情婦のレビュー・感想・評価
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映画史上に残る、法廷サスペンスの傑作だ。
老弁護士ウィルフリッド卿は、未亡人殺しの容疑者レナードを担当する。彼の妻でドイツ人のクリスチーネは、検察側の証人として、レナードに不利な証言をする、、、。
夫を守るはずの妻による、不可解で崩しようが無い証言。その先に、とんでもない仕掛け、大きな裏切り、衝撃的な結末が待っている。『検察側の証人』の映画化だが、アガサ・クリスティ作品の映画化の中でも、最高傑作の1つだ。
悪女を演じたマレーネ・ディートリヒ、弁護士役チャールズ・ロートン、レナード役タイロン・パワーと、登場人物も実に魅力的。同種のジャンルを決定づけたような、映画史上に残る法廷スリラーだ。
ビリー・ワイルダー監督が、ユーモアとウィットを考慮して翻案し、巧みな筋書きと明快な会話で、実に分かりやすく、退屈することなく描き切った、法廷サスペンスの傑作だ。
終盤に出てきた証拠で話が持っていかれる
途中で全て分かりました
初めて観る人は幸せだ‼️
結末を言うな と言うから何も話せない
マレーネ・ディートリヒの『ダミオ!』って『この野郎、呪ってやる』と訳されるが、多分汚い言葉何でしょうね。ヒヤリング駄目なんで、残念。
迫力ある。この時、マレーネ・ディートリッヒは55歳。かっこいいですね。
こんな役をやれるのは、マレーネ・ディートリッヒだけかもしれない。
ツマラン。
観たことない人はぜひ観てください
マレーネさんの魅力
スレちまった悲しみに(字足らず)
初回鑑賞時、まさかの、ディートリッヒがタイロンを最後刺すシーンが(たぶん機械の都合なんだけど)飛ばされまして。ディートリッヒだけ偽証罪で捕まってタイロンは無罪放免かよー、スッキリしねーな、なんてモヤモヤしてましたが、昨夜ためしにもう一度再生して、やっとちょっと納得しました(笑)
クリスティは、ポワロが好き。オリエント急行~は読んだ。
ワイルダーは(マニアックだが)「あなただけ今晩は」そしてメジャーどこの「麗しのサブリナ」とか… (他にも観てるはずなんだけど思い出せない、、)
法廷劇でありながら、弁護士役のチャールズ・ロートン?を中心に随所でクスリと笑わせる小粋な脚本は、さすがワイルダーですね。
と言ってもまぁ古いし、前半はけっこう冗長で眠気を誘われるところはありますが。
葉巻と酒をこよなく愛する弁護士。ぬるいココアで薬飲むのもどうかと思うが、酒で薬飲んだら駄目!!しかも公判中!!(笑)
喜ぶべきか否か、私、騙されなかったんですよね、ディートリッヒの悪女演技に。悪女ってテイで出てきた人が最後まで悪女っていう展開(こと)もなかろう、などと疑ってかかる癖が、もはやついている。
親曰く、現代人はスレてるらしい(哀)
それより、手紙を売り付ける女。あっちはまんまと騙されました(笑)あれディートリッヒだったんですね。
要約するとこの話って、「従軍経験もある純朴なイギリス男がドライで狡猾なドイツ女に騙されたかと思いきや、どっちかと言うと逆だった」的な話やね、、
おー、どんでん返しの元祖か❓‼️
昭和の学生時代になんばの南海通りにある地下の映画館
気持ちよく騙されました(笑)
いやぁ、よくできた作品でした!個人的には、どんでん返しの名作として有名な「スティング」よりも断然おもしろいなと感じました。
ちょっと天然な好青年、無感情で冷酷な仮面妻、陥れられて無実の罪に問われる被告、別夫とよりを戻すために被告を陥れようとする検察側の証人、作品冒頭から積み上げてきたこれら人物像が、ラスト15分で全て覆る展開は、見事でした。いかにも裏がありそうなクリスティーナの存在に引っ張られて、(そのクリスティーナに裏の裏があったのも驚きでしたが、)ヴォールの裏の顔に全く目がいきませんでした。なかなか秀逸なミスリード、見事に騙されました。
偉そうで毒舌だけれども、少し子供っぽいウィルフレッド卿、けちょんけちょんに言われても全くへこたれない看護婦など、キャラクターも個性的で、会話劇としても楽しめました。
マレーネ・ディートリッヒの美しい脚
これぞまさしく、どんでん返しの醍醐味
"プレミアムシネマ" で鑑賞(字幕)。
原作(検察側の証人)は未読です。
エンドロールのナレーションで、本作のネタバレ厳禁を要請されましたので、多くを語ることは致しません。
二転三転する事件にハラハラして、驚愕の結末までノンストップ。予想だにしなかった真相に見事してやられました。ミステリーには騙される爽快感が欠かせないと思いました。
ミステリーの面白さだけでなく、個々のキャラクターも個性的で、さすがアガサ・クリスティー原作だなぁ、と…。毒舌弁護士とピーチク看護師のやり取りにクスリとさせられました。
事件の鍵を握る被告人の妻を演じたマレーネ・ディートリッヒのクール・ビューティーさに魅了されてしまいました。
名前は知っていましたが、出演している作品を観たのは今回が初めてでした。良妻か悪女か。見事に惑わされました。
※修正(2023/06/08)
どんでん返し系は結構好きでよく観てるから、予想できちゃうだろうな・...
騙されても快感が押し寄せるミステリー映画の傑作
アガサ・クリスティとビリー・ワイルダーが生んだ映画の宝物。ミステリアスに登場するマレーネ・デートリッヒの唯一無二の存在感。この謎の女性に翻弄されながら着実にタイロン・パワーを擁護する巨体の老弁護士チャールズ・ロートンの貫禄の演技力、ヒッチコックに勝るとも劣らない演出技巧を披露するビリー・ワイルダーと、すべてがラストのどんでん返しの為に練られ精緻に組み立てられたミステリーの傑作品。演技巧者ではないタイロン・パワーまで名演を残す。デートリッヒは「間諜X27」に並ぶ代表作。負い目を持つ年上の美しき人妻、この難役を他に誰が演じられよう。最後、アットと騙された観客が、結果的に被告人デートリッヒの証人になれる、本編の語り口の巧さ。お見事です。
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