ソウのレビュー・感想・評価
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重い病と、生きることへの想い
友達のオススメで観てみました。タイトルは知っているものの未視聴。サスペンスは好きなのにナゼ食指が働かないかと思い考えると、
そういえばCUBEも見たことがないし…と、本能的に密室系を避けているんだとすぐに答えに至りました。自分はインドア派のおうち大好きな人間なので、密室のコワイ系は、ふとした時にあとで考えちゃう怖さがあることを恐れてるんだと腑に落ちました。
というわけで、
密室系は初めて?かも。
初めてなので、比較できる作品が思い浮かばないのですが、密室系ではこちらの作品は群を抜いていると感じます。
リミットと閉塞による焦燥感、大切な家族の安否を知る術を奪われる、それによる恐怖と狂乱……コワイ、ドキドキ、ゾワゾワ感は素晴らしいです。映画が始まってすぐに、そのエンターテイメント性に引き込まれて、最後までゾワゾワしていました。
ツッコミたい箇所は所々ありましたが野暮なことは置いときまして。
1番のやりたいこと(観客をどう楽しませたいか)は、観る者をいかにゾクゾクゾワゾワさせるか、だと思うのですが、
この作品はそこだけに留まらずにきちんとテーマがある。病への悲しみと憎悪、生きることへの渇望=いまある幸せを当たり前と思わずに、もっと真摯に真面目に生きなさい、と。
やりたいことも、テーマも分かりやすい。
不穏なかんじは、ゼップくんが登場したことで察し。あの役者さんの存在感…!そのインパクト大のゼップくんが紹介する、手の施しようがない患者さんの意味深さ。
個人的には、ストーリーを理解しても、ゾワゾワ感パラメータの方が強すぎて、なかなかストーリーを飲み込むことが難しかったです(^_^;)
あとから考えると、あぁよく出来てるなと。
好みではないけど(密室コワイです笑)シリーズ化されるだけあると納得。良質な作品、素晴らしい構成です。
18年前の映画なだけに新鮮味はない。 ただ、、
なんかグロそうだ、というイメージから敬遠してきたが本作を、かなり暇な時間ができたので
思い切って鑑賞。
なんだホラーじゃなくてミステリーだったのね。
特に新鮮味なし。 2004年の公開当初ならあったのかもしれないが。
ただ、最後の場面は「おお!」だったな。 これは面白い!
その1点だけが収穫でした。。
謎解き
15年ぐらい前バイト仲間と話していて、ゲームのバイオハザードが好きだと言ったら、
だったら『ソウ』を観ないとダメだと言われレンタルで観て、なるほど!謎解きね!と思った思い出(笑)
それからも特に、このシリーズは追いかけてませんでしたが、このたび『ソウX』を観るために、シリーズをコンプリートする事を決意。
劇場公開が終わるまでに、間に合うかな?(笑)
間に合わなかったら配信で観る(笑)
久しぶりに観たけど、いま観ると、
たぶん『セブン』やフィンチャー監督の影響ありますよね。
逆に、この映画が、いろんなモノに影響を与えてるのも分かる。
でも、このオチは想像つかないよね…(笑)
20年前
新しいソウがでるというので、20年ぶりに見る。ていうか20年前なの?こわい。
20代の私はグロいとおもったが、40代の私は耐性がついているようでグロいと思わず。最近グロい映画多いからな。
ほとんど忘れていたので楽しめた。やっぱり面白い。LOSTメンバーが2人も出ていた。
地獄の底から這い上がるための、希望。
『ソウX』を観ようと思い、今さら一作目から見始めた者です。
今作は二人の男が監禁され、そこから脱出を目指す物語なのですが、良さは単なる「脱出もの」では済まされないのです。
ゴードンが持つ情報から様々な謎が明らかになっていき、ラストには衝撃的な展開が待ち受けています。
スピーディーに物語が進んでいくので、それなりに情報量が多いのは、今作が自然と惹きつけられる理由なのかもしれません。
ところで自分は「閉鎖された空間からの脱出」モノが堪らなく好きです。
映画で例を挙げると、今作の『ソウ』、『ショーシャンクの空に』、『アルカトラズからの脱出』、『28日後…』などですね。
なぜこれらの作品にとてつもない魅力を感じるのか──個人的には、「地獄の中でこそ味わえる希望があるから」だと思うのです。
例えばこの『ソウ』は、主人公が狭い部屋に監禁されて、足は鎖で繋がれています。そんな地獄のような状態から微かな希望を見いだして、必死に脱出を試みるのです。とてつもない不運の中で、絶望に押しつぶされそうになっているのに、彼らは諦めない。すがるように「生きたい」と願います。
そんな彼らの姿に我々は共感し、現実でも「縋るように、必死に生きよう」となるのだと思います。
なんだか人生について語るようなレビューになりましたが、まぁ今作はとてつもなく面白かったということで、ひとまず──幕。
「敵に勝つには敵の力を認めること、それが大切だ」
───ローレンス・ゴードン
衝撃の新感覚ホラー!生き残るのは誰だ!
