I am Sam アイ・アム・サムのレビュー・感想・評価
全122件中、1~20件目を表示
サムとルーシーの気持ちになって観れば世界は温かいと感じるはず
サムは知的障害者
サムは働いている
サムは娘を授かった
名は空を駆けるルーシー
他と違うパパに違和感
距離を置くルーシーと
ふたりの壁となる行政
娘を必要としているサム
世間とは何か
愛は不必要か
何が正しいのか
これは娘とパパの心温まる話
そしてパパと娘の素敵な物語
哲学的なビートルズの楽曲
ふたりの天才の演技が最高
※
難点を上げれば同じカットの繰り返しが多く
中盤以降垂れ気味になることですが、
それを凌ぐ演技はあったと思います。
公開時以来の鑑賞ですが
今回は受ける深みは増している。
※
ショーン・ペンが素晴らしい!
公開時映画館&CATVで再鑑賞。
*旧作を少しずつ記録中です。
*****
大好きな人と一緒にいたい、ただそれだけなのにーと、どこかで聞いたようなフレーズを言いたくなる内容。
子どもに取って何が一番大切なのか、大人の責任として社会はどうすべきなのか、それを思うと親子が引き離されてかわいそうだが難しい問題。
併せて、障がい者の性とか雇用なども色々考えさせられた。実際こんな風になるだろうかという箇所もあった。
ショーン・ペンが素晴らしい。悪役の似合う人とずっと思っていたが、度肝を抜かれた記憶。
ミシェル・ファイファーが美しくてカッコいい。
サムを通じて、実は自分も仕事と家庭の板挟みであり、それが解放されていくという役どころが良かった。
ファニング姉妹は本作で見たのが初めてだったが、改めて見てもかわいい!ダコタさん、安達祐実みたいと思った。
泣けました。
原題:i am sam
すべての親に観てもらいたい
本来あるべき親子の姿を教えられた。
昔観た時は、障害をもつ父親が子育てで奮闘するという内容しか頭に入ってこなかったが、子育て中の今では内容の濃さが全然違う。
障害があれど最高の父親。そして純粋に父親を愛する子供。
里親の家を抜け出しては父親のアパートに潜り込むシーン、涙が止まらなかった。
障害があろうとなかろうと、子育てに正解はなく、みな悩みながら子供にとっての最善を模索しているんだなぁと実感させられた。
子供たちが年頃になり、関係が難しくなってきたら、もう一度観てみようかな。
涙が止まらない
名作として有名な作品、なぜか観てなくてやっと鑑賞
何回も泣きました
ストーリー、登場人物、それぞれのキャスティングまで全て良かったと思います
主演のショーン・ペンもミシェル・ファイファーももちろん素晴らしいけど、なんと言ってもダコタ・ファニングです
演技と思えない演技にあの可愛らしさ、ホント天使の可愛らしさでした
ストーリーはいろいろ考えさせられます
傷付く事の多い世界に悲しくもなりましたが、優しい人もいっぱいいてくれる世界でもあります
実際には子供にとって何が正解かはわかりませんが、自分は愛されていると思える環境で育つのが一番幸せなのだと思います
優しい人がいっぱい出てくる作品って観終わって優しい気持ちになれるし、観て良かったと心から思える作品でした
再度見る価値あった
アルバイト店長にアッパレ! そこ?!
観ている側からするとおもったより悲壮感ばかりが漂う物語ではなかった。
自分の現実問題なら寝れないくらいつらいだろうけど。
みんないい人ばかりだから。一生憲頑張っているSamが皆から愛されていて応援したくなる人物だから、観ている自分も応援しているし、だから里親には軽蔑じみた感情を持ってしまった。後で後悔することになるが・・・
ルーシーの気持ちがわかりにくかったが里親を納得させたのはルーシーの毎晩の行動だったのだろう。里親のルーシーがかわいすぎて手放したくない気持ちは理解できる。実際、とても大事にしていたと思う。
そしてもう一人忘れてならないのは「負けない弁護士」リタだ。
弱みを見せたシーンでは思わず涙が。
結局、どうなったのかよくわからなかったが一緒に暮すことになってもサム親子が本当にうまく暮していけるのか?ルーシーがヤングケアラーになることが目に見えていて幸せに暮していけるのだろうか?必要以上の苦労をするんじゃないか?
