連理の枝
劇場公開日:2006年4月15日
解説
「冬のソナタ」「天国の階段」のチェ・ジウと「オオカミの誘惑」のチョ・ハンソンが共演する純愛ストーリー。プレイボーイの青年実業家ミンスは、雨の中で出会って病院まで送り届けた若い女性へウォンに心惹かれ、彼女が置き忘れたケータイを手掛かりに彼女を捜す。やがてミンスはへウォンと再会するが、彼女は不治の病で残された時間はわずかだった。タイトルの「連理の枝」とは、2本の樹の枝が絡み合って1本の樹のようになったもののこと。
2006年製作/107分/韓国
原題:連理枝
配給:東芝エンタテインメント
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2021年8月9日
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鑑賞方法:映画館
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予想は覆された。完全なラブコメだ。しかも「難病ものである」という先入観があるため、笑うに笑えない。ほとんどの観客は“難病=死”というイメージを持ってるはずなので、入院しているヘウォン(チェ・ジウ)を無理矢理連れ出したり、酒を飲ませたり、走らせたり、携帯を返さなかったりして、彼女の病状を悪化させることに対してやきもきさせられるはずです。原発性肺高血圧症という難しい病気・・・歩くことも困難で、24時間点滴しなければならない病気。患者本人も病院を抜け出すのが好きで、病院だってそれを黙認しているかのよう。しかも、完璧なラブコメタッチで描くものだから、「ひょっとすると会場を間違ったのでは?」と心配になってくるかもしれません。こんなことなら、難病ものと謳わずに「チェ・ジウ主演のラブコメですよ」という宣伝の方がよかったのではないでしょうか・・・どうせ騙すんだから。
騙すといえば、男の設定がゲームなどを開発する会社社長なので、どうしてもホリエモンを思い出してしまい、「こいつ粉飾決算で騙すんじゃないか?」などと要らぬ心配までしてしまいます。こんな詐欺師みたいな奴だったら、自ら死期を早める患者とお似合いなのではないか、などと徐々に2人がどうでもよくなってきました。むしろ、脇のギョンミン(チェ・ソングク)のキャラがとてもよかったので、最終的に彼が主役になることを祈る思いで見てしまったほどです。
先日観た『春が来れば』にも登場した、オービス、ラーメン、ケータイ等々、小道具の扱いを見ると、韓国映画もお互いにパクりあってるのかとも思いました。また、ちょっとした事故なども『私の頭の中の消しゴム』での扱いと似ていたし、メインテーマともなる連理の木も『猟奇的な彼女』の雰囲気そっくり・・・この映画のオリジナリティは一体どこにあるのでしょうか。車で手のひらを窓外の風に晒して「胸を触ってるような感触」というシーンだけかな・・・
【2005年7月映画館にて】
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前半は軽いコメディ、後半は王道タイプの難病もの。韓国映画の恋愛モノはどれも男性キャラクターの描かれ方が良くて、見る度にそこに感動するのだけれど、この映画に関してはにあんまり共感できなかった。お互いに死ぬとわかってるからこういう行動をとる。最後も微妙。
親友のスジン、先輩はすごく良かった。