先日、「ソウX」を見たら、無性にこのシリーズを見直したくなった。
20年前の作品ということに先ずビックリ。そんな前だったんだ。
衝撃的なラストが印象的だったんだけど、今回見直して再発見がありました。
アマンダって、1作目から出てたんだね。ここで生き残って、ジグソウに執着してたんだ。すっかり忘れてました。
他にも色々あったんですが、やっぱり衝撃はラストですね。
【ネタバレ】
まさか、部屋の中押に横たわっていて死体だと思っていた者が主謀者だったとは・・・
起き上がって来た時には、ホンっとビックリ。
自らの足を切り離して、足かせを外したのも衝撃的だった。
まさか、ここから20年も続くシリーズになろうとは・・・
これぞ不条理スリラー!
今週末のソウXを鑑賞予定に入れており、1の後の話ということで、未鑑賞だった1を鑑賞しました。
ジグソウがゲームで人を殺していく(自分では手を下しませんが、殺しているのと同じです)動機は
対象者が命を軽く扱うから・・・とのことですが、全然共感できません(笑)
主役2人のおかれた環境がワンシチュエーションなのが、どこか『CUBE』を想起させるものがあり
最初から最後まで息が詰まりそうでしたし、ラストなんて絶望感しかありませんでした。
このオチは読めませんでしたね。
映画史に残るドンデン返しだと感じました。
殺されている対象者もろくでなしばかりではあるものの、
だからといってジグソウも命を軽く扱っているのでは?という矛盾はありますよね。
死を間近に控えたジジイの八つ当たり的な犯行にも思えて、崇高でもなんでもないですね。
だから不条理スリラーなんですよね。
というわけで、今週末公開のXはどのような話なのか、楽しみです。
デスゲーム、ワンシチュエーション、どんでん返し、が好きな俺にとっては大好物
何回観ても飽きずに楽しめる作品。デスゲーム、ワンシチュエーション、どんでん返し、が好きな俺にとっては大好物。面白いポイントは2つ。
1つめは、限られた登場人物、シチュエーションなのに飽きないこと。
登場人物はゴードンとアダムのほぼ2人で舞台は一室。これだけなのに先が気になる展開で目が離せなかった。ノコギリで足斬るシーンは痛すぎる。麻酔なしでしかも切れ味悪そうなノコギリだから、想像を絶する痛みだったと思う。俺だったらいくら逃げれるとはいえ無理かな...。
退職してもジグソウを追うタップ刑事の執念にも狂気を感じた。俺もずっと独り身で趣味だけが生きがいの人間だから、独り身で何かに没頭しちゃう気持ちわかる。
2つめは、最後のどんでん返しが衝撃なこと。
何度観ても最後のどんでん返しに驚かされる。中央の死体がむくっと起き上がるのは鳥肌モノ。このシーンは何年たった今でも脳裏に焼き付いてる。扉が閉められた後、アダムの叫び声でエンドロールが始まるのは絶望感はんぱない。
ゼップの見た目がいかにもサイコパスなので黒幕だと錯覚してた。ギョロリとした目力が不気味だ。それにしてもゼップさん、雑用係にしては強すぎませんかね。負傷してボコスカ追って振り切るとか、アクション俳優並みの活躍でしたよ。
10年くらい前の高校生のとき、初めて観て衝撃を受けたなので印象に残ってる。当時は果たせなかったシリーズ全制覇、グロ耐性がついた今なら出来そうな気がする。この勢いで順番に一気見しちゃおう。
高濃度の快作。撮る動機の強度。そこをこそ評す。
当時以来の再見。
なるほど高濃度の快作。
タラレザボア影響下の時間軸混ぜ返し、
密室と外部の往還が辛くも成立し成功したのは、
撮り手の知己と観る者を愉しませんとする、
撮る動機の強度ゆえ。
そこをこそ評す。
観客として撮り手に信頼されるのは嬉しい。
未見の2以降を大切に初見しよう。
まさかのラストで怒涛の伏線回収が心地良い。
閉鎖された空間での極限状態、届きそうで届かない手。このギリギリが絶妙な脚本と演出。
バスルームだけのワンシチュエーションで話が進むのかと思いきや、想像以上に背景と登場人物の深掘りもあり、思いの外に感情移入もしやすい。
ジグソウの歪んだ『生への感謝』の意味、限られた時間の中で課せられるルール。常人なら必ず躊躇う様な状態と、生きる事を天秤にかけさせるサイコな選択肢にグイグイ引き込まれる。
そしてそのまま続編へ。
後世にも良い意味で名が残る犯罪者であろうジグソウ。素晴らしい傑作。
多くの者は・生・に感謝しない
2回目のDVD観賞。何回見ても面白いです。やはり、ゼップのミスリードがかなり効いています。
アダムは簡単に助かったんですね。鍵はバスタブの中だから。焦っている時こそ、冷静にならないとね。
主な登場人物
アマンダ…ジグソウのトラップの生還者で、麻薬中毒だった。
ゴードン…妻と娘が捕らわれる。秘書との交際が発覚。
