ハウルの動く城のレビュー・感想・評価
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良かった
設定など、わからない部分はあるけど なぜか感動する。炎🔥のキャラは最初ざこキャラだと思っていたけど、かなり重要なキャラだったんですね。原作も"魔法使いハウルと火の悪魔"でしたよね。素晴らしい作品ですね。
心の声が
最近、わけあってソフトでみなおしたので。
劇場で観た時は終盤のたたみ方がめちゃくちゃに思えて、ポカーンとなってしまったクチでしたが、何度も観るうちにだんだん好きになってきたみたいです。
というのもいい場面がありすぎるし、このキャラたちのことを好きになってしまったから。
そして劇的ではないけど平和。戦争して悪魔に変化しそうだけど、なぜか平和。
ラピュタにおけるタイガーモス船内の暮らし、魔女の宅急便におけるオソノさんや奥様との交流など、好きな要素が生活の中で描かれているからだと思います。
ヒロインの造形に関しては、おれは地味で純朴な女が好きなんだ〜!という作り手の心の叫びが聴こえてくるよう。
逆に敵役の女はみんなお化粧してけばけばしく飾り立てている。
中でも面白いのは荒地の魔女。
王宮での階段登りのシーンが、「サンセット大通り」のノーマがスタジオに呼ばれるくだりとクライマックスの階段下りの合わせ技みたいに思えてきたからです。
自分を邪険にしてきた連中がとうとう自分に頭を垂れると期待して来たの
に、アテが外れてそれでも執念で思いを果たそうとする。
ノーマ・デズモンドでは?
しかしこんなに女性たちが軸になっているストーリーもめずらしい。
色ボケ爺の暴走とも言うべき無茶苦茶な映画。ストーリーテラーとしての役割を放棄することで、辿り着ける境地があることを教えてくれる奇跡の一作。
魔女の呪いにより老婆へと変身してしまった少女ソフィーと、荒野を歩く城に住む魔法使いハウルとの恋模様を描くファンタジー・ラヴストーリー。
監督/脚本は『となりのトトロ』『千と千尋の神隠し』のアニメ界のレジェンド、宮崎駿。
魔法使いハウルの声を演じたのはドラマ『HERO』や『プライド』の、元SMAPの木村拓哉。
ハウルの弟子である少年、マルクルの声を演じたのは『千と千尋の神隠し』にも出演していた神木隆之介。
隣国の王子の声を演じたのは『千と千尋の神隠し』『猫の恩返し』に続き3度目のジブリアニメの出演となる、TEAM NACSのメンバーである大泉洋。
第31回 ロサンゼルス映画批評家協会賞において、作曲賞を受賞!
元々は『デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!』を監督したことにより業界内では一目置かれる存在となっていた新進気鋭の演出家、細田守を監督に据えて制作されていた作品。
ジブリの採用試験を受けた経験もあり、また宮崎駿と同じく東映動画に在籍していたことも監督抜擢の要因となったのだろう。
注目の新人演出家ではあったがまだまだキャリアの浅い細田守にとって、宮崎駿の下で映画を作るのは相当な難事だったらしく、その制作は難航を極める。
結局、プロデューサー鈴木敏夫の判断により細田守は監督を降ろされ、企画立案者である宮崎駿が監督に就任することとなった。
この時の経験が『ONE PIECE THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島』という映画に表れているらしいが、この映画の内容から察するに細田守の精神的なダメージは相当なものだったんだろうなぁ。凄く暗いアニメなので、まだ鑑賞していない方は是非。驚きますよ😵
『ハウル』公開から2年後、細田守は『時をかける少女』によってその地位を絶対のものにするのだから、人生はわからない。
挫折せずにトライし続けることが大事なのだということを学ばせてくれるエピソードですねぇ。
『ハウル』の印象的なセリフ「未来で待ってて!」と、『時かけ』の名言「未来で待ってる。」が非常に似ているのは偶然ではないんです。
ダラダラと無駄話をしてしまった😅本題に戻ります。
『千と千尋の神隠し』から、明らかに宮崎駿はストーリーテリングへの興味を失っている。
『千と千尋の神隠し』では、それでもまだ物語を語ろうという意思を感じたが、本作ではもうそんなことどうでも良い!という開き直りを感じる。
はっきり言ってもうこの映画、無茶苦茶💦
ハウルがいったい何と闘っているのかもようわからんし、カルシファーとの契約についてもようわからんし、クライマックスの展開もようわからん!
