素晴らしき哉、人生!のレビュー・感想・評価
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けっこう後半に出てきます
悪い人じゃないけど、助けなきゃいけないそんな善き人という感じでもない・・・という違和感は最期そういうことかと。いろいろ失敗もあるし、迷惑もかけるけど no one is failure who has friends なんですね。
古典的名作・・・ということになっている・・
私の周りには映画ファンがたくさんおり、この映画を見てる人も多いです。そしてよく話題になるのはこの映画は名作なのか名作というほどは面白くないのかというテーマです。 私はどちらかと言うと名作というほどではないが、いい映画だと考えています。
この映画の中で私が忘れられない部分があります。それは銀行がやろうとしていることです。アメリカの町の名前とかストリートの名前に銀行の名前がついてることがあるそうで、アメリカってのは銀行が作ったんだなぁということをこの映画で感じました。また同じようなエピソードが「真昼の決闘」の中にも出てきます。銀行の目指すまちづくりが気に入らなくて街の中で葛藤が起こるという話でしたね、あれは。それから有名なワイアットアープも「愛しのクレメンタイン」の後、実際には銀行と争いを起こして敗れ去り町を去っていたという話も聞いたことがあります。そういった意味でアメリカの歴史を学ぶのに良い機会をこの映画で得ました。そんな厳しい現実が描かれているところ、そしてそれが ファンタジーによって優しく解決されているところなんかがこの映画を名作と言わせる要因なのでしょう。
文句無し!
「物質的充実か精神的充実か」 資本主義社会において、この問いは...
「物質的充実か精神的充実か」
資本主義社会において、この問いは普遍的なものであるということを、70年以上前の作品を見て改めて感じた。
この作品の主人公ジョージは人生の様々な場面でこの選択を強いられる。そして選ぶのは後者であった。プロポーズのとき、ジョージが放つセリフが胸に突き刺さる。
「聞いてくれ。プラスチック(ジョージは友人が経営するプラスチック関係の工場で働くことを誘われていた。その工場は後年栄えることになる)も地位も興味はない。結婚したいとも思わなかった。だが自分に正直に生きる。だから君を…。」
作品はジョージが自殺しようとも考えた程のピンチを、ジョージにお世話なった人たちの手助けによって切り抜けるところで幕を閉じる。彼が理想としていた富や名声を手に入れることは出来なかったが、「それでも人生は素晴らしい!」と彼の笑顔から浮かんできそうであった。
素晴らしき哉、人生!
この作品は当たり前のことは当たり前ではないことを教えてくれました。
助け合える友人がいること、そして心が落ち着く居場所があることである。
彼はどんな困難が襲っても前を向く勇気と誰かのために生きるという信念でそれを払い退けてきた。
しかし、さすがの彼でもどうしようもならい状況に押し潰されてしまった。
そこで天使が彼の”存在”というものの大きさを教えたのである。
たしかに彼は彼1人の存在でこの街すべてを変えてしまうような大物である。しかし、それはだれでも同じなのだ。
だれでも1人1人が力を持っているのだ。
それが目に見えるのは難しいかもしれない。
けれど、社会とはミクロの眼でみれば沢山の人が関わっている。周りにあるどんなものでもそうだ。コタツだってその上のみかん、新聞紙、その下のネコだって人というものが少なからず関与しているのだ。
そしてそれは悲しいことに私達はいつも忘れていることが多い。いただきます、ごちそうさま、ごめんなさい、ありがとうなどの当たり前の言葉も忘れてしまっていることが多い。
そして、この映画の表現した友人や家族がいることの素晴らしさもである。いまある幸せを噛みしめようと思うことができた。
DVD持っています、それくらい好き
人間として生きる
人類の誇るべき映画遺産。
2016年、どうしても本作で始めたかった映画初めの一本。
事あるごとに引っ張り出し、VHSのころからそれはもう何度となく号泣したこの名作を銀幕で観られた喜び。
70年前に作られ、今も全く色あせない不変の「映画の教科書」。
当然技術的な古臭さは所々あるけれど。
そんなものを軽く吹き飛ばす映画の引力が凄まじい。
演出と、そして「物語り」(脚本とその運び)が如何に大切かを、何度観ても思い知らされる。
今回は企画上映のリバイバル、初見の方も多々いたかと思う。
その上で映画を語る際に、ぜひ心に物差しの基準点としておいて置いていただきたい人類の映画遺産的作品。
古き良き時代の典型的なアメリカ映画の代表作の一つ
素晴らしい人生とは?
心温まる作品だった
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