シャイニングのレビュー・感想・評価
全255件中、201~220件目を表示
独特なホラー
ジャック・ニコルソンが素晴らしい。
でも奥さん役のシェリー・デュバルさんもいい味出してて、
怖がるシーンとかすごい真に迫っていて素晴らしかった。
斧でドアを叩き割るジャック(ジャック・ニコルソン)の傍にいた奥さんの顔がもう「アナタの顔(も)怖いー!」と観客に思わせるほど。
顔細長くなってる!
その顔が恐怖を2倍にしている。素晴らしい。。
(本気であの変態なジャック・ニコルソンが怖かった部分もあったんじゃ^^;)
怖い要素とか何というか「不気味」な要素がいっぱいで楽しかったのですが・・・
唯一の難点は「伏線が張られ過ぎて後で回収するのが大変だよー。ちゃんと覚えておかないと」
と、怖いのを楽しむより、せっせと場面を覚えたりひとつひとつ頭の中で気になった場面などを整理整頓して、、
という作業をさせ「やすい」こと。
それくらい意味不明な要素が各地で出ていて、それが怖さを薄らげさせている。
結局、何も説明されずに物語は終わるのですが・・・
もっとベタなホラーかと思っていたのですが上質な怖さというか、丁寧に作られた不条理な怖さとか不気味な怖さとか
そういうのが出されているもので、良かったです。
どこかに芸術の香りも。
世界最高の変顔おじさん真骨頂
コロラド州の山頂にそびえ立つオーバールックホテル。小説家志望で職探し中のジャックトランスはホテルが閉鎖される一冬の間の管理人として採用され、妻のウェンディと息子のダニーとともにそのホテルにて生活を始める。
曰くつきのホテルによる怪奇現象に蝕まれて行くトランス一家を描いた史上最高のホラー映画との呼び声の高い一本。
ニワカ映画オタクの自分だがやはりホラー映画といったらコレ!となってしまう。
それくらいに初見の衝撃は強かったし、当時の映像技術もあってか映像の質感が粗く、それが逆に怖さを増幅させている気がしてある意味古さも踏まえて完璧な出来上がりになっている。
キューブリック映画はほぼ全てがホラーみたいなモンで、その上でホラー映画を製作したんだからそりゃ怖いに決まってる笑。
個人的に1番今作で怖いと思うところはダニーが人っ子一人いないホテルの廊下を三輪車で爆走するシーン。
目線と視界をダニーに合わせたまるで自分が三輪車をこいでるかのような感覚にさせる撮り方が上手い。
このシーンいくつかあるのだが観るたびにいつ出て来るんだいつ出て来るんだって自然と顔と身体が強張る笑。
ホラー映画は恐怖の原因が分かると急につまらなくなるのが定石だが今作は多くの点で謎のまま終わる箇所が多い。
ジャックがおかしくなった原因は?ラスト前にウェンディが見た人々は?237号室の女の正体は?
挙げるとキリがないがあえての余白が恐怖を煽る。何度観ても飽きない要因の一つでもある。
かといって一度観ればラストは分かるし、怖いポイントも掴めてしまう。
ではなぜ自分は何度も観たいと思ってしまうのか?
