シャイニングのレビュー・感想・評価
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時代を感じるが、名作と呼ばれるだけの雰囲気は十分
キューブリックの色使い
名作中の名作です。
スタンリーキューブリック監督の印象は、人間の狂気を描くのがうまい印象です。
今回も、孤独で不安や心霊現象に追い込まれて変貌していく主人公の姿を少しミステリアスに描いてます。
物語の展開を逆転させたり、ヒントを先に流したりして、観ている人は「これってもしかして、、、」と想像を膨らませますが、微妙に展開をずらされたり、予想に反する結果になるので、人によっては不愉快だったり、不可解な作品が多いと思われます。
今回も、1980年代に作られているので、古い手法が目立ちますが、音楽やカメラの使い方がさすがだなと思った。(素人がなぜか上から目線)
そのため、ミステリー映画としては悪くない!!
ホラーのような怖さより、ミステリーな怖さが目立ちました。
キャストは、さすがジャックニコルソン!!
子供のダニー役もすごいなー。。可愛いし。
妻役の人が一番迫真で、この人の演技が怖さを倍増させていると思われるくらいパニックの演出が見事でした。
(また上から目線)
続編を見るために改めて鑑賞
あの少年をダニーにしたのも成功の要因の1つ
超久しぶりに鑑賞。何十年ぶりになるだろう。
この映画の面白さは「カメラワーク」と「キャスティング」ですな。
限定された場所をローアングでグイグイと迫るステディカム。まさに空間が主役。ホテルの廊下を走るダニーのキコキコ自転車シーン。雪の迷路を追いかけるショット。素晴らしい。
そしてジャック・ニコルソン。彼の顔!正気と狂気のどちらにいるのかわからぬ存在を表現。その顔だけで絵が持つ。
この2点のみで映像作家の血が騒いだのではないだろうか?キング原作とかどうでも良かったのだと想像。映画とは映像なのでキューブリックが正解なのだ。
私見ですがそんなことを考えました。
大好き♡
完全に理解はできませんが(笑)
ビデオがレンタルの主流だった頃に、お店で手に取ったパッケージをビビりながら読んでたのを覚えています(笑) 、結局借りないまま時が経ち、DVDの時代になってから観ました(笑) 少し難しい部分もありましたが、大好きになりました! DVDも買っちゃいました(笑)オープニングのテーマ曲と空撮いいですよね~(^-^) ジャック・ニコルソンの怪演も(笑) 続編の『ドクター・スリープ』は都合が悪くて観に行けそうにないので、DVDを楽しみにしています(^-^)
ニコルソン顔、三輪車、双子、大量の血糊、レッドラム・・・
ホテルに行く前から息子のダニーは口の中のトニーと一人遊びをしているのだけど、未来を予知して双子の姉妹や血の海を見ちゃうのです。ちょっとした切り返しの編集だけで充分怖い。バギー三輪車や中庭の散策における、カメラマンに固定するステディカム・ジャイロスコピック・カメラ・システムのおかげで、奇妙な感覚にもつつまれる。
シャイニング・・・予知夢だったり過去の記憶が呼び戻されるようなことか?黒人シェフのハロランも、ダニーもジャックも皆そんな忌々しい能力があるのに、ジャックの妻ウェンディーだけ何の能力も持たない。その上ジャックとダニーは女の幽霊とさえ接触するのだ。封印されたはずの237号室。若い女だと思って抱きついたら、鏡に映ったのは腐敗した老婆。
最初に観たときにはジャックがタイプしていた文章に笑ってしまいそうになったけど、ほんと不気味ですよね。それとダニーのつぶやくレッドラムがやたらと不気味だったのを思い出します。そういやデジャブというキーワードもありましたが、『ジュラシック・パーク』で感じたデジャブはこの映画のダニーが厨房の棚に隠れるシーンだったのかもしれません。
なんだか最後にはウェンディが気持ち悪い幽霊をいっぱい見ちゃってる。なんでなんだ?ハロランが死んだことによって能力が移っちゃったのかなぁ・・・・
名作といわれる理由
もうすぐ「ドクタースリープ」が公開されるため鑑賞。
ずっとこの作品の名前は知っていたけれど観るのは初めて。
まず、母親はいい人なのに全体的に暗い雰囲気を出してて、
出てくるだけで怖い。
夫には健気に尽くすし、大雪でも子供と元気に外で遊んでるのになんだかこわい。。
次に、キューブリック作品独特のキーキーと奏でるBGM。
あの音楽が作品の不気味さを増している。
音といえば、ダニーがホテルを三輪車のような乗り物で走り回っているとき、床→カーペット→床→カーペットと駆け抜けるんだけど、その時の音がそのシーンの表情を良く表す音になっていて、キューブリックが狙ってそうしたのかは分からないけれど、とても上手い使い方だなぁと感心した。
そして、ホテルの色づかい。
赤いトイレ、不気味な柄と色のカーペット、派手な壁紙。
ダニーが車のおもちゃで遊んでいた時のあのカーペット、
ただ遊んでるシーンだったのになぜかぞわぞわした。
そして、なんといってもジャックニコルソン。
凄すぎる……
最初から何だかクセがありそうな男の雰囲気ではあったけど、どんどん狂気じみていくあの感じ、あの表情、
天才過ぎて見入ってしまった。
あんな狂気を出せるなんて凄い、、、
DVDの特典でメイキングが入っているなら絶対に見た方がいい。
狂気全開で演技してOK出た後にコロッと普段のジャックに戻る所や、母親役の女優さんがインタビュー受けてる映像は普通に可愛くて綺麗だし、
大人しく可愛いかったダニーは、ケラケラ笑って、
意外と自意識過剰(笑)
キューブリックの母親も登場するし、
贅沢な映像満載なのでぜひ!
