THE 有頂天ホテルのレビュー・感想・評価
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大晦日におりなすどたばた劇場!!
本日大晦日。
2024年の最後に大晦日にまつわる映画を観てみようかと探し、
三谷監督の作品を見つけて観賞しました。
ひとつのホテルで起きる様々な人間模様と、
その人々を巻き込んだ出来事が次々と重なりあい、つながっていくストーリーが三谷監督作品の良さが出ているなと感じました。
テンポのいい会話と豪華俳優陣の掛け合いが真剣であればあるほど面白さが増して声を出して笑ってしまいました!
偶然とトラブルはどこまで重なるんだというほどうまく絡み合い、そして解けていく話がスピード感があってすごく楽しめました。
それぞれが抱える問題を、自分一人だけではなく、主人公を中心に周りを巻き込んでいきながら決断していく姿はすごく胸を打たれました。
それぞれが分かれ道に立ったとき、自分で決断する勇気やその瞬間をみていると、自分で選んだ道だからこそ突き進めるし信じていけるんだと感じました。
私も仲間と仕事している中で、たくさんの決断をする瞬間がありますが、いつもドキドキしています。
そのドキドキの先に成長があるとずっと学んできました。
私は2025年も仲間とともに成長していく1年にします。
何この茶番
このドタバタは好みじゃない
趣味が合わない
西田敏行…さすがです
映画と舞台は別
監督が有頂天?
とってもとっ散らかっていたのに、いつの間にか綺麗にまとまった!
【”ホテルマンの誇り”有名ホテルに大晦日の夜に集った人々の、嘘、困惑、勘違い、思惑をグランド・ホテル形式で描き出したコメディ。20名を越えるスター俳優を自在に操る三谷脚本の魅力全開作である。】
■年越しのカウントダウンパーティーを2時間後に控え、大わらわな高級ホテル、アヴァンティ。
副支配人の新堂(役所広司)は、別れた妻(原田美枝子)とその再婚相手の”マン・オブ・ザ・イヤー”に選ばれた男(角野卓三)に遭遇。だが、その男は”マン・オブ・ザ・イヤー”に相応しくない写真をコールガール(篠原涼子)に撮られていた。
一方、国会議員の武藤田(佐藤浩市)は自らの汚職により自殺を考えていた。(けれど、する訳ない。隙あらば、政界復帰を目論んでいる。)
ワケありの宿泊者たちに振り回される新堂。
だが、彼はホテルマンとして、客の要望を受け入れつつ、時に毅然とした対応を取る。ー
◆感想
・この頃の、三谷監督の脚本は、入り混じった人間関係を面白おかしく、且つ沁みる内容で描いており、見応えがある。
但し、バタバタ感は否めず、そこが評価が分かれるポイントになったのかな、と久方ぶりに鑑賞して思った作品である。
・役所広司、佐藤浩市、松たか子、麻生久美子、篠原涼子ら今でも邦画を代表する俳優陣を”これでもか!”と言う位、豪華にキャスティングしている。
ー これが、相乗効果を生んでいるかどうかも、評価の分岐点になると思われる。
但し、これだけの布陣に見せ場を与えつつ、纏め上げた脚本には頭を下げるしかない。-
<今にして見ると、豪華俳優陣の中でも、際立った存在感を保った役所広司の演技は、流石だなと思った作品でもある。
ついでに言えば、初見時にはあの筆の達人でありながら、オドオドしている人がオダギリジョーだったとはなあ・・。
映画は、出来れば面白いと思った作品は2回は観たいよな、と思った作品である。
だって、出演者多すぎでしょ!。>
『私らしく』という呪いに取り憑かれた人々のお話。
内容は、舞台は年の暮カウントダウンを控えた豪華ホテル・アバンティに集まる人々を一つの家族と見立て、そこで起こる様々な出来事を覗き見る事の出来る舞台風コメディドラマ映画。好きな言葉は、『お帰りなさいませ』この様に挨拶をする主人公の役所広司。『たまには厳しい事を言うのも家族です。』代議士をホテルから逃す時に厨房で話す言葉。ホテルを🏨大きな家に見立て覗き見る様な群像劇は、登場人物も多く出来事が山盛りで伏線も随所に散りばめられ考えながら見ていて面白さと同時に、疲労感を覚えるかもしれません。自分的には、群像劇は大好物なので非常に良くできた脚本と舞台であり映画でもある様な独特のリズム🪘には脱帽します。グレムリンの襲撃後みたいやどんなに明るい空の下にも悪魔は居る👿もんですや客前ででまかせに歌って感動させるのはあの人ぐらいや洗顔クリームの3段落ち三種の神器のブーメラン効果などの場面は楽しいです。あまりにも登場人物が多くどの様な視点で観たらいいか分からず面白さも激減してしまうかもしれませんが、サスペンス要素もあり喜怒哀楽のバランスも良く最後にはオールキャストの大団円は皆んなのカタルシス解放が染み入る様に感じられ非常に面白いです。好きな場面は、それぞれの物語が一つの風呂敷に包み込まれる様な大団円も勿論の事ながら、それぞれの問題が解決するところで、津川雅彦(おやじ)が『お名前聞かしてくれませんか?な・お・み』と言う場面でオヤジが自分らしく生きようとする場面。色々な人が、生き残る道を模索し虚像に取り憑かれた見栄っ張りのホテルマン。自分保身しか考えられ無い政治家(クネクネ)。世間体を気にする大企業の社長。寂しがり屋のコールガール。嘘偽りの顔を持つ罪悪感を持つ代議士。自分の夢を挫折しそうなベルボーイ。自分らしく生きようと行動する客室清掃員。夢と現実の狭間で嘘を演じるコンパニオン。スポットライトを極端に怖がる自殺願望の大物演歌歌手。自分の歌を歌いたくても歌えず流される女性歌手。思い通りに操りたいハゲを気にする劇団長。昔の出来事を後悔して時間が経ってしまった元奥様。行間を読む様に何気ない一言が、これほど切なくやるせ無い無力感に包まれるとは思ってもみませんでした。それぞれのキャラクターが上手い具合に噛み合って最後は一つに纏る素晴らしい作品だと感じました。
大晦日の夜にあるホテルでの出来事。 個性的な豪華キャストが起こすド...
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