千と千尋の神隠しのレビュー・感想・評価
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さすがの宮崎駿
もう何度も小さい頃から見ているはずなのに、何回見てもこの映画には新たな発見があります。 千と千尋は1度見ただけじゃ、深すぎてなにかを感じ取るには難しい映画でしょう。 ストーリーはみなさん誰でも知ってると思うので省きますが、誰もが楽しめる映画なのは確かです。 幼い頃は何も考えず見ていましたが、今歳を重ねて見てみると、またほかの側面からこの作品は見ることが出来ます。 そんな深みのある千と千尋が大好きです。 日本の興行記録ぶっちぎりの1位なのも頷けます。 この独特の世界観、映像美、キャラクターの個性、ストーリーどこをとっても似た作品は出てこないんじゃないかと思います。宮崎駿の天才さが余すことなく発揮されていますね。 特に、ジブリの人間以上に人間らしくというキャラクターの書き方で本当に表情は人間よりも生き生きとしています。大げさなくらいな大粒の涙、身体のひとつひとつの動き、表情の変化さえもここまで描くか!!というくらい細かいですよね。 だから宮崎駿の作品は本当にアニメらしくないというか…………実写でもいけちゃう?くらいに思えるのですが、でも、アニメ独特の色彩感で物語を彩るので、やっぱり宮崎駿のアニメは実写よりもずっーと美しく見えるのです。
名作
久々に観て、やっぱり素晴らしい映画だと思いました。 日本を代表するアニメ映画だけあって 何年たっても色あせない世界観に感動しました。 電車のシーンは一生忘れられないです 唯一無二の映画です。宮崎駿さん以外に作れないと思います。
最高傑作
通算100回観てるだろうけど飽きないどころか毎回新たな発見があるし、ここ3年くらい観るたび泣いてるからやっぱり傑作。地上波で放送する際、遂にCM跨ぎで流れるハクが銭婆の家に迎えにくるシーンだけで涙が出るレベルになってしまいました。初めて観た時は小学生かな?記憶にない位昔だけど、大人になって見方が変わるし、1ミリたりとも朽ちない
日テレ(金ロ)/これまで見てきた宮崎さんの作品と比べると、そこまで...
日テレ(金ロ)/これまで見てきた宮崎さんの作品と比べると、そこまで好みではなかった。妖怪たちの描写が気持ち悪かったのかな……。
わざと理解できないようになっている
この作品は、何回観てもよくわからないシーンが数々ある。 だから面白い。 個人の解釈で、それぞれにとっての作品になれるからだ。 行きと帰りでトンネルが違う意味や、千尋の髪飾りが光るシーン… 色々想像の余地があるし、意図を仮定して観るとストーリーが出来上がる。 10回くらい観てるが、何回見ても面白い。 あと音楽が素敵。世界に入り込んでしまう。
久石譲の音楽が心に響く
初めて映画館で観た時はさほど響かなかったが、何度か観る内にどんどん感動が深くなった。 頼りない千尋が周りの助けによって自立していく姿は、改めて人は知らず知らず色んな人に助けて貰っているんだなと気付かせてくれる。 あと久石譲の音楽が素晴らしいっす。
私の本当の名はニギハヤミ コハクヌシだ
【千と千尋の神隠し:おすすめポイント】
1.何気ない家族が迷い込んだ「八百万の神々が住む世界」が凄すぎる!!!
2.荻野千尋役柊瑠美とハク役入野自由の絡みとセリフが最高!!
3.湯婆婆が経営する、八百万の神が体を休める「油屋」(あぶらや)という屋号の湯屋がいいなぁ!
