劇場公開日 2001年7月20日

「さすがの宮崎駿」千と千尋の神隠し ま ど かさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0さすがの宮崎駿

2018年8月20日
iPhoneアプリから投稿

もう何度も小さい頃から見ているはずなのに、何回見てもこの映画には新たな発見があります。

千と千尋は1度見ただけじゃ、深すぎてなにかを感じ取るには難しい映画でしょう。
ストーリーはみなさん誰でも知ってると思うので省きますが、誰もが楽しめる映画なのは確かです。
幼い頃は何も考えず見ていましたが、今歳を重ねて見てみると、またほかの側面からこの作品は見ることが出来ます。
そんな深みのある千と千尋が大好きです。
日本の興行記録ぶっちぎりの1位なのも頷けます。

この独特の世界観、映像美、キャラクターの個性、ストーリーどこをとっても似た作品は出てこないんじゃないかと思います。宮崎駿の天才さが余すことなく発揮されていますね。
特に、ジブリの人間以上に人間らしくというキャラクターの書き方で本当に表情は人間よりも生き生きとしています。大げさなくらいな大粒の涙、身体のひとつひとつの動き、表情の変化さえもここまで描くか!!というくらい細かいですよね。
だから宮崎駿の作品は本当にアニメらしくないというか…………実写でもいけちゃう?くらいに思えるのですが、でも、アニメ独特の色彩感で物語を彩るので、やっぱり宮崎駿のアニメは実写よりもずっーと美しく見えるのです。

ま ど か