千と千尋の神隠しのレビュー・感想・評価
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なんかよく分からない
ちょっと田舎に引っ越してきた千尋と両親。新しい家へ着く途中に横道に入ってしまう。突き当たりにあったのは寂れたテーマパークの残骸のような場所。界隈で人気のいない料理店の料理を勝手に食べ始めた千尋の両親は、夜になると豚に変身していた!帰り道を閉ざされ途方にくれていた千尋をハクという少年が助けの手を貸す。神々が集う大先頭で湯婆婆のの下で働くことになる…。千尋は両親を救い無事現実の世界へ戻れるのか。
とても不思議なお話で、何をしたから何になる、という明確な話の展開もないまま、その場その場で話が続く様はまるで児童書を読んでいるような感覚。ふわふわしてて、最後に「?なんか気がつけば丸く収まっているなぁ」と狐につままれたような気分になる。それが狙いなのかどうかは分からない。
描写や世界観などは素晴らしく、千尋の微妙な少女の動きは本物感がでている。下る階段が怖いんだな、とか、どろどろで足元が動かしにくいんだな、とか。花の壁を進んでいく時の描写が綺麗だな、とか。映像と表現力は素晴らしいのだが、だから話も素晴らしいのかと言えば頭をかしげる羽目になる。
例えばよく分からないのが、坊は何故外に出てはいけないのか。(ネズミになって平気に外に出ていた。)坊は赤ん坊なのか?(それにしてはちゃんと喋る。)湯婆婆は外に鳥となって出て行ってどこで何をしているのか。なぜ銭婆は「恐ろしい人、一人で会いに行ってはいけない」と言われているのか(全然怖くないのに。寧ろむちゃ優しい人なのに。)、ハクが血を吐くようなズタズタな姿になっていたのは、あれは殺されかけていたわけであり、銭婆はハクを殺そうとしていたのか。ハクは結局何に殺されかけていたのか。(銭婆に?それとも湯婆婆に?)ハクはなぜ人間の格好をしているのか。結局何が千尋と両親を救ったのか?(ハクが契約破棄を願ったのでハクが実質救ったことになるのか?千尋がハクを思い出したから両親を救えたのか?そんな感じはしなかったけど。)両親を救うという方法が曖昧で、目的や解決法としての明確さなくモヤモヤする。
きっと上記に上げた「?わからん」と思うことは説明しなければならないほど大切なことでもなく、自分で好きに考えてくださいということなのだろう。それぞれが「これは、こういう意味だ」と思えば、そういう意味なのだろう。もうこの映画全体が好きに受け取ってくださいというもので、そういうタイプの映画なんだなと思うしかない。私からすれば、真面目に観れば観るほど話の構成に行き当たりバッタリ感を感じてしまい、ちょっと投げやりなんじゃないのとも思うが、それは好みの問題であり、他の人が「いや素晴らしいよ、すごく気に入ったよ」というのなら、確かに面白い映画だね、とは思う。きっと、どこか部分部分で、観ている人の心に響くものがあればいいなぁと思って作られたのだろう。
切なくて素敵すぎる、日本映画の名作。
何度観ても飽きない作品。
ジブリと言ったらこれですね。
全てのシーン、所々まで細かく描かれているので観る度に新しい発見があるのも面白いところ。
濃いキャラクターたち、あの世界感が大好きです。
ハクが銭婆の家に千尋を迎えに来たシーンからは、感動して涙が…。
この2人の関係、切なくて素敵過ぎる。
ハクの正体も、そうきたかぁと。
もう、あっぱれです。
ジブリ作品、そしてそれを生み出した宮崎駿監督は日本映画の誇りですね。
久々の千と千尋
手ェ出すなら終いまでやれッッ
ジブリ史上最も
訳わからん作品かもしれない。
なのにたまに見たくなり、
何度見ても飽きない。
扉の向こうにある違う世界。
見たことのない生命体の数々。
小学生(たぶん)にして働かなければ
ならないというストレス。
褒められる喜び。生まれる自信。
そして恋……?
一人の少女の成長物語と言って良い。
最初の千尋と最後の千尋では
表情がだいぶ違う。
たぶんこの先何が起こっても
彼女は軽々と乗り越えて行くだろう。
何度も見たくなる理由の一つに、
BGMがある。湖の線路のシーン。
あそこで流れるBGMは特に聞き惚れる。
隠されたメッセージ性は
不思議な国の千尋
切なくて素敵過ぎる、日本映画の名作。
何度観ても飽きない作品。
ジブリと言ったらこれですね。
全てのシーン、所々まで細かく描かれているので観る度に新しい発見があるのも面白いところ。
濃いキャラクターたち、あの世界感が大好きです。
ハクが銭婆の家に千尋を迎えに来たシーンからは、感動して涙が…。
この2人の関係、切なくて素敵過ぎる。
ハクの正体も、そうきたかぁと。
もう、あっぱれです。
ジブリ作品、そしてそれを生み出した宮崎駿監督は日本映画の誇りですね。
良き哉
優しく包まれるような浮遊感
カオナシは千尋に誘われるように社会(湯屋)に入ってくるが、自分の言葉を持たず、金を使わなければ他人と接点を持つことが出来ない。そして徐々に自分を見失っていく。まるでステレオタイプな日本人のようなキャラクターだ。
そんなカオナシも千尋に再び誘われるように銭婆のもとに行き、本来の自分を取り戻していく。銭婆と湯婆は生きている社会環境が違うだけで元々は同一の人物なのではないだろうか?
自分もまた湯婆やカオナシのように欲にまみれ、拝金主義になってしまえば、たちまち自分を見失ってしまうだろう。
ハクもまた千尋との交流で見失っていた自分を取り戻す。彼は自然そのものだったのだ。自分を取り戻したハクと千尋が涙を流し飛翔するシーンは何とも言えず暖かく優しさに包まれたようなシーンだ。
それは千尋の中に、ハクを救えた喜びと、ハクは弱い自分のことを子供のころからずっと見守ってくれていたという喜びが交錯しているからだろう。
自然も人間も普段は忘れていても根っこでは深く繋がっていて、自然は自分達のことを暖かく見守ってくれている。そんな感じがした。
名作です。
久々に見返しました。
ジブリ作品は年月が経って、見返す度に受ける印象、感じ方が変わってくるので不思議な気持ちになります。
最初は親に依存して挨拶も感謝の言葉も言えなかった千尋が、油屋で生活するうちに自分自身で生きる力を身につけ逞しくなっていく過程がとても良かったです。
それはハクとの愛の力もあるのかなと考えてみたり…
ラストのハクとの別れのシーンはとっても切なかったです。
その後どうなったんだろう…?と考えずにはいられない作品でした。
名作です!絶対にみてほしい作品です!
名作の中の名作!間違い無く世界の名画50に!俺なら選ぶ・・♪
いやまぁ・・
黒澤映画や寅さん、小津安二郎?作品も未見の俺が、邦画を語って良いか?の賛否は置いといて・・
とにかくこの作品は・・(語るまでもないが)まぁ素晴らしいヽ(^o^)丿♪
ジブリがジブリだった頃の最後のジブリ(※ハウルまでが最後のジブリて意見も有る)。
>一人の天才でなく・・・数多の才人で商業的にも勝ちを得たディズニー・・
>後継を育てず、ただ滅し朽ちてゆくジブリ・・
この作品が、本当の『宮崎駿遺作』だと、俺は個人的に思うなぁ⌒(^O^)⌒
星☆評価は・・
劇場公開¥1800円基準で(*^^)v⑤
DVD買う度 ◎◎◎◎◎
モ1回見たい度 ◆◆◆◆◆
おすすめ度 *****
デートで見る度 ◇◇◇◇◇
観た後の行きたいお店】
台湾の?本作モデルになった町のなんたら飯店!
観た後の飲みたいお酒】
お酒ならなんでもOK!!!
観た後の食べたい一品】
ハクのおにぎりヽ(^o^)丿
・・川の神様の苦だんごは勘弁!
働かない奴は喰うな!
お世話になった方に礼を言え!
きちんと謝る・・そして、きちんと赦す!
(↑※日本人のこの精神性・・・どこかの隣の半島の人々に聞かせてやりたい!!!)
『人は忘れないモノだよ・・思い出せないだけでね・・。』
見るべし!そして泣くべし!
伯爵品質保証!名作(*^。^*)♪
「神かくし」ってのがポイントですね。
大好きな映画で何度も何度も見ています。
それぞれのシーンの意味を読み解いたりした。
ポイントとして「千と千尋の冒険」とかではなく
タイトルに「神隠し」と使ってる所に製作側の意図が詰まっているように感じます♪
それぞれのシーンの意味を考えた結果ネタバレブログも書いてみるくらい好きです♪
独特の異世界とその裏事情を想像する
総合:75点
ストーリー: 75
キャスト: 80
演出: 85
ビジュアル: 80
音楽: 80
正直最初見たときは期待が高かった分、あまり面白いとは思わなかった。それまでの宮崎作品にある重厚な主題に比べて物語にあまりたいした出来事がなく、子供が迷い込んだ異次元の世界の温泉宿で働くというだけの話にそれほどは興味をひかれなかった。見ず知らずの自分に良くしてくれた人にお礼を言うことすら出来ない10歳の少女が、初めて直面する厳しい世間。悪くはないけれども、でもどこにでもいる世間知らずの普通の子供のよくある成長物語かなという程度。
今回改めて見直してみて、前回に見たときよりも不思議と面白く感じられた。物語はやはりそれほどに素晴らしいとは思わないのだが、この奇妙な異世界と、それが制作された背景をもう少し理解しながら興味を持って見たからかもしれない。例えば千の教育係になったリンは実はまだ14歳でこちらも十分子供なのだが、この湯屋から鉄道に乗って出ていき自由になるときを待ちわびている。湯屋に捕らわれているにはそれなりの事情があるわけで、これが江戸時代ならば恐らく親の借金のかたに売られた遊女というところなのだろう。ここに働く者たちの多くがハクも含めて何かに縛られ捕らわれて生きている。千の精一杯の努力と成長だけでなく、神や物の怪を迎える湯屋の存在意義とそんなそれぞれの人々の背景も含めて考えながら見ると、映画の違った一面が見えてきた。
映画にはそのような伏線がいくつかあるようで、中にはそれにたいして拡大解釈されたものやら都市伝説的な解釈まであるようだ。結局最後までこの世界や背景が何なのかはっきりしないので、自分なりの解釈で想像しながら見たのだが、千の経験した話だけでなく歴史的なことまで思いをはせることになり興味をそそられた。
不思議な雰囲気が好き
千尋が・・
最初は、か弱くて、しっかりしてそうな子ではなかったけれどお母さんとお父さんを助けるために成長していく物語だった。。
何事もすぐできないと決めつけるわけではなく、まずやってみる。千尋がちゃんと成長していることがわかる映画だった。
次々と展開するストーリーに引き込まれました
途中で飽きることなく、最後まで集中して一気に見ました。
突然不思議な世界に迷い込み、初めは弱虫で泣き言ばかり言っていた千尋が、親切な人に出会い、助けられて、だんだん芯の強い女の子になっていくところがうまく描かれていました。
こんな、数々のいい意味ではちゃめちゃな出来事を、ひとつのストーリーとして完成させる宮崎駿は、本当にすごい才能の持ち主だなぁと改めて感じました。面白かったです。
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