劇場公開日 1980年12月23日

「ニコルソン顔、三輪車、双子、大量の血糊、レッドラム・・・」シャイニング kossyさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0ニコルソン顔、三輪車、双子、大量の血糊、レッドラム・・・

2019年11月27日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル、映画館

 ホテルに行く前から息子のダニーは口の中のトニーと一人遊びをしているのだけど、未来を予知して双子の姉妹や血の海を見ちゃうのです。ちょっとした切り返しの編集だけで充分怖い。バギー三輪車や中庭の散策における、カメラマンに固定するステディカム・ジャイロスコピック・カメラ・システムのおかげで、奇妙な感覚にもつつまれる。

 シャイニング・・・予知夢だったり過去の記憶が呼び戻されるようなことか?黒人シェフのハロランも、ダニーもジャックも皆そんな忌々しい能力があるのに、ジャックの妻ウェンディーだけ何の能力も持たない。その上ジャックとダニーは女の幽霊とさえ接触するのだ。封印されたはずの237号室。若い女だと思って抱きついたら、鏡に映ったのは腐敗した老婆。

 最初に観たときにはジャックがタイプしていた文章に笑ってしまいそうになったけど、ほんと不気味ですよね。それとダニーのつぶやくレッドラムがやたらと不気味だったのを思い出します。そういやデジャブというキーワードもありましたが、『ジュラシック・パーク』で感じたデジャブはこの映画のダニーが厨房の棚に隠れるシーンだったのかもしれません。

 なんだか最後にはウェンディが気持ち悪い幽霊をいっぱい見ちゃってる。なんでなんだ?ハロランが死んだことによって能力が移っちゃったのかなぁ・・・・

kossy
talismanさんのコメント
2023年4月20日

タイプライターで打たれたおかしな文字の連続がすごく怖かったです!

talisman