情婦のレビュー・感想・評価
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プレミアムミニレビュー
何も知らない状態で見てみてください。
これはビックリした。騙されて笑みがこぼれる気持ち良さは今作が一番。
とにかくスカッとするどんでん返し映画。
映画ってホントこれ
キャラ立ち、テンポ、配役、シナリオ、何をとっても申し分ない。
筆舌に尽くしがたい。
それでも敢えて言うなら、これこそがエンターテインメントだと思うし、アメリカ映画がホントの意味でちゃんと映画を作っていたという時代のちゃんとした映画ということになるんだろう。
ビリー・ワイルダーの大傑作。
でもなぜこの映画が今出来ないのだろう。
それがとても不思議でならない。
どんなキャラクターのひとつひとつ誰をとっても無駄な役者がいない。
それが最後の場所に向かってキラキラとして動いてゆく。
素晴らしすぎてもう何もいえない。
法廷劇とはつゆ知らず
ネット上のあちこちでオススメ情報を探して、評価が高いのを映画コムのチェックインで登録し、機会があれば観るようにしてるんですが、タイトルからの思い込みがあり法廷劇であることに驚きました。なぜこんな邦題に?
途中でなんとなくどんでん返し臭がしたので、結末が予想できてしまいましたが、良く出来てます。さすがアガサクリスティ。
圧巻っっ!!!! 強烈っっ!!!!
圧巻っっ!!!! 強烈っっ!!!! 嗚呼、またしても名作に出会ってしまった…!!!!
名匠 Billy Wilder 監督の傑作に今更ながら初めまして(笑) 1957作品だからなのか、はたまた Billy Wilder 監督の手腕が凄まじ過ぎるからなのか、観客の一体感が圧倒的。あの、「志村~、後ろ~!!」みたいな(違うか/笑)。
兎に角!!、挿話一つ、表情一つで、話の筋と言うか、登場人物の人となり と言うか、完全に Billy Wilder の思惑に翻弄される自分、そして我々 観客がいる。機知に富んだ humor にニヤリとさせられ、秘められた悪巧みを疑い、計り知れない悪に震え上がり、真っ直ぐな心意気に目頭が熱くなる。しかも、それだけの要素が盛り込まれているのにも関わらず、語り口は単純明解、軽妙洒脱。こうなると、もう何処迄も のめり込むのみ。
物語の鍵となる曲者を見事な円熟の怪演で魅せた Marlene Dietrich が脳裏に焼き付いて離れない。
結末は誰にも話されませんよう。
未だに邦題が物議を醸している、法廷サスペンス劇の金字塔。
ロートン、パワー、ディートリッヒ、ランチェスター、総てが名演。
ここまで計算し尽されたサスペンスも素晴らしいが、ワイルダーは
淡々と仕掛ける。初観で騙され、次回で納得、何度観ても絶妙。
ディートリッヒの美脚に惑わされず、登場人物に目を凝らしていくと
伏線が幾つも張られていたことが分かる。台詞も聞き逃さずに。
ビリーワイルダーは映画の職人
過去のBS放送を録画したもので観ました。 この映画も映画を知り尽くしているビリーワイルダーの見事な職人芸と感じました。金持ちの未亡人をパトロンにした男の未亡人殺人事件嫌疑をめぐって、心臓に爆弾を抱える老獪弁護士の法廷闘争劇が展開されます。ワイルダー監督のことですから、各所にユーモアも配置されていますが、結末予測のどんでん返しがあったりして、最後まで引っ張ってゆきます。時間の経つのも忘れる面白い映画でした。 マレーネ・ディートリヒや主任弁護士役のチャールズ・ロートンの演技も良かった。どこかにも書いてありましたが、確かに題名が「情婦」というのはビーリーワイルダーものとしては誤解されて損しているような気がします。原作がアガサクリスティだということも知りませんでした。 本格的推理劇でもあります。 減点1は、繰り返し観るほどの映画ではないと思うから。
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