千と千尋の神隠しのレビュー・感想・評価
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手ェ出すなら終いまでやれッッ
ジブリ史上最も
訳わからん作品かもしれない。
なのにたまに見たくなり、
何度見ても飽きない。
扉の向こうにある違う世界。
見たことのない生命体の数々。
小学生(たぶん)にして働かなければ
ならないというストレス。
褒められる喜び。生まれる自信。
そして恋……?
一人の少女の成長物語と言って良い。
最初の千尋と最後の千尋では
表情がだいぶ違う。
たぶんこの先何が起こっても
彼女は軽々と乗り越えて行くだろう。
何度も見たくなる理由の一つに、
BGMがある。湖の線路のシーン。
あそこで流れるBGMは特に聞き惚れる。
隠されたメッセージ性は
この映画は何度もみた! 何度でもみれる!! この映画に隠されたメッセージ性がなんなのかを私は知りたい。 欲望にのみしたがって生きると大変なことになる? お金以外に大切なものはある? 愛は力? 大切なことは何か本質を忘れるな? 自分の出した結論はこれです
不思議な国の千尋
映画評価:60点 当時映画館で観た時は満点に近い印象を受けた作品です。 この作品は、一人の少女が世にも不思議な世界へと迷いこんでしまう、不思議の国のアリス的な展開の作品なんです。 その世界観も魅力的ですが、個性が輝るキャラクター達も魅力的です。 何度観ても楽しめますね! 【2014.11.21鑑賞】
切なくて素敵過ぎる、日本映画の名作。
何度観ても飽きない作品。
ジブリと言ったらこれですね。
全てのシーン、所々まで細かく描かれているので観る度に新しい発見があるのも面白いところ。
濃いキャラクターたち、あの世界感が大好きです。
ハクが銭婆の家に千尋を迎えに来たシーンからは、感動して涙が…。
この2人の関係、切なくて素敵過ぎる。
ハクの正体も、そうきたかぁと。
もう、あっぱれです。
ジブリ作品、そしてそれを生み出した宮崎駿監督は日本映画の誇りですね。
良き哉
宮崎監督のアタマの中のキレイなもの、えげつないものすべてをご開帳したようなお伽絵巻。 ストーリーはシンプルで大きな盛り上がりがあるわけではないが、小エピソードが次々と展開され、そこにゆるキぬャラ、キモキャラのオンパレードで飽きさせない。 シュール、エキゾチック、ファンタジック、ノスタルジック、いずれにおいても右に出る作品はそうはない。 冒頭、小径の苔むす石の置き物に迎え入れられてから、本編では賑やかだった場所の色褪せたスナップ写真のようなエンドロールまで目が離せない。
優しく包まれるような浮遊感
カオナシは千尋に誘われるように社会(湯屋)に入ってくるが、自分の言葉を持たず、金を使わなければ他人と接点を持つことが出来ない。そして徐々に自分を見失っていく。まるでステレオタイプな日本人のようなキャラクターだ。
そんなカオナシも千尋に再び誘われるように銭婆のもとに行き、本来の自分を取り戻していく。銭婆と湯婆は生きている社会環境が違うだけで元々は同一の人物なのではないだろうか?
自分もまた湯婆やカオナシのように欲にまみれ、拝金主義になってしまえば、たちまち自分を見失ってしまうだろう。
ハクもまた千尋との交流で見失っていた自分を取り戻す。彼は自然そのものだったのだ。自分を取り戻したハクと千尋が涙を流し飛翔するシーンは何とも言えず暖かく優しさに包まれたようなシーンだ。
それは千尋の中に、ハクを救えた喜びと、ハクは弱い自分のことを子供のころからずっと見守ってくれていたという喜びが交錯しているからだろう。
自然も人間も普段は忘れていても根っこでは深く繋がっていて、自然は自分達のことを暖かく見守ってくれている。そんな感じがした。
名作です。
久々に見返しました。
ジブリ作品は年月が経って、見返す度に受ける印象、感じ方が変わってくるので不思議な気持ちになります。
最初は親に依存して挨拶も感謝の言葉も言えなかった千尋が、油屋で生活するうちに自分自身で生きる力を身につけ逞しくなっていく過程がとても良かったです。
それはハクとの愛の力もあるのかなと考えてみたり…
ラストのハクとの別れのシーンはとっても切なかったです。
その後どうなったんだろう…?と考えずにはいられない作品でした。
名作です!絶対にみてほしい作品です!
