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物凄い駄作だった・・。同監督の「猟奇的な彼女」も退屈だったが終盤の木が良かった為本作も観てみたが冗談かと思える出来。
本作のタイトルとX JAPANのTearsが主題歌という点で女の子死ぬと予想したが男が死ぬんかい。しかも死ぬ経緯だいぶカッコ悪い。この男の役柄に個性感じないので死んでも心に響くものがない。女の子が死ぬほうが良かった。明るくて強い子が死ぬなら胸にくるものある。あんな個性少ない男が死んで風になっても感動しにくい。そして死んだ男が最初に部屋に現れる場面、オカルト映画じゃないなら登場時の演出もっと何とかして欲しい。部屋に2度目の登場時は背景が安っぽくて茶番感が増してた。車転落あたりも雑だからゴリ押しで話進めたみたいに感じてしまう。
男が風になった時点で映画終わりにしておけばまだマシだった。だが猟奇的な彼女と同じくラストと思いきやダラダラまだ続くという展開。しかもアクションの唐突感が凄くて馬鹿げてる。一体何がしたいのか。とにかく色々やってみたかったのだろうか監督は。と思えるほど一貫性も説得力もない。しかも女の子の動きが素人感満載で警察役とは思えないからギャグみたいに感じる。この子は演技も下手だったがアクションもダメダメか。顔も凄く可愛いという程でもない為そうなるとこの映画良い点が全然見つからない。雑な感じで色々進めてるから色んな場面で説得力に欠ける。X JAPANの名曲やサティの音楽も感動させたいゆえ安易に入れちゃったのかと思えてくる。薄っぺらい映画に名曲が浮いてる。いったいこの映画は何をしたいのか。衝撃の出来である。
2023/02 VOD