これがニコルソンちゃんですか。
こっわ!!
ニコルソンこっわ!!
それ以上に撮影技法がこっわ!!
人はシンメトリー(対照性)に恐怖を抱くということを知った稀有な作品。
あの双子しかり、廊下しかり、シンメトリーがあらゆるところに配置され
独特の不気味さを放つ。
そして今なお議論されるほどの意味深なストーリーとクセのある音響効果。
ジャックニコルソンの怪演と相まって
視聴者を凄まじく不安な気持ちにさせる
まさに傑作…いや怪作か。
見事!見事なりスタンリーキューブリック!
名作と呼ばれるには理由があるものだね
…ただし満点ですか?と問われると難しい作品。
正直内容は完全に把握してないし…シャイニングは結局何だったんだ?妖精?
かなり癖が強い恐怖だから、トラウマになる人もいるかも?
散々映画見てきた私でも怖いからね
ホラー好きを自称する人なら見ておくといいのでは。
考えちゃいけない、感じることにこの映画の答えはある。
なかなか深い…。
考えるな感じるんだという、新しいエンターテイメント作品って感じでした。
キューブリック監督が『シャイニング』を映画化するとこうなるのか…。
原作のスティーブンキング氏曰く、作品の映像の完成度は高いけれど、自分の考える原作とは似て非なるものだったとのこと。
この作品の後に、スティーブンキング氏が自ら監督したドラマがあるから、納得いかないところが多々あったのでしょう。
まあ、それはそれとして…。
映像から見せるホラー映画って凄い!
冒頭で超能力を持った少年が、頭の中に見える映像が全てラストに繋がっていたというのに感動!
少年の超能力は、この事件の全てを予知してたってことか!?
ジャックがどんどんホテルのあっちの世界の深みにハマっていく姿がすごく怖い。
そのうち、どっちが現実でどっちが彼方の世界なのか訳分からなくなっていく…。
気がついたら鏡に映る文字が反転していて、もう完全にあちらの世界に行っちゃってるんだから怖い。
ラストショットの写真から推測するに、この怪異は何年も何年も続いているような気がする。
あの写真に写る人たちは皆、このホテルに呪われた犠牲者なのではないか⁈
そんな恐怖を感じるラストでした。
明日の『ドクタースリープ』がますます楽しみになった!
凄く意味深な映画でしたが、面白かった!
人怖濃いめ
続編のドクタースリープが見たくて、その予習の為観賞。
心霊、人怖、超能力。色々と要素はあるけど上手くまとめてるし、どんどん引き込まれる。あんまり怖くなかったので点数低めだけど。人怖濃いめだからかな?
主演のジャックの狂気に染まっていく演技は見事としか言えないが、それよりも妻の恐怖におののく顔が怖く感じたかな。
最後の写真だが、あの人物の生まれ変わりがジャックってことだよな?ってことはバーで飲むシーンは前世の記憶?生まれ変わってはあのホテルで凶行に走ってんのか?
うーん、わからん。
映像美
All work and no play makes Jack a dull boy. 分かりやすく不気味!
シャイニングの舞台となったホテルはネイティブ・アメリカンの墓地の後に建てられたらしいです。今日たまたま「2020年のオリンピックの為に建てられた新国立競技場には人骨が187人分埋まってた」というニュースを見ました。新国立競技場は昔墓地があった場所・・大丈夫?オリンピック大丈夫?選手達ジャック・ニコルソンみたいになったりしない・・・あ、それはそれで見てみたいかも?
そんなこんなでシャイニングです。恐らくこれは元祖なのではないでしょうか?理由や原因を全く説明しない不気味演出だけで推すホラーの大元祖。もう演出は分かりやすく不気味なのに、内容は何が何やら全く持って分かりにくいという作品でした。ジャック・ニコルソンあっという間におかしくなっているので「んん?どうした?どうした?」ってなってしまいます。
まぁ、キューブリックがやりたかったメインはストーリーがどうこうより不気味なヴィジュアル撮りたかったっという所ではないでしょうか?そういった意味では大成功ですね。ジャック・ニコルソンの顔芸、流石です。そして、シェリー・デュヴァルの顔芸。個人的にはこっちの方が怖かったです。シェリー・デュヴァルって目にしろ口にしろ顔のパーツがひとつひとつ大きいんですよね。ホラー向きの顔立ちです。
結局ダニーの超能力?は何だったのでしょうか?トニーの設定も途中から殆ど活かされてなかったですよね?あの指曲げてやり取りする描写好きだったんですけどね。そして、あのジャックの最後は迷路で迷子になった挙げ句に凍死・・・いや、かなり寒そうでしたし、そりゃ凍死もするよねってのはわかるのですが、あの「作品を観てなくても誰もが知ってる映画史に残る名悪役」の最後が迷子で凍死だったって・・・ちょっと衝撃でした。
と色々とツッコミながらもインパクトはあるシャイニング。様々な映画に影響を与えた映画史に残る一作として観ておくべき作品でした。
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