名作の中の名作!間違い無く世界の名画50に!俺なら選ぶ・・♪
いやまぁ・・ 黒澤映画や寅さん、小津安二郎?作品も未見の俺が、邦画を語って良いか?の賛否は置いといて・・ とにかくこの作品は・・(語るまでもないが)まぁ素晴らしいヽ(^o^)丿♪ ジブリがジブリだった頃の最後のジブリ(※ハウルまでが最後のジブリて意見も有る)。 >一人の天才でなく・・・数多の才人で商業的にも勝ちを得たディズニー・・ >後継を育てず、ただ滅し朽ちてゆくジブリ・・ この作品が、本当の『宮崎駿遺作』だと、俺は個人的に思うなぁ⌒(^O^)⌒ 星☆評価は・・ 劇場公開¥1800円基準で(*^^)v⑤ DVD買う度 ◎◎◎◎◎ モ1回見たい度 ◆◆◆◆◆ おすすめ度 ***** デートで見る度 ◇◇◇◇◇ 観た後の行きたいお店】 台湾の?本作モデルになった町のなんたら飯店! 観た後の飲みたいお酒】 お酒ならなんでもOK!!! 観た後の食べたい一品】 ハクのおにぎりヽ(^o^)丿 ・・川の神様の苦だんごは勘弁! 働かない奴は喰うな! お世話になった方に礼を言え! きちんと謝る・・そして、きちんと赦す! (↑※日本人のこの精神性・・・どこかの隣の半島の人々に聞かせてやりたい!!!) 『人は忘れないモノだよ・・思い出せないだけでね・・。』 見るべし!そして泣くべし! 伯爵品質保証!名作(*^。^*)♪
「神かくし」ってのがポイントですね。
大好きな映画で何度も何度も見ています。
それぞれのシーンの意味を読み解いたりした。
ポイントとして「千と千尋の冒険」とかではなく
タイトルに「神隠し」と使ってる所に製作側の意図が詰まっているように感じます♪
それぞれのシーンの意味を考えた結果ネタバレブログも書いてみるくらい好きです♪
独特の異世界とその裏事情を想像する
総合:75点 ストーリー: 75 キャスト: 80 演出: 85 ビジュアル: 80 音楽: 80 正直最初見たときは期待が高かった分、あまり面白いとは思わなかった。それまでの宮崎作品にある重厚な主題に比べて物語にあまりたいした出来事がなく、子供が迷い込んだ異次元の世界の温泉宿で働くというだけの話にそれほどは興味をひかれなかった。見ず知らずの自分に良くしてくれた人にお礼を言うことすら出来ない10歳の少女が、初めて直面する厳しい世間。悪くはないけれども、でもどこにでもいる世間知らずの普通の子供のよくある成長物語かなという程度。 今回改めて見直してみて、前回に見たときよりも不思議と面白く感じられた。物語はやはりそれほどに素晴らしいとは思わないのだが、この奇妙な異世界と、それが制作された背景をもう少し理解しながら興味を持って見たからかもしれない。例えば千の教育係になったリンは実はまだ14歳でこちらも十分子供なのだが、この湯屋から鉄道に乗って出ていき自由になるときを待ちわびている。湯屋に捕らわれているにはそれなりの事情があるわけで、これが江戸時代ならば恐らく親の借金のかたに売られた遊女というところなのだろう。ここに働く者たちの多くがハクも含めて何かに縛られ捕らわれて生きている。千の精一杯の努力と成長だけでなく、神や物の怪を迎える湯屋の存在意義とそんなそれぞれの人々の背景も含めて考えながら見ると、映画の違った一面が見えてきた。 映画にはそのような伏線がいくつかあるようで、中にはそれにたいして拡大解釈されたものやら都市伝説的な解釈まであるようだ。結局最後までこの世界や背景が何なのかはっきりしないので、自分なりの解釈で想像しながら見たのだが、千の経験した話だけでなく歴史的なことまで思いをはせることになり興味をそそられた。
不思議な雰囲気が好き
アジア独特のオリエンタルな雰囲気がよく出ていて絵が綺麗です。 ちょっと怖さもあったり、不思議な感じもあって見る度に何かジワン、、とした気分になります。 DVDも持っているんですがテレビ放映される時も必ず見るくらい好きです。
千尋が・・
最初は、か弱くて、しっかりしてそうな子ではなかったけれどお母さんとお父さんを助けるために成長していく物語だった。。
何事もすぐできないと決めつけるわけではなく、まずやってみる。千尋がちゃんと成長していることがわかる映画だった。
次々と展開するストーリーに引き込まれました
途中で飽きることなく、最後まで集中して一気に見ました。
突然不思議な世界に迷い込み、初めは弱虫で泣き言ばかり言っていた千尋が、親切な人に出会い、助けられて、だんだん芯の強い女の子になっていくところがうまく描かれていました。