【千と千尋の神隠し:名言名セリフ】
1.荻野千尋役柊瑠美の名言名セリフ
→「おとうさんとおかあさんは?どこ?豚なんかになってないよね!?」
→「やっぱり豚になったの夢じゃないんだ」
→「私、人間よ。この世界じゃちょっと珍しいかもしれないけど。」
→「ハク、聞いて。お母さんから聞いたんで自分では覚えてなかったんだけど、私、小さいとき川に落ちたことがあるの。」
→「おばあちゃんだめ、ここにはお父さんもお母さんもいないもん。」
2.ハク役入野自由の名言名セリフ
→「口を開けて、これを早く。この世界のものを食べないとそなたは消えてしまう。」
→「ここでは仕事を持たない者は、湯婆婆に動物にされてしまう」
→「湯婆婆は相手の名を奪って支配するんだ。いつもは千でいて、本当の名前はしっかり隠しておくんだよ。」
→「私の本当の名は、ニギハヤミ コハクヌシだ。」
→「 私はこの先には行けない。千尋は元来た道をたどればいいんだ。でも決して振り向いちゃいけないよ、トンネルを出るまではね。」
→「私は湯婆婆と話をつけて弟子をやめる。平気さ、ほんとの名を取り戻したから。元の世界に私も戻るよ。」
3.湯婆婆役夏木マリの名言名セリフ
→「その代わり嫌だとか、帰りたいとか言ったらすぐ子豚にしてやるからね。」
→「 セーン!よくやったね、大もうけだよ!ありゃあ名のある河の主だよ~。みんなも千を見習いな!今日は一本付けるからね。」
『千と千尋』の音楽は、死のテーマ。
大好きな映画。 『千と千尋』の音楽の、何となく死のテーマに聞こえる感じがたまらない。 千尋のかわいいんだけど、ちょいブサなのが愛しすぎる。柊瑠美の温室育ちっぽい甘ったるい声は千尋そのもの。知り合いのロシア帰りの演出家が、ロシア語版千尋は本当に素晴らしかった、って言ってて、めっちゃ観たいけどどこにも売ってない笑 観た人は千尋と一緒に成長する。映画を見終わって劇場を出たあとと、千尋がトンネルから抜け出して元の世界に戻ったあとは、同じ感覚だ。何かとてつもないものを体験したが、一方で何も変わってないように思える。でも自然とこれから頑張ろうって思う。そう思わせてくれることがどれだけ尊いか。
ネガティブ→ポジティブ
全体を通し、ネガティブに見えたものが、実は良いものだと分かる、或いは良い面もあると分かる、という構造を徹底している。ハクや湯婆婆のような重要キャラは、ややひねりがあるが、やはりこの仕組みになっている。この構造は千尋の成長過程である。未知のものと出会い、はじめは恐れるが、良いところを理解して受け入れられるようになっていくという、実は子供の普遍的な成長だろう。
初めは新しい町や学校に気乗りしていなかった千尋。異世界での経験を経て、きっと新しい生活もポジティブに受け入れられることだろう。
そして言わずもがな、各キャラクターのデザインは面白いし、質感や空気感の表現は天才的。
宮崎さんの作品では、誰もが知っている「あの感じ」をとらえるのが素晴らしく上手いように思うが、それが特に極まったのがこの作品ではないかと思う。共感できる感覚が表現されているからこそ、内容に難解な点があっても、多くの人を楽しませられるのだろう。
余談だが、宮崎作品でよくある台詞、「いい子」が、今作は2回(かな?)もある。千尋が竜の姿のハクを「いい子だから」となだめたときは、流石にビックリした。
と、書いてはみたものの、宮崎さんのこの手の恐ろしく作り込んだ作品は、理解に深い知識を要する意図がありそうで、正しく解釈できる自信がない。
特に、ニガダンゴが全くわからない。なぜ千尋はそれが重要アイテムだと解ったのか?
考えすぎだろうか。
ハク様かっこいい
不思議な世界観が大好きです。 千尋は最初よりも強くたくましく成長しているし、 少し切ないけど、心が温かくなります。 いつかまたハクと出会ってほしいです。 川の神と人間じゃなくて人間同士で。 千尋はもう二度とあの世界には行けないのでしょうか? せっかく釜爺やりんとも仲良くなったのに、ほんとに切ない。
言葉にならないことを伝えてくれるジブリの作品。
はっきりとするものは理解できないが、でもなにかを訴えかけてくる作品です。 別にそこまで観たいと思わないのに、テレビで流れているのが目に入るといつの間にか魅入ってしまいます。
VERY GOOD
この作品は知っていたが鑑賞をスルーしていた。人に勧められて鑑賞した。とてもいい映画だった。はっきり言って「感動した」の一言。 女性に好まれる作品かなと思った。この作品を進められた人も女性。かなり気に入っていると言っていた。 流石、「最優秀作品賞受賞」を手に入れた感動のジブリだ!
あ〜…
これはいいっすね。
この読後感は日本人なら嫌いな人いないっす…。
大人になった今思うことといえば、千尋がかわいそうっすね。ハクのこと、あの世界のこと、みんなが助けてくれたこと、自分一人でも頑張ったこと、現実では千尋以外誰も覚えてないんだからね。お父さんとお母さんに話しても通じるわけないし、一生忘れられるはずもないし、誰とも共有できない懐かしい記憶を一人で持ち続けて大人になるのってけっこうしんどいっす。
ここからは私個人の単純な妄想。千尋は現実世界で多分もうハクに会うことはないでしょうけど、「ハクがきっとどこかで見守ってくれている」「頑張って生きていればきっとまたハクに会える」という気持ちがこれから先千尋の挫けそうな心を折に触れて何度だって支えてくれるのでしょう。それは、いつもそばにいるのと、何度も出会っているのと同じこと。もう二度と一生出会うことがなくてもね。主題歌の「いつも何度でも」も大好きです。
千尋にはどうかまっすぐ大人になってほしいね。
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