バッドランズ

劇場公開日:2025年3月7日

バッドランズ

解説・あらすじ

「天国の日々」「シン・レッド・ライン」のテレンス・マリック監督が1973年に発表した長編初監督作。1950年代末にアメリカで実際に起きた連続殺人事件を題材に、無計画な犯罪を重ねる若い男女の逃避行を、鮮烈かつ詩情ゆたかな映像で描きだす。

1959年、サウスダコタ州の小さな町。学校ではあまり目立たない15歳の少女ホリーは、ゴミ収集作業員の青年キットと出会い恋に落ちる。しかし交際を認めないホリーの父親をキットが射殺したことから、2人は当てのない逃避行の旅に出る。ツリーハウスで気ままに暮らしたり、金持ちの屋敷に押し入ったりと、無軌道な日々を送る2人。次々と人を殺していくキットの姿を、ただ見つめるだけのホリーだったが……。

「地獄の黙示録」のマーティン・シーンがキット、「キャリー」のシシー・スペイセクがホリーを演じた。日本では1980年に「地獄の逃避行」のタイトルでテレビ放送され、2025年3月に「バッドランズ」のタイトルで劇場初公開。

1973年製作/94分/PG12/アメリカ
原題または英題:Badlands
配給:コピアポア・フィルム
劇場公開日:2025年3月7日

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映画レビュー

4.5 若さと愚かさと底なしの虚無

2025年3月31日
PCから投稿
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村山章

3.5 とんでもない不条理殺人&逃亡ロードムービー

2025年5月24日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
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共感した! 7件)
ひでちゃぴん

4.0 途中まで、全く受け入れがたい話だったのですが

Mさん
2025年4月30日
Androidアプリから投稿

不思議なことに、最後はなんとなく受け入れてしまっていました。
主人公たちの言動に全く共感できず、当然、内容にも共感できなかったのですが、そのあまりの普通な感じにこちらが慣らされてしまったみたいです。

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M

4.5 悪地地形をひた走る幼なく拙い逃避行の物悲しさ

2025年4月20日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

好きな映画は、キャストがはまってて絵が力強くて音楽が効いてる映画なので、そういう意味でもこの作品はかなり魅力的だと感じた。ジェームズ・ディーン似と言われるマーティン・シーンの甘いマスク、シシー・スペイセクのファニーフェイスが生きてた。精神的に(ホリーは肉体的にも)幼い二人の成り行き任せの逃避行がバッドランズ(悪地)を舞台に描かれる。

主にホリーの視点からみた出来事で、彼女のキットへの恋と失望が淡々と描かれる。彼女は彼女なりに現状を受けいれ妥協してゆく。冒頭からディティールがやや浮世離れしており音楽もその世界観に拍車をかける。幼さと拙さ、そしてどこか物悲しさが全体を通してあると思う。そこがいい。

ホリーのこの先が少し語られる。有頂天になった相手との逃避行を経たホリーは、口でどんな言葉を吐こうとも二度と誰も愛せないし楽しむことができない女になったと思う。

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ターコイズ