物語の目的がさっぱりわからんし、どこを目指しているのかもわからん。もうわからんことばっかり!
これは宮崎駿が「今回は本格的なラヴストーリーで行く!」というテーマを掲げておきながら、「ラヴストーリーってどうやって作るんだっけ?」と鈴木敏夫に相談したというエピソードから察するに、本人でもよく分からないままに作っていたんじゃないかな。
また、「オタキング」こと岡田斗司夫さんが本作のわかりづらさについて「ほとんどソフィーの主観で物語を描いているから」と解説していたが、これは正に言い得て妙!
ハウルの視点から物語を描いたり、回想シーンを入れたりすればもっとお話しがわかりやすくなったはずだが、あえてそうしていないのは、やはりこれが「本格的なラヴストーリー」を目指して作られたものだからだろう。
世界観の説明を極限まで省き、「キミとボク」にのみ着目するというセカイ系的な構造こそラヴストーリーであるというのが宮崎駿流の見解なんだろう。
無茶苦茶な映画なことは間違いない。じゃあ本作がダメな映画なのかと言うと、決してそんなことはない!むしろ、かなり好き!
久しぶりに鑑賞したが、子供の頃に観た時よりも一層面白く感じました😍
老人まみれのラヴストーリーという、監督の心境が反映されまくった歪な物語は、意味よりもパッションが重視された迫力のある映画となっており、その勢いには心が揺り動かされる。
画面越しにも情熱が伝わってくるような熱さがあり、何故か終始涙目で鑑賞していた🥲
冒頭のハウルとソフィーが出逢うシーン、ハウルの「やぁ、探したよ。」というセリフは、その意味が分かると爆発的なエネルギーを持つ素晴らしい伏線となっており、こういうワザをサラッとやってしまうあたり、本当にこの爺さんは天才だなぁ、と思わざるを得ない。
クライマックスの持つエモーションも素晴らしい!
「心って重いの。」というセリフが好きすぎてヤバい。
カブが人間に戻るところとか、もうめちゃくちゃなんだけど、だがそれがいいっ!
天才の開き直りほど心地良いものはないです😌
色々言われるキムタクの声優起用、自分は決して嫌いではない。
ただ、倍賞美津子さんは、うーん…😥
おばあちゃんソフィーは120点なんだけど、流石に18歳の少女役はキツい💦
「18歳から老婆まで同じ役者にやって欲しいー!」というのが宮崎駿の要求であり、それをクリアしたのが倍賞美津子だったらしいが、やっぱりキビしいっす…。
声のせいでソフィーの魅力が〜😣
海外版では、どの言語でもソフィーの声は老人と少女でそれぞれ別の人が担当しているらしいが、絶対にそれが正解だと思う。
これ以上型を崩すと、バランスが崩壊してしまうというギリギリのラインを保っている奇跡のような作品。
人によっては、これはもうバランス崩壊してる!と思うかも知れないが、自分としては結構好きな作品。
色ボケもここまで極めると立派っ!👏
宮崎作品の女性はかっこいい
ソフィーがおばあちゃんになった後の「大丈夫よ、おばあちゃん。あなた元気そうだし」
マルクルの「待たれよ」
ハウルの髪の色が変わったときの慌てぶりと情けなさ
がツボ。
そして、いっちばんヒットなのが、魔女とソフィーが王宮の階段を登るシーン。
初めて映画館で見た時は大爆笑した。
笑えて、泣けて、元気になれるのがジブリ作品。
ハウルもやっぱり好きだな~。
(ソフィーが強くなればなるほど、背筋がピンと伸びていくことに、昨日旦那に指摘されるまで気付かなかった。不覚)
宮崎監督の右脳全開ムービー?