アダム…盗撮で生計を立てる。
タップ…シンのかたきに執念を燃やす元刑事。ゼップに殺られる。
ゼップ…ゴードンの母娘を監禁。アダムに殺られる。
シチュエーションスリラーで、これだけの情報量が出るのは凄すぎです。
サスペンス要素が強いネタバレ禁止の衝撃作
昔、借りてきたVHSビデオをドキドキしながら観た記憶があります。オチが衝撃的で忘れられませんでした。
本日、huluにて冷静に再視聴しましたが、オチを知っていても楽しめる内容ですね。続編は全然興味がなかったのですが、今なら楽しめそうなので観てみたいと思います。
シリーズ全作品を通して、共通の評価。
◎ 総評 *シリーズ全てを一気見してからレビューしている。
グロ過ぎて、クロちゃんがアングロサクソンになった。
全体を通して、話の構成がよくできている。視聴者に期待感を持たせたまま物語が展開していき、最後に謎をそのままにして次回作へと繋げている。シリーズで次々と解明される真実に視聴者は夢中になることだろう。
この作品は「ジグソウ」という猟奇殺人犯の所業を、その動機や背景と共に第三者視点で俯瞰するために存在すると思うので、色々と細かい不満はあるが、指摘するのは無粋だろう。一つだけ述べるとするならば、本作は、末期癌のジジイがポジショントークで殺人を正当化しているだけであり、視聴者が犯人に共感するところは一切ない。この程度で自身の倫理観を揺さぶられる人は、カルト宗教やマルチ商法にハマる可能性が高い。頭を丸めて、滝に鈍った頭を打たれてこい。
そういうことだったのか!と納得
ついに観た!
かなり残虐感ありと聞いて、ずっと躊躇してましたが、映画関連の解説やらレビューで、たびたび話題になるので、たまらなくなって配信で観ました。
って、公開から何年経ってんねん!今頃観るんか!という感じですが。
痛い痛い!映像でしたが、なるほど〜!上質なサスペンス。テンポのよい展開で結末が読めないはがゆさに悶々としました。いったい、誰が何のためにやっているのかが見えない。「こいつが犯人じゃないか」という思わせぶりシーンがいくつもあり。そしてゴードン医師とアダムの間に横たわっていた死体が動いたラストには驚愕!ゲームオーバー。素晴らしい。
もっと早く観ればよかった。スプラッターというよりサスペンスミステリーホラー。
そういえば、『CUBE』も観てないです。閉所恐怖なんで密室系を本能的に避けているのかも。MRI受ける時も大騒ぎで、頭と足のムキを逆にしてもらったりです。🤣
ジグソウ先生から「生」を学ぼう
「多くの人間は「生」に感謝しない。」
非常に強いメッセージです。普段、自分が生きていることが当たり前過ぎて、「生」に対して感謝をすることなんてそうそうないでしょう。特に平和ボケした日本人にとって、ジグソウ先生の教えはグサリと胸に突き刺さるのではないでしょうか。
ニーチェは人間は克服されるべきものであると言い、カミュは人生は不条理であると言い、大槻ケンヂは「やるせねぇなぁ…」と言い、そしてジグソウ先生は「痛み」という究極の力技でもって生きる尊さを教えてくれたのです。こうして人類の「生」に対する問いは新たなステージへと踏み出したのです。
何言ってんでしょうね、私は。
単純にめちゃくちゃ面白いです。20年くらい前に観ましたが、当時受けた強烈なインパクトは半端なかった。そして今観てもやっぱり面白い。ストーリー構成、役者の演技、途中ぶち込まれるフィア・ファクトリー。どれをとっても最高です。
観終えた後「……ちゃんと生きよう」と思わせてくれる(力技)素晴らしい映画です。
最後の大どんでんにしてやられた!
全体を通して、薄暗くて閉塞感が漂う雰囲気。フラッシュゲームの脱出ゲームや、前に流行ったデスゲームものを思い出したりもした。
シーンとシーンの切り替わりの演出が絶妙にダサかったり、急に早回しになったりするのも新鮮でおもろかった笑
「自分のプライベート空間に知らない誰かの気配がある」ことの怖さが主だったけど、ホラー映画っぽい音や映像(ビックリ系)の要素もあった。
でもその怖さとかも差し置いて、話のシナリオやトリック自体がとても面白く、ラストはアドレナリンがドクドクでていた!
「saw」のタイトルが繋がったとき、うおー!と興奮した!
誰が本当の黒幕なのか、推理するのも楽しくて、犯人の素性や動機も魅力的で最高にサイコだったのがよかった!
B級映画のアイコン
グロい描写が多い。
密室内ホラーの先駆けとなったなら魅力ある作品だと思う。
最後の伏線回収は面白かったが、映画史に残るかどうかはビミョい。しかし、B級映画のアイコンとなれるような映画だった。
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