メメントのレビュー・感想・評価
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難しかった
記憶のなんと曖昧なことか
サリーの話がレナードの事実の書き換えだとしたら、それは記憶があるが故に起こってしまったことだと思う。
妻を殺した記憶、さらにはいくつもの殺人を行った記憶を認めないために、無意識的に記憶をすりかえ、“記録”をしない。
記録は確かな情報として自分の手元に残るが、記憶は曖昧で自分自身にとってさえも不確かなもの
でも記録だって全てじゃないし、レナードが“復讐を果たした”という記録さえ残せばこの悲劇はなかった。
レナードはこれからも同じように人に利用されて人殺しを続けていくのかな…それはすごい悲しい
この映画のもう一つ悲しいところは、誰もが金や欲のために人を利用していること。
結局、"愛"のために行動してたのってレナードの妻だけじゃない?
まあ、その愛故に死んでしまったのだけど。
レナードもテッドもナタリーも、みんな金のために行動してる。"愛"が行動の理由として1番下に置かれてる。これが1番悲しい。
解読のために見返したけど、そう何回も観たい映画じゃないなあ
小説を最後から読んでいるみたい!!
作りがよすぎる
怖い!!!
時系列が逆!10分前のことをわすれる主人公!
時系列が最後から最初へという面白い設定。
そして10分前のことを忘れてしまうという主人公の設定。
これら設定がほんとに素晴らしい。そしてよくできてると何度も思う。視聴者は出来事をぎゃくに見るのでなんでこーなったの?と思うこの部分は主人公の10分前のことを覚えてないと全く同じ感覚で観れる。映画を一度見て二度目見るみたいな感じで映画を見返しているようだった。時系列が逆なのでかなり集中してみないとわけがわからなくなる。しかしそんなに複雑ではないので理解はできる。この作品は本当によくできてる。そして最後にひっくり返される。しかしひっくり返されるが映画通で勘のいい人は途中でわかるかも。
とにかくこの映画は何度も見る価値がある映画だと思う。
マインドファック⇔リンチ
最近の「ピエロがお前を嘲笑う」を観て、「ファイト・クラブ」を観直して、「ユージュアル・サスペクツ」を観てからの「メメント」
ここのところマインドファック映画にはまっているのだが、この映画は上に挙げたどれとも少し違っている。最後に種明かしがあるところは同じだけれど、構成はもっと入り組んでいる。デヴィット・リンチの映画の様でもある
マインドファック映画はちゃんと種を明かして、「なるほど!そういうことだったのか!」てさせる、そこが面白み。
デヴィット・リンチ映画は「え!どういうこと?こういうこと?いや、こういうことか!いや、でもそうするとここは……。でもなんか面白かったなあ」ていう面白み。
どちらも好きだけど、もう一度観たくなる映画ってのは私の場合には後者の方である。
誰かが「デヴィット・リンチ映画と村上春樹の小説世界は似ている」と言っていたことを、上の文を書きながら思い出した。
確かに。やっと腑に落ちた。
名作
2回は観たい!!
逆再生映画!
最高の編集遊びやんけ!
なんかスッキリしない
時間を遡りながらと言うのは、例えるなら、小説を最後の章から一章節ずつ戻りながら読む感じです。
この映画は、終盤(順送りで言う序盤)に秘密が隠されているので、そこを推理し、整理しながら観る映画でした。
めっちゃ疲れます。
時間が戻るパターンを掴むまではチンプンカンプンかもしれません(^_^;)
眠たい時は不向きですね。
Blu-rayの特典映像に順送りが入ってたら良かったんですが、それもなく、チャプターで指定しながら時系列で観るのもめんどくさかったので気になるエピソードや細かい設定は見直しませんでした。
面白い技法だとは思うけど、もう一回見直そうとまでは思えなかったのが残念です。
ストーリーや登場人物に、色々と疑問や不自然さが残るので、内容はイマイチ。
遡りながらのストーリー解明に、観る側の負けん気をくすぐる作品かな。
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