ちょっと前に映画館でジブリを観まくったので、その勢いで連休中に観ていなかったジブリ作品を観てみよう個人的キャンペーン。というわけで「ハウルの動く城」を観ました。
宮崎監督ならではの不思議な生き物達が出てくるのは良いですね!次から次へと良く思い付くもんだなぁ。悪魔と取引はしたくないけど、カルシファーは欲しいです❗ヨーロッパ的な街並みも良かったですね。「もののけ姫」や「千と千尋の神隠し」で見せた日本も好きでも、なんだかんだでヨーロッパって宮崎監督の憧れなんでしょうね。
物語の序盤でソフィーがハウルに一目惚れしてしまう訳なのですが、恋愛耐性ない状態でイケメンに空中散歩してもらったらそりゃ惚れるわな😁でも、ハウルと出会ってからのソフィーの成長っぷりよ!Wikipediaさんによると原作ではソフィーも魔女だったらしく、最後に一人でも空中散歩できてたのはそういうバックグラウンドがあったからなんですね。
ただやっぱり18歳のソフィーの声を63歳の倍賞千恵子がやるのは無理があったのではないでしょうか?声優使うのは嫌いでも、その辺は違う人を使うなりちゃんとして欲しいです。ハウルはセリフもさほど多くなく声の演技が必要なキャラクターじゃなかったのでキムタクでも大して気になりませんでした。
最近「宮崎駿の雑想ノート」っていう本を読んで、そこで宮崎監督が昔の戦艦や飛行船をめちゃめちゃ語ってて、宮崎監督ってそういう乗り物が大好きなんだなぁってのがわかる本でした。本作で出てきたあの大砲がいっぱい付いている軍艦や飛行船等は宮崎監督の純粋な趣味で描きたかったんだろうなって思います。戦争は嫌いでも戦艦はカッコいいという男の子ならではの視点ですね。
ストーリーは色々突然過ぎて、宮崎監督が右脳で作った「考えるな、感じろ」ムービーかと思ったのですが、色々検索すると実は行動1つ1つに理由があって、めちゃめちゃ綿密に作られてる模様です。でも、一般人でも単純に楽しめるのが宮崎監督のスゴい所だよなって思いました。
圧巻のオールドジブリ⑤!宮崎駿監督&ジブリ、事実上のラス前作品。・゜・(ノД`)・゜・。
三月当時、未知なるウイルス!と恐れられた武漢ウイルスの猛威で、劇場やコンサートホール、映画館からショービズの灯が消えた。
その時、映画界は/映画館はオールドジブリを再び劇場公開した。
千と千尋の神隠しもハウルの動く城ももののけ姫もスクリーンで見たけど、風の谷のナウシカは大きい王蟲で見たい!と、映画館行って以来、オールドジブリ熱が再燃!
↑で、現在に至る、と(*´ー`*)
宮崎駿監督の&ジブリの事実上のラスト作品は?千と千尋の神隠し!
その前の作品が本作!!!
素晴らしい!やっぱり素晴らしい(=´∀`)人(´∀`=)
圧倒的な久石譲さんの音楽】☆⑤
神木隆之介君は天才?度】☆⑤
当時、倍賞千恵子さんのCV無理有るな?と思ったけど、今見ても無理有る度】☆④
SMAP解散で名を落とす前のキムタク、やっぱり凄い度】☆⑤
カルシファー、佳き度】☆⑤
見ながらの肴】
チーズと焼いたベーコンとライ麦パン
見ながらのお酒】
コンビニで¥2000前後の赤ワイン
『諸君、美味し糧を!』
余談かも?だけど、オールドジブリは、千と千尋の神隠しで結び、思い出のマーニーで再び目覚めるまで十年以上、眠りに入る。米林監督には、宮崎駿監督の後継の一人としてがんばって欲しい。
そして!!!
宮崎駿監督におかれましては、今一度!
今一度!ラストに!もう一回、本作や紅の豚やもののけ姫の様な、偉大な作品を作って欲しい!
ーーーーー
見た事有るけど、明らかにパラレルな異世界。
世は、機械(の文明)と魔法が並列し、魔法使いが名を成し、一部の富める者らは彼らを使い戦争を始めようとしていた。
帽子職人のソフィーは、そんな中でも実直に腕を磨き、真面目に普通に暮らしていた。
ある日、街の中を歩いていたソフィーは若い軍人に声をかけられ・・
ーーーーー
機械や文明や、今ならインターネット?や、過剰過分な便利な世に、宮崎駿監督はいつも警鐘を鳴らしてる!〜て気がする。
いや?インターネットこそが現代の魔法か?
わしは芋が嫌いぢゃ。
わしは魚が嫌いぢゃ。
マルクル、好き嫌いせずに立派な大人になるんだぞ(=´∀`)人(´∀`=)
*神木隆之介君は立派な大人になった!