引き続き、いやそれ以上の応援をお願いしたい。アルバイト先の店長のように。
リタが弱みを見せてサムが優しく抱いてあげたときに、リタが離婚しサムと一緒になったらルーシーの問題は解決するのにと安易な答えを期待したのは自分だけだろうか?
まあ、そんな陳腐なストーリーでは映画にはならんか!?
あと一つ、裁判の場面で出てきたターナー、グッドドクターに出ている
グラスマン先生役のリチャード・シフだった。声でわかったわ。
吐くほど泣いた
いつも感動ポルノは冷笑しながら俯瞰して観てるのだが、「はい感動ポルノどストレートパーンチ!」って感じではなく、押し付けた感動ではないジャブやフックをいつの間にか喰らってる、みたいな感覚に陥る。
リタが自分の気持ちをサムに打ち明けるシーンとか、ルーシーに手紙で気持ちを伝え「あの歌のように愛してる」と読むシーンとか、吐くほど泣いたけど「感動ポルノアッパー!」みたいなのじゃなく、泣かせよう泣かせようみたいな思惑が感じられないのがいい。
サムは「不変であり愛してること」を親の理想として挙げたけど、サムは一貫して変わることなく自身の父親としてできる限りのことをルーシーに与えようとしてきた。例えばリタのように不倫され怒りを子にぶつけるという"環境によって変化してしまう人間としての弱さ"を超えて、決して知能が高くなく周りと違う父親だとしても"サムという父親像"は決してルーシーにとって変わらないものであるようにい続けた。絶対に不変の愛を与えてくれる存在であることが、ルーシーにとって何より大切なことだと。
そしてその姿勢が、健常者であるはずのリタを救った。障がいのあるなしなど関係なく、愛が人を支え合うものだということを、決して言葉が闊達ではないサムが表現しているからこそ、嫌味なく素直に受け取れる。ビートルズの曲を引用して自分の気持ちを伝え代弁してもらうシーンこそまさにそれを表現していると言えるだろう。
とにかく全員の演技も上手くて(特にサム)、音楽も素晴らしい。いい映画に出会えてよかった。
こんなに良いのに、なぜ本国で低評価なのか?
サムはビートルズとルーシーが大好き
恐れ入ったショーンペンの演技力
得した気分
そりゃ難しい役柄もこなせるでしょ、ショーン・ペンなら。脇役もミシェル・ファイファー、ダイアン・ウィースト、ローラ・ダーンといった疑いようのない実力派で固めてる。ストーリーも知的障害を持ったシングルファーザーとかわいらしい娘さんの心のふれあいっていう鉄板の超お涙頂戴もの。そして全編には誰もが知っているビートルズの名曲を散りばめる。
感動を強要する映画には拒絶反応があるからか今までノーマークだったこの作品。今回、なんとなく、でも斜に構えながら観たところ・・・
良いです、とても。仕上がりにそつがなく、ここまでやられたら感服って感じでした。
難解な作品がいい映画とされがちな風潮の中、この作品はすべてが直球でむちゃわかりやすい。これが映画の本来あるべき姿かな、って思わせてくれる作品でした。そして、恥ずかしながら、観た後に気づいたのですが監督さんは女性の方だったんですね。偏見があるわけではないですが、良い意味で納得。やさしい気持ちにしてくれました。気づきも色々あって、今更ながら、なんだか得した気分を味わえました。
これぞ名作!素晴らしい映画
特別な愛情じゃなくていい
400レビュー書いてる中でTOP5に入れたい一本。
数年おきに観ている大好きな映画。
小説も出ているので、ぜひ観て欲しい!!(土下座)
映画では時間の都合上、省いてしまった出来事も知れるのでより深く楽しんで欲しい。
親になれば、どの親もどうすればこの子を幸せに出来るのか苦しむもの。
それは自閉症のサムも同じ。
サムは娘のルーシーにたくさん愛情を注いでいて、観客も幸せな親子に目尻が下がる。
娘のために給料を上げようと難しい仕事を覚えようとし、周囲の応援に心が温まる。
