姑獲鳥の夏

劇場公開日:2005年7月16日

解説・あらすじ

「ウルトラQ」シリーズや「帝都物語」の実相寺昭雄が、京極夏彦のベストセラーを映画化。脚本はフィギュア・オタクを描いた「ブリスター! BLISTER」の猪爪慎一。シリーズ共通の主要キャラは、京極堂に堤真一、関口に永瀬正敏、榎木津に阿部寛という配役。昭和27年の東京。作家の関口は、ある産婦人科医院の娘が20カ月も身籠もったままだという噂を追って、怪事件に巻き込まれていく。

2005年製作/123分/日本
配給:日本ヘラルド映画
劇場公開日:2005年7月16日

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(C) 2005「姑獲鳥の夏」製作委員会

映画レビュー

1.5 見どころは猫がかわいいところくらい

2025年8月24日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

単純

評判の悪さは聞いていたので一種の怖いもの見たさで見てみましたが、かなりひどいですね。原作の魅力の一割も表現できていないと思います。

まず、キャスティングがおかしい。中善寺は偏屈具合が足りないし、木場刑事はガサツなだけだし、関口は単に無口なだけ、と演者だけの責任でもないのでしょうが、原作のキャラクターの複雑な内面を理解せずに似た部分が一つあるだけの単純なキャラ造形になっています。シリーズのアイドル敦子にしても見た目はいいですが、物言いがきつくて愛嬌がないし魅力をスポイルしてしまってますね。邪推するなら、原作通りではつまらないから少し「外して」みたのかもしれませんが、いらぬ努力です。まあ、単に読み込み不足なだけかも。

映像も変というか、やたらと点滅させたりカメラワークに凝ってみたりと怪しい雰囲気を出そうとしていますが、効果的というよりわかりにくいだけに見えます。あと、めまい坂のセット丸出しのチープ感はもう少し何とかならなかったのか。

演出も丁寧さが足りません。とあるキャラがナイフで人を刺すシーンのあっさり感は唖然としました。それまで積もり積もったものがあるにしろ、過激な行為に至るには感情の高まりがあるはずで、いきなり刺したのでは何が何やらです。

最後の赤ん坊を渡すシーンにしても涼子の心境の変化を表すのに間を持たせず俳優の演技に任せていますが、原田知世さんには少し荷が重たかった気がします。舞台になる病院のスケール感のなさもあって、どうにも安っぽいシーンになっているのがもったいない。

原作はただのミステリーではなくて、キャラクターの内面描写など抒情的な面も魅力なのですが、そういう部分が表現しきれずに趣味の悪い怪奇映画(もどき)にしかなっていません。音や色がない漫画版のほうがはるかに出来がいいので、そちらを読んでもらったほうがいいと原作ファンとしては思います。

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Tenjin

1.0 オドロオドロしくない…

2023年10月14日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

この映画「オドロオドロしく」ありません。
原作小説が好きで、期待して観に行きましたが、ガッカリです…
ネタバレになるので、あまり書きませんが、原作は最後に
「あるモノが産まれる」のがクライマックスでしたが、映画では
その産まれる場面が、産まれてくる様に見えません。
キャストだけは、やたら豪華です。 顔と名前がよく知られる俳優が多いです。
映画の製作費のうち、俳優へのギャラだけで、かなり持っていかれたのでは
ないでしょうか?…全然その豪華キャストを活かしていません…
「ホラー映画」として、全く怖くありません。
「『ホラー』ではない『怪談』だ」と、主張するのでしょうか?
「怪談映画」としても、全く怖くありません。
冒頭に書いた通り「怪談映画としての『オドロオドロしさ』が全く無い」
のです…

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777

1.0 よくわからない

2023年10月9日
iPhoneアプリから投稿
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アンディぴっと

2.0 出演者は錚々たる顔ぶれなのに、肝心の内容が意味不明。 堤真一の哲学...

2023年8月3日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

出演者は錚々たる顔ぶれなのに、肝心の内容が意味不明。
堤真一の哲学論は興味深かったが。

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省二

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