久々の格闘系映画の鑑賞です。こちらでレビューを書いた作品としては『ハイキック・ガール』以来かな?
タイ映画としては『THE POOL ザ・プール』以来の二本目かな?
英題では『Mach』なんですが、英語ってほんっと難しい。どう見ても「マッチ」にしか読めないんですよ。
木曜日(Thursday)=「チューズデイ」じゃなくて「サーズデイ」ですし。欧米人絶対に頭おかしい。←自分の頭がおかしいwローマ字読みやめれ
と、まくらはこのあたりで。
本作は、ノー・CG、ノー・スタント、ノー・ワイヤー、ノー・早回しが売り物らしいですね。冒頭の木登りからしてアクションシーンが迫力満点です。木から落ちる人、めっちゃ痛そう(>_<)
「怪我人?そんなん出ても知らんがな」スタンスなの?人間の扱いが非常に雑。
「この映画の制作に際し、動物への危害は加えられていません」のエンドロールでのキャプションは昨今の映画ではちょくちょく見かけるけれど。「人間は動物にカウントされてないんかーい!」そんな感じ。
主人公・ティンが戦いに身を投ずる経緯、サブキャラクターとの絡みが、無理なく描かれていたと思いました。
初戦を電光石火の蹴りイッパツでキメるとか、かっちょよすぎます。
お荷物っぽかったジョージの見せ場も、きっちりありましたし。
ヒロインのムエかわえぇし(///ω///)←ちょっとうるさかったけれど(笑)
街中での追撃戦のキレッキレのパルクールアクションが、本当に爽快でした。
多用されるハイスピード撮影が、くどさを感じさせない、まさにマッハのアクションでした。
てか、スローモーションじゃなきゃ、何やってるのかわからないスピードです。人間の体ってあんなふうに動けるんだ。トニー・ジャーすげぇ!
格闘シーンも、ハンマーパンチや空中回転蹴り、肘打ちや膝蹴りとか、ガチで当ててるっぽいし。これぞまさに失神体感アクションムービー!です。刃牙のお株の前方宙返りからの踵蹴りまでありましたし。
アクション映画につきもののカーチェイスも、トゥクトクだと妙に愛嬌あるのね。自家用車に欲しいなぁ。
欲を言えば、ティンのムエタイファイト(試合)をもっと見たかったかな。試合前の独特の踊り(ワイクルーというらしいですね)も加えて。
エンドロールは、まさにジャッキー映画へのリスペクトが溢れていました。
トニー・ジャー、今まで観てきた格闘技映画の中でも、間違いなくピカイチのアクション俳優でした。
他のご出演作品も、とても観たくなりました。
ところで『ウルトラ6兄弟VS怪獣軍団』でもそうでしたけれど。タイの信仰って、偶像崇拝が信条なの?知らんけど。
テーマは「仏様を大切にしろ! 大切にしない奴は死ぬべきなんだ! 」(by ハヌマーン)だったのかな?