こんな、数々のいい意味ではちゃめちゃな出来事を、ひとつのストーリーとして完成させる宮崎駿は、本当にすごい才能の持ち主だなぁと改めて感じました。面白かったです。
現実社会を反映させた不思議なファンタジー世界は、見る者の心を捉えて離さない
ファンタジーの姿を借りて、現実社会を反映している。 冒頭、異世界に迷い込んだ千尋は、心寂しく不安でいっぱい→現実社会で生き方にさまよう現代人の姿。 仕事を与えられた千尋は大変ながらも懸命に励む→現実社会で額に汗して働く人たちの姿。 千に名前を変えられた千尋は自分の名前を忘れかける→自分自身を見失いそうになる現代人の姿。 わがままで欲深く、物でしかコミュニケーション出来ないカオナシ→今の若者の姿。 他人にガミガミ言い、自分の子に甘い湯婆婆→モンスターペアレント。 湯に浸かりに来る神々→神様を疲れさせるほど、今の世の中、悩みが多く、疲れている。 …などなど。 あくまでも私的な見解なのだが、そう見るとなかなか面白い。 ただの警鐘物語ではなく、千尋がたくましく成長していく姿は、現代っ子へのエール。 一本の映画としても、そのイマジネーション溢れる世界は、本当にユニークで引き込まれる。 両親を助け、この不思議な神々の世界を離れる千尋。 見る者は名残惜しい感覚を覚える。 ひと夏というノスタルジックな気分と共に、この不思議な世界を離れがたいような、映画のマジックだ。
宮崎駿の表現力は5.0じゃ足りない
歴代日本一の興行収入を誇る本作。そんな大評判を尻目に子供の頃の私は、カオナシとか湯婆婆というキャラクターの印象の強さばかりが残って【千尋の成長物語】以外の意味がわかってませんでした。 年齢を重ねて、どんなテーマだっけと気になってはいたけどまた観たいという気にもなかなかなれず、今回やっと10年近くぶりに改めて観てみると、遅ればせながらそこには“宮崎駿流”の現代社会(現代人)への思い(警鐘)が込められていることに気付きました。 お金、教育、売春、飽食、自然破壊、孤独、欲、自己、モラル… そして目先のものに惑わされない本質や絆、思い出の暖かさ。 “トンネルを抜けたら非日常” いくつになっても胸が躍らされるこの設定ですが千尋が偶然か必然か導かれたのは、画面越しにも異臭を感じるようなファンタジーというよりは悪夢みたいな世界。けれどそこでの“千と千尋”の経験は何物にも代え難く、最後にヘアゴムを光らせる彼女はもう地方に引っ越してきたことにふて腐れてる女の子ではなくて。 私が昔感じたように【千尋の成長物語】で間違いないしそれだけのことなんだけど、それだけじゃない。 絡み合ってて言葉で現すとお説教臭くもなる問題をこういう形として世に残したことは本当に素晴らしい。 色々詰め込みすぎな気もするし再度観ても私にはやっぱり大好き!!!というような作品ではないんだけど、讃えずにはいられない凄みがあるのです。宮崎駿の凄さをまた思い知りました。 例えば誰もが他人事じゃない“カオナシ”だって絶対私じゃああいう風に表現することを思い付けないし、【八百万の神様】という素敵な概念を持つ日本人ならではの発想の油屋もすごくいい。 中国っぽい建物は見てるだけで楽しいし、グロテスクな表現が多い中、魔法のわくわく感のバランスもさすがの一言。圧倒的な世界観です。 結局歳を重ねたってまだまだわからないことだらけだったけど、エンディングが全てを物語ってるような気がして子供の頃のもやもやはなくなりました。本当にジブリは何回か観て良さがわかるというか、観る度に色んな感性をつついてくれます。
よろずの神々も、いろいろなものを洗い流しにやってきて
映画「千と千尋の神隠し」(宮崎駿監督)から。
以前から、この映画の良さがわからない、と嘆いていたが、
自分の誤操作による「携帯電話アドレス全件削除」を通じて、
その良さが私なりの解釈だけど、わかってきた。 (笑)
よろずの神々も、いろいろなものを洗い流しにやってきて、
さっぱりして帰っていく。
それは、私にとって今回の携帯電話アドレス削除事件だった。
(勝手に事件にしていますが・・)
それだけ、私にとって大切なものをなくしてしまった罪悪感で、
インパクトが強かったから、確かにしばらく凹んだけれど、
時間が経つにつれて、なんだか、スッキリしてきた。
頭で考えていた時にはわからなかった、妙なスッキリ感。
長年、積み重ねてきたモロモロを洗い流した感じなのだろう。
身も心もさっぱりして、また現実の社会へ飛び出していく、
そんなことを教えてもらった映画となった。
こんな見方をするなんて、監督に失礼かな?(汗)
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