かかしのカブ。
ストーリーがいい。
キャラクターも好きです!
ハウルがカッコいいしキムタクの声がいい。
ソヒィーが可愛いらしく倍賞千恵子の優しい声もいい。
城が動く発想が面白い。
城の内での4人の生活がとても楽しそう。
最後も上手くまとまっていて。happy.end。
心優しくなれます。
頼む、私の話を聞いてくれ
ハウルの動く城は本気で100回見た。
この作品、原作未読の方が一度観ただけでは絶対に理解できない。でも、「意味わからん映画」で片付けてしまうのはあまりにもったいない。
何気ない言動に大きな意味を持たせている、実に精巧な映画であることをどうしても知ってほしい。
●ハウルとカルシファーの契約
カルシファーはもともと魔力を持つ星の子。星の子は空から地に落ちると消滅してしまう儚いもの。
それを可哀想だと思った幼少のハウルは、ひとつの星の子に自分の心臓を与えます。ハウルの心臓を手に入れた星の子は、カルシファーという名の火としてハウルに仕えるようになります。
契約を解くには第三者(ソフィー)がこの経緯を暴く必要があります。
ここの理解がとても大事で、物語の理解に直結します。しかし映画内では終盤のたった数十秒、一切のセリフ説明がないシーンで理解せねばならず、かなり難解。
●ハウルが心臓を取るという噂
冒頭、帽子屋にて「隣町の子、ハウルに心臓取られちゃったんだって」というセリフや、お菓子屋で妹のレティーがソフィーに「それがハウルだったらお姉ちゃん心臓食べられちゃってるよ」と忠告するセリフがあります。しかしハウルは物理的に心臓を取って食べたりはしません。
前述した通り、ハウルは契約によって心臓がありません。この空虚感を、美しい女性の心を奪う=自分に恋をさせることで満たしています。(ソフィーとレティーの会話で「ハウルは美人しか狙わない」というセリフがあります。)
荒地の魔女もハウルに心を奪われた1人であり、そのために終始ハウルの心臓を狙い続けます。
(英語版では「かつての荒地の魔女がとても美しかったため、初めは自分から追いかけたのだ」とハウル自ら明かしています。昔は美人だったのか。笑)
●老婆になったソフィーが急に若返る
荒地の魔女にかけられた呪いで、ソフィーは老婆の姿になります。しかし就寝時や素直に感情を表すとき、自信を持って行動するときに元の若い姿に戻ります。ソフィーの呪いが解ける明確なシーンはないのに、物語の終盤では完全に若い姿のままです。
以上のことから荒地の魔女がかけた呪いは老婆になる呪いではなく、ソフィーの内面が外見に現れる呪いだったと思われます。
容姿に自信がなく、長女だからと自分を押し殺して帽子屋を継いでいた少女のままであれば、呪いが解けることはなかったと思われます。
●ハウルの戦争に対する姿勢
ハウルは戦争で自分の魔力を使うことに反対の姿勢を貫きます。王宮にて、国王に変装したハウルは「魔法で戦に勝とうとは思わない」「一部の被爆を阻止できても別の場所に落ちてしまう、魔法とはそういうものだ」といった趣旨のセリフで自分の意思を表明しています。
一瞬にして人の命を奪う軍兵器には強い嫌悪感を示し、自国の兵器であっても故障させてしまうシーンがあります。ハウルはよく1人で戦場に向かいますが、戦争に加担しているのではなく、戦争そのものと対立しているのです。
一方、ハウルの(魔法学校時代の)師匠であるサリマンは、王室つき魔法使いです。自国のため、戦のために魔法を使うことを正義と信じて疑いません。国のために力を貸さないハウルを〝悪魔と契約して心をなくした〟と決めつけて非難します。
●ハウルとソフィーはずっと昔に出会っていた
荒地の魔女がカルシファーから透けるハウルの心臓に気付き、無理やり手に入れようとします。カルシファーの火が燃え盛り、あわや焼身してしまうところ、ソフィーは水をかけて荒地の魔女を救います。〝カルシファーの消滅=ハウルの死〟を心配して嘆くソフィー。
ハウルに会いたいと願うソフィーを、指輪が導いた先は〝幼少のハウルが星の子と契約を交わすまさにその瞬間〟でした。
「ハウル!カルシファー!私はソフィー、未来で待