それはもちろんジャックトランスを演じる大名優、ジャックニコルソンの演技力だ。
愛を持って今作を称するなら
年端もいかない息子と非力な嫁を1mmも傷つけ(られ)ない超紳士な変顔おじさんの奇行録だ笑。
初見は恐怖が勝って気付かなかったが、このジャック氏、実際には大したことはしていない笑。
執筆のスランプでイライラが頂点に達し、酒を求めて彷徨うとあるはずのないBARに出くわし、良い気分で酒を飲んでいたところに、前任の管理人に出会い、あなたは頑張っている悪いのはあなたの家族だと煽られ、完全におかしくなってしまうだけだ笑。
その過程をもはや顔芸に見えるほどの豊かな表情で見事に狂った様を魅せつけるジャックニコルソンの存在感が強烈過ぎて彼を目当てに何度でも観たくなってしまう。
ウェンディに倉庫に閉じ込められてしまったのに、車をオジャンにしたことを伝えた優越感で勝ち誇ったかのような変な顔で狂ったように笑うシーンが超好き笑。まったく開かないドアノブを指先でチロチロとイジる姿に耐えきれず爆笑。
ラストのダニーに出し抜かれて凍死するシーンまで来るともはやコメディ映画にすら見えるが今作が世界最高のホラー映画であることをどっかの大学が証明したらしいからこれは立派なホラー作品だ笑。
何度目かの鑑賞の後に映像特典を観てみるとあのキューブリックが喋って動いている映像が残っていて驚き笑。なんかもはや偉人みたいな存在で2000年代手前で亡くなった人ってのがどうしても信じられなくて新鮮に感じた笑。
完璧主義者だというキューブリックとウェンディ役のシェリーデュバルがものすごくギスギスしていて現場が終始険悪な雰囲気でそれを必死にジャックニコルソンが取り持っていたということで有名な今作。
まあそうはいっても映像特典に収録されるくらいだし、そんなシーンはないだろうと思っていたが、キューブリックとシュリーデュヴァルの会話がとてもなくケンカ腰で、ジャックニコルソンは終始愉快なおじさんを演じていて噂は本当だったってなった笑。
あと驚いたのはダニー役のダニーロイドが自身が人気者であることを自覚し自慢していてて、めっちゃオラついている印象受けた笑。
またタクシードライバーに次ぐいろんな作品のオマージュの元が詰まった作品ではないかと感じた。
なのでタクシードライバー同様にそれらを羅列して締めにする笑。
・Here's Johnny!
ジョジョの奇妙な冒険第3部
キングスマン
IT THE END
マーベル/ジェシカジョーンズ S1 11話
・血のエレベーター
RADWIMPS 「五月の蝿」MV
クレヨンしんちゃん嵐を呼ぶ黄金のスパイ大作戦
→押し寄せるトロロの津波笑
・双子の少女
クレヨンしんちゃん嵐を呼ぶ黄金のスパイ大作戦
→演者が関ジャニの村上と大倉笑
・その他
Arctic Monkeys 「Four Out of Five」MV
→本作というよりかはキューブリック作品へのオマージュ色が強い
→模型を見つめるAlex Turnerや2001年宇宙の旅ライクな雰囲気のトンネル
クレしんはぜひ観ていただきたい大爆笑間違い無し笑。
あとはトイストーリーとかもあるそうですがちゃんと観てから追加します笑。
他にもあったら教えてください笑。
2014年09月09日(火)1回目
2015年04月05日(日)2回目
2017年10月28日(土)3回目
2019年12月06日(金)4回目@Netflix
抜群のセンス
映画監督としてのキューブリックの拘りが最も凝縮されているのはこの作品だと個人的には感じている。
構図、音の使い方、照明、どれをとっても素晴らしいです。
ジャックニコルソンの演技も最高。その他キャストもガッチリハマってます。
スピーディな展開やいきなり大きな音を鳴らしてビックリさせる系の、最近のホラーに慣れている人には物足りないかとは思うが、そもそもこの映画はそういうB級映画(悪い意味ではなく)としてのホラーとして作られていないのであしからず。
大好きなホラー映画
最初この映画を観た時、こんなにワクワクさせてくれる映画は久しぶりに観たと思えるぐらい純粋に楽しんで見れました。
音楽、映像、デザイン性、ジャック・ニコルソン全てに引き込まれた。
最後の終わり方も(小説は無視して)見た後しばらく何度もじっくり考えてみたくなる。
ただ「観る」だけではもったいないホラーの傑作。
本と内容が違うと初めて知りました
原作本を読んでからの鑑賞。
あのシーンはどういう風に描かれるのだろう!ワクワク!というのは吹っ飛びましたw
設定当時のインテリアがとても素敵。
撮影のアングルも良いですねー。
原作はサイコ、こちらはホラーとして観るのが正解だと思います。
この映画こそ本物のホラー映画。音楽や雰囲気などで体の中からゾクゾク...
この映画こそ本物のホラー映画。音楽や雰囲気などで体の中からゾクゾク寒気がする怖さ。最近の派手なお化けや過激な演出(グロさ)とかで怖さを煽らないところが好き。
鑑賞してみて❗️
ジャックニコルソンがとにかく恐い‼️何故かとゆうとホテルでの長い仕事、生活で頭がおかしくなって家族も襲うし殺すから(^^;)そこが特に不気味だった!
できれば、ドラマ版も鑑賞したいと思った作品‼️
ホラー映画と言うよりも
サスペンス?ミステリー?寄りか。
観る前から“恐ろしい殺人者を描いた作品”としてイメージされ過ぎるのがこの作品の最大の難点ではないだろうか?
