リトル・ダンサー

ALLTIME BEST

劇場公開日:

解説

1980年代イギリスの炭鉱町を舞台に、バレエダンサーを目指す少年の奮闘と家族の絆を描いた青春ドラマ。

1984年、イングランド北東部の炭鉱町。母を亡くした11歳の少年ビリーは、炭鉱労働者の父の命令でボクシング教室に通わされている。ある日、偶然目にしたバレエ教室のレッスンに興味を抱いた彼は、女の子たちに混じってレッスンに参加するように。バレエの先生ウィルキンソンはビリーにダンサーとしての才能を見いだし、彼女の熱心な指導のもとでビリーはめきめきと上達していくが……。

オーディションで2000人を超える候補者の中から選ばれたジェイミー・ベルが主人公ビリーを熱演。「リタと大学教授」のジュリー・ウォルターズがウィルキンソン先生を演じ、アカデミー助演女優賞にノミネートされた。「マイ・ネーム・イズ・ジョー」のゲイリー・ルイスがビリーの父を演じた。世界的バレエダンサーのアダム・クーパーが特別出演。後に「めぐりあう時間たち」などを手がける舞台演出家出身のスティーブン・ダルドリー監督が長編映画初メガホンをとった。

2000年製作/111分/G/イギリス
原題または英題:Billy Elliot
配給:シンカ
劇場公開日:2024年10月4日

その他の公開日:2001年1月27日(日本初公開)

原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
※映画祭での上映や一部の特集、上映・特別上映、配給会社が主体ではない上映企画等で公開されたものなど掲載されない場合もあります。

オフィシャルサイト

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第58回 ゴールデングローブ賞(2001年)

ノミネート

最優秀作品賞(ドラマ)  
最優秀助演女優賞 ジュリー・ウォルターズ
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(C)2000 Tiger Aspect Pictures (Billy Boy) Ltd.

映画レビュー

5.0何処までも名カットが連発する素晴らしい映画

2020年11月19日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
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共感した! 9件)
猿田猿太郎

5.0公開から24年目にして、改めてリマスター版でビリーの跳躍を浴びる喜び

2024年9月30日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

名作は色あせないというが、この映画は今なお驚くほどフレッシュだ。主人公ビリーが近所を徘徊する祖母の手を優しく引くとき、ふとバレエガールズのステップに目を奪われるとき、はたまた父の前で渾身のダンスを披露するとき、全ての瞬間に言い知れぬ瑞々しい感情が迸り、彼が躍動するたびに無性の喜びが胸を勢いよく貫いていく。また、本作は当時の炭鉱町が見舞われた社会状況や、現代に通ずるテーマ性、いかに自分の情熱を周囲に伝えるかといった通過儀礼、さらにはビリーが放った電気に触発されたかのように父もまた一途な行動に打って出るところなど、縦に横にと織り込まれた魂のドラマに改めて感嘆せずにいられない。誕生から24年。面白いもので歳を重ねた分だけ、私はビリーだけでなく他の大人キャラたちへの理解や共感も深まったように思えた。1度目でも、2度目でもなく、かくなる年月を経た今だからこそ味わえる感動がきっと数多く見つかるはずだ。

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共感した! 14件)
牛津厚信

5.0踊りだすと何もかも忘れて

2020年9月4日
iPhoneアプリから投稿
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共感した! 15件)
ドーナッツかじり

4.0子供の夢を後押し出来る大人でありたい

2024年10月17日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

興奮

名作と言われている本作、今回デジタルリマスター版でやっと観られました。

お話しはバレエの才能に目覚めた少年が、
頑固な父親や貧しい境遇に立ち向かって
本当にやりたい道に突き進むお話し。

簡単に書き過ぎだよ(苦笑)

とにかく鑑賞後感の気持ち良い映画です。

で、月に8回ほど映画館で映画を観る中途半端な映画好きとしては

採算が取れなくなった炭鉱が閉鎖の危機にあって、
炭鉱労働者のストライキが激化していた時代と言うのが
この映画の大きなキモなんでしょうね。
生活の糧としてこれしか生きる術が無い父親や歳の離れた兄貴と言った
荒っぽい男性性に押しつぶされそうな、音楽好きで繊細なビリー。
高齢ゆえに少々認知があやしくなり始めてる祖母の世話も
ビリーの肩にのし掛かって来てる。

結構悲惨な状況ではあるのだけど、ノリの良い音楽の使い方と、
バレエを始めたばかりで、少しでも上手くなろうと
家族に隠れてジタバタするビリーの様子が可愛くて前半は楽しく観られます。

後半になってくると、もう実質頑固なお父さんの話となり
ビリーだけでなくその家族と町の人々の話となってくる。
それ故、流石のビリーも緊張のあまり、
色々とやらかしてしまって、これは大丈夫か??
と最後までハラハラさせられてしまう。

どんな状況であっても子供の夢を後押し出来る大人でありたい。
狭い見方に固まった有害な男性性や父権性は
もうおしまいにしなくっちゃね〜〜。

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星のナターシャnova