このままルーシーは健やかに育つかと思いきや問題が。
ルーシーがサムの精神年齢を追い越してしまい、パパより賢くなるのを嫌がるように。
役所は子供のためにサムから引き離す、サムや友人はサムの深い愛情を知ってるので二人が一緒にいるのを諦めない。
奮闘する中で運命の出会いが。
非情な女性弁護士がイメージアップのためにサムに協力することに。
二人が深く関わることで変化が…。
子供を育てるにはお金や知識もなくてはならない。
でも、愛もとても大切なんだと。
それは何も特別な愛ではなくていいんだと思わせてくれる映画です。
愛
知能障害をもつサムと健常者でありながらも母として苦悩するリタ。障害の有無ではなく、2人がおなじ人間としてそれぞれの苦悩を抱えながら生きている姿が印象的だった。
2人の会話のなかで「私が悩んでないとでも思う?!」とリタが発した場面には特に共感した。
人には人それぞれに悩みがあって、自分だけが苦しんでいるわけではない。
人という字は人と人が支え合って…というセリフがあるが、まさにそのとおりだ。
弱いのに苦しむ人間だからこそ、互いに支え合うのだと。
また、いろんな人物をとおして、 愛情というものが深く刺さる作品でもあった。
障害をもちながらも子育てや仕事にまっすぐなサム
幼くして誰よりも父のことを想うルーシー
おなじ境遇の仲間たち
支えてくれる隣人アニー
サムの愛を汲み取った里親?のローラ
生きていくうえで現実的な理屈も大切かもしれないが、最後の最後には愛情が勝るということ。
素直に良い作品。
Daddy
スターバックスコーヒーのホールスタッフとして働きながら、一人娘のルーシー( ダコタ・ファニング )を育てる知的障がいのあるサムをショーン・ペンが好演。
敏腕弁護士リタをミシェル・ファイファーが魅力的に演じる。才色兼備のリタが、サムと出逢い自身の生き方を見つめ直す。
サムとルーシーの養母( ローラ・ダーン )が本心を語り合うシーンが切ない。
NHK-BSを録画にて鑑賞 (字幕版)
題名は知っていたが、初鑑賞
感動の名作ですが・・
知的障害者の父と娘、仕事にかまけて息子との関係は冷えつつある女弁護士の、親としての生きざまを対比して親とは、人とは、どうあるべきかを観客に問うヒューマンドラマ。俳優陣の熱演もあって感動の名作に仕上がっています。
劇中で頻繁に登場するビートルズの楽曲エピソード、世の中は「愛こそ全て」と言えるほど単純でないことは分かりますし、それ故の人生の応援歌、映画の裏テーマなのでしょう。
残念ながら自覚のない親たちの悲劇報道も時々耳にします。また、望んでも子宝に恵まれない人たちもいますから答えの難しいテーマです。
優生保護法などはもってのほかですが、新自由主義の台頭など社会的弱者が家庭を持つことが難しいとも報じられており、少子高齢化が進む日本の将来が危ぶまれます。
十分、考えさせられましたが、ダコタ・ファニングちゃんが健気なだけに観ているのが辛い一面も・・・。
"LucyintheSkywithDiamonds"
今は亡き弟のクリス・ペンも知的障害では無いが子供の心を持ったまま大人になった役を『キス★キス★バン★バン』で演じていたのを思い出す。
本作の出来不出来に関係は無いけれど正直、こんな役でのショーン・ペンは個人的には望んでいない、公開時に観た時も少しガッカリしたのは今も同じながら、違和感を感じないショーン・ペンの演技には感動させられる。
ルーシーがローラ・ダーンの家を繰り返し抜け出す場面はホッコリするし、ミシェル・ファイファーを単なる助演にはせずに彼女の人生にもスポットを当てる演出に好感が持てる。
にしてもこんなショーン・ペンは嫌だ、作品自体を否定する気にはならないけれど!?
初公開時、MOVIX仙台にて鑑賞。
全122件中、1~20件目を表示