シークレット ウインドウのレビュー・感想・評価
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そりゃアマプラでずっと見放題だわ
なかなかの駄作。
中盤までの「どこか違和感のある日常」「何か起こりそうな雰囲気」は匙加減も悪くなかったのだが、もう後半の謎解き部分がダメダメ。
「えっ?あれは結局何だったの?」というシーンばかり。伏線はもう投げっぱなしジャーマンスープレックス! 最初のホテルのシーンは結局単なるエピソードなのかよ??
映画鑑賞の前に小説(洋書)を購入。いや、買っただけ・・・
スティーヴン・キングが小説家なら誰でも感じる類似性・同一性の心配を面白く短編小説にしたものであろう。原書は冒頭部分しか読めなかったが、最初からそういう雰囲気だった。いや、読まなかったのは正解!おかげで随分楽しめましたよ。
中盤でヒントが出てきて、ある程度プロットそのものは想像つくのだけど、ジョニデの演技が良かったから飽きさせません。それにボサボサ頭にボロボロのガウンといった今までのスタイリッシュ(と言っても、ジプシー風が多かったけど)なイメージからはかけ離れた風体の小説家なのだ。最初は『ミザリー』を思い起こさせる雰囲気で、タトゥーロ演ずる不気味な男はストーカーなのかとも想像させますが、すごい展開になって、殺人事件まで・・・
元妻のエイミーの性格がイマイチ掴めなかったけど、ちょっとドジで笑わせてくれる男が好きなのかな?離婚の理由は・・・もしやあの生活態度かもしれないなぁ・・・電話の線を抜いたり、禁煙できなかったり・・・色々ありますよね。気をつけなきゃ(笑)。
ラスト近くに出てくる塩は何か意味があるのか?モート・ソルトって書いてあったような気がする。
【2004年映画館にて】
このパターン。当時はあまり観てなかったので新鮮でした!
秘密の窓、『結末』に引き寄せられていく。
何よりも本当に怖いのは"人間"。色んな意味でわざと脅かしたり、怖がらせたり、嫌がらせをしたりするいやらしさというのは"人間"という生物ならでは。その怖さを絶妙なスパイスとして味付けしている。
盗作の疑いを掛けられるが、過去の出来事にも後悔している事。伏線は随所に散りばめてあるが分かりやすく、全ての鑑賞者が展開を想像しつつ楽しめる作りとなっている。細かな小道具に伏線がちゃんと設定されており、観ながら自分で伏線を拾うのが楽しい。
鍵となる"シューター"という謎の人物。盗作疑惑を如何にして晴らすか。。。のはずが、気が付けば"シューター"とは何者か、に焦点がズレていく。このサスペンスから、サイコスリラーに転換するストーリー展開がとても秀逸。
オチに関しては賛否ある様だが、個人的にはまぁ納得。ラスト、もう少しスッキリしたかったが、決して不満ではない。ジョニー・デップの演技をじっくり楽しむ作品。
住んでみたい町(^-^)
人怖?
カメラワークが印象的
面白い!
当時リアルタイムで観ましたが…
トウモロコシ畑の秘密たち
勝手にスティーヴン・キング特集その23。
今回はサスペンス・スリラー『シークレット・ウィンドウ』をご紹介!……つっても、
天下のジョニー・デップ主演ということでご存知の方も多いんじゃないかしら。
なお監督は『パニックルーム』『宇宙戦争』等の脚本で知られるデヴィッド・コープ。
あらすじ。
作家ジャック・モートが執筆活動をしている湖畔のコテージに、見知らぬ男が訪ねてくる。
男は開口一番、「俺の小説を盗んだな」と言葉をぶつけてくるが、当のモートは盗作の記憶がない。
ジョン・シューターと名乗るその男は、モートに盗作を認めろと執拗に迫るが、
身に覚えのないモートは要求をすっぱりと拒否。だがその出来事をきっかけに、
モートの周辺で不穏な事件が次々と起き始め、挙げ句は殺人まで発生する事態に。
自身の盗作疑惑を晴らし、シューターの凶行を止めるべくモートは奔走するが……
...
原作は、文春文庫『ランゴリアーズ』に収録されている中篇『秘密の窓、秘密の庭』。
大筋は原作と同じだが、結末は大きく異なる。公開当時も「原作と異なるラスト!」という
ふれこみだった記憶があるが、恐らく原作を読まれた方なら“異なるラスト”が
どういう方向に行き着くはなんとなぁく読めてしまうんじゃなかろうか。
それに、他の多くのレビュアーさんも書かれているよう、原作を知らずとも
物語における肝心要の部分は30, 40分くらいで気付いてしまうだろう。
この監督って幾つもミステリー映画を手掛けてるがどれもその辺イマイチな気が……。
とはいえ物語のテンポは悪くないし、主人公を演じたジョニデのひとクセある演技
(顎あむあむ)も割と楽しめるし、ジョン・タトゥーロ、マリア・ベロ
といった演技派も出てるので、最後まで退屈せずには観られたかな。
(再鑑賞で気付いたが、『ダーク・ハーフ』のティモシー・ハットンも出てたのね)
...
しかしながら……としぱぱさん等も書かれているが、
キング原作と比べると、やはり狂気性と粘着性がまるで足りないのは残念だ。
盗作を許せないという理由だけで人殺しにまで走るシューターという男のバックグラウンドとか、
別居中の妻へのモートの執着が終盤に繋がっていく流れとか、そんな心理面での恐怖が不足。
それに、『パイレーツ・オブ・カリビアン』で当時人気爆発していた
ジョニデの存在感も、本作にとっては諸刃の剣だったのではと感じる。
スパロウ船長よりも以前から彼はエキセントリックな役で光る役者さんだったが、
そんなジョニデが普通の作家役、という点で作品と合ってない感じがする訳である。
また、モートとシューターが並んで映る時に、シューターの方が危険という感じが
しないので、彼の犯行の数々がイマイチ恐怖に直結していない感じを受けてしまった。
シューター役にはやっぱり『物静かに見えるがタガが外れると人殺しでも
やり兼ねない』という狂気性と存在感が必要だったと思うんすよ。
そこが足りないせいで様々なサスペンス描写が弱くなっちゃってる。
J・タトゥーロは好きな役者さんだが、本作については配役or演出ミスだったんじゃないかな……。
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というわけで、
原作知らない立場で観ればおそらく3.0判定くらいの出来で、
ジョニデ氏のファンであればもっと見所は多いだろうと思う。
ただ、原作を読んだ個人の意見としては、もっともっとサスペンスフルな
作品に出来たのではというガッカリ感が強い。イマイチの2.5判定かな。
あ、けど、原作とは異なるあの薄気味悪~いラストは嫌いじゃないです。
茹でたとうもろこしって美味しいよねえ、もろこしもろこし♪
<了> 2018.10初投稿
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余談:
「結末で作品のすべてが決まる」と劇中のモートは語っていたが、
原作者キング自身は『暗黒の塔』シリーズ最終巻にて真逆のことを書いてます。
そりゃあ物語のオチは大事だけど、そこでどれだけ衝撃や感動を受けるかは、
そこまでの流れで観客のハートをがっちり掴んでいるかどうかだよね、結局。
初見
主人公のレイニーは作家である。そんなある日、彼の前にシューターとい...
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