を行ったのかあまり掘り下げて言及されておらず、最後に嫉妬、憤怒への贖いとして行われたものが非常に悲しい結末につながっていることも含め、無力さ、虚しさが残るが、人たるもの七欲に溺れず徳を積むべし、と言われている気はした。
7つの大罪は7人の死で完成する
原題
Seven
感想
全米No. 1。息をのむスリル&アクション!緊張度120%
緊張、衝撃、興奮、戦慄…あなたはきっと目が離せない
よく出来た作品だと思いました。
血気盛んなブラット•ピッドはイケメンでしたし退職まで1週間のモーガン•フリーマンは渋いです。
ラストは嫌な予感しましたし衝撃で鳥肌が立ちました。
ミルズを止めたいサマセット、憤怒のミルズはジョンの思惑通りそうなるよねと思いました。
七つの大罪
傲慢PRIDE、美人モデル
憤怒WRATH、ミルズ
嫉妬ENVY、ジョン
怠惰SLOTH、前科者
強欲GREED、弁護士
暴食GLUTTONY、肥満男
色欲LUST、娼婦
※この世はすばらしい戦う価値がある
七つの大罪
面白かったけど奥さんが殺されるのは読めちゃったなあ。
あと七つの大罪が完成したみたいになってるけど、よく考えたら最後だけ法則から外れてない?それまでは〇〇の罪で殺されていたけど、奥さんはなんの罪にも当てはまらないよね?犯人は妬みの罪で死んだ(殺された)のはわかるけど、怒りの罪の主人公は生きてるよね。七つの大罪は揃ったけど、罪により死ぬ(殺される)流れから少しずれちゃったと思う。
それと何も悪いことしてないのに主人公がかわいそうすぎるし、このバッドエンドはあまり好きじゃなあ。後味悪い系映画なんだろうけど。
七つの大罪になぞらえた殺人はドキドキしたし、ブラピとモーガン・フリーマンは良かった。
7つの罪に基づく計画が成就される斬新な脚本に、圧倒される思いがした。
デビッド・フィンチャー 監督による1995年製作(126分)のアメリカ映画。原題:Se7en
配給:ギャガ・ヒューマックス、劇場公開日:1996年1月27日
エイリアン3にはガッカリしたが、本レビューサイトでフィンチャー 監督はその後傑作を撮ったらしいことを知り、本作を視聴。
まず、出だしのタイトルバックにとてもゾクゾクとさせられた。この凝ったタイトルバックをデザインした のは、カイル・クーパーだそう。自分が印象に残ってる彼作のものとしてはスパイダーマン2が有るが、インパクトはそれを超える。
そして、ストーリーというかアイデアがとてもユニークで、脚本のアンドリュー・ケビン・ウォーカーというヒトは凄いと思った。ペンシルバニア州立大卒後、ニューヨークでタワーレコードの店員として働いた時に書いたらしい。確かに、沈鬱とした都会的怖さが充満していた。
ブラッド・ピット演ずる刑事の妻役グウィネス・パルトロウが、妊娠したことを部長刑事モーガン・フリーマンに打ち明けるなど、やけに登場して不思議な感じがしていたが、ああいうかたちで最後に彼女が登場してくる伏線であったとは!やはり衝撃を受けた。
新たにこの街にやってきた若い刑事を演じたブラッド・ピットも定年間際の部長刑事役モーガン・フリーマンも好演とは思ったが、ケビン・スペイシー演ずる猟奇犯が醸し出す知的な不気味さには圧倒された。背景も動機も不明であるが、この街の人間には激しい憎悪を抱いていることがセリフから伝わり、ダンテの神曲煉獄編に登場するカトリックにおける7つの大罪、それらを象徴する様な人間を殺害していく。
「GLUTTONY(貪食)」、「GREED(物欲)」、「SLOTH(怠惰)」、「LUST(色欲)」、「PRIDE(高慢)」、「ENVY(ねたみ)」、「WRATH(憤怒)」の順で。最後の2つの殺人が起きていない段階で、犯人は意外にも自首してくる。その前に、ENVYのよる殺人が実は行われていて、最後の殺人は主人公のブラッド・ピットにより実行される。そうして、猟奇犯の綿密な「神曲」的計画は成就される。とても斬新なアイデアのストーリーに、圧倒される思いがした。
監督デビッド・フィンチャー、製作アーノルド・コペルソン、 フィリス・カーライル、製作総指揮ジャンニ・ヌナリ、 ダン・コルスラッド、 アン・コペルソン、脚本アンドリュー・ケビン・ウォーカー、撮影ダリウス・コンジ、美術アーサー・マックス、衣装マイケル・カプラン、編集リチャード・フランシス=ブルース、音楽ハワード・ショア。
出演
ブラッド・ピットデヴィッド・ミルズ刑事、モーガン・フリーマンウィリアム・サマセット部長刑事、グウィネス・パルトロウトレイシー・ミルズ、ジョン・C・マッギンレーカリフォルニア、R・リー・アーメイ警部、リチャード・ラウンドトゥリーマーティン・タルボット地方検事、ダニエル・ザカパテイラー刑事、ケビン・スペイシージョン・ドゥ、リチャード・シフ、マーク・ブーン・ジュニアFBIの男。
全275件中、1~20件目を表示