かといってこの作品が観るものに与えるものは軽くない。
あの寒々した、だだっ広いホテル。
原色の赤いトイレと白い壁。
息子のシャイニングでほの視える過去の惨劇。
仕事ばかりで遊ばない…ジャックは今に気が狂う…で埋め尽くされた偏執的原稿。
そして、迷路。
個性的でガチャピンみたいな眠い目の奥さん(まぁ美人だよね)
犬男(奥さん見えだしたから、奥さんもヤバい)
冒頭からかかわり合うのが不安になるニコルソン(笑)
聴いてるだけで、苦しくなるBGM。
何か気持ち悪い。
何か起こりそう。
とかく、不安感を煽り通し。
見事な作品になってる。
同居人が狂うって恐ろしいね。
妄想も幻聴も狂った人には現実だから、質が悪い。
ニコルソンの表情はブチキレた患者様そのもの。
思った以上に
「博士の異常な愛情」を観てキューブリックに興味がわきました。
この方の作品は本当に独特な雰囲気だなぁと
とは言え予想よりは怖くなかったです。
内容も怖くはありますが、演出による怖さがありました。
BGMにしろ、演技にしろ、特にBGMは冒頭から重苦しく、
不安をかき立てられました。
内容的にどうなんだと言われると個人的には普通。
繰り返し観ればまた変わってくるのでしょうか…
よく分からない。
私には難しい映画でした。
前半は何も起こっていなくてもかなりドキドキ、ビクビクしながら観ていたのですが、
後半その怖さも感じなくなってきて、
結果よく分からない、となりました。
ネットで原作の変更点やカットされた箇所、解釈など見てみましたが、結局よく分からない、のままでした。
最初から怖いジャック・ニコルソン
物語冒頭から狂気じみた人相のJ・ニコルソンが存在しているので切り替えのスイッチの強弱が強のまま、奥さんもホラー映画にピッタリな佇まいで「キャリー」でもイケそうな雰囲気で最初から怖さ全開で進んでいる。
癒しな息子ダニーも可愛い顔して特殊な能力の持ち主で家族三人で怖い。
シャイニングと言う超能力を持つダニーが見る現象と父・母が見る幻覚的な惨状は現実的に存在する事柄なのであろうか!?
写真に写るJ・ニコルソンのラストも意味深でイカれた家族にイカれたホテルの相思相愛!?
ホラー映画として怖いイメージよりか映像や全体のLOOKにソファーや絨毯の柄などに目が奪われてしまうセンスが素晴らしい。
S・キングが批判して原作とかけ離れているとかキューブリックが最高に引っ掻き回してキューブリックの映画になったのだからヨシ!!
理解に苦しむ点あり
鑑賞後、ウィキペディアを確認すると、スティーブン・キングの原作と随分違いがあったということが分かる。
原作の粗筋にある、ホテル自体に問題があるという説明でこのホラーの内容に腹落ちする。一方映画だと、息子の『シャイニング』という特殊能力の存在が中途半端にしか描かれておらず、またジャック・ニコルソンの狂気の原因が特定出来ず、解釈に苦しんでしまう。最後の写真は特に。
もうちょっと怖いかと思ったけど、先日観た『キャリー』同様、そこまででは無かったな。たまたま重なっただけかもしれないが、スティーブン・キングの作品の肝は特殊能力なのかな。
絶叫だけがホラー?
違います。
ぞっとする怖さ。
得体の知れない不気味さと
止めどなく襲ってくる不安。
それも立派なホラーであり、それらの演出が巧みだからこそ、シャイニングは最高のホラー映画と評されるのでしょう。
お化けやグロシーンはほとんど無いのに、主人公のちょっとした言い回しや、だだっ広い洋館の描写、不自然な"間"。
そんな小さな演出を巧みに利用しながら、じわじわと観ている者に根源的な不安を感じさせる。
"何かわからないけどヤバい。"
"何となく怖い。"
そんな漠然とした不安・恐怖こそ人間の感じる"リアルなホラー"ではないでしょうか。
そしてこのリアルなホラーを創り出すのが難しい。
この怖さは貞子が井戸から出てくるだけでは決して味わえませんよ。
ジャック・ニコルソンの演技も素晴らしかったです。彼ほど「不敵な笑み」を不敵に出せる俳優は他にいないかもしれません。
シャイニングはじわ怖の最高峰ですね。
全255件中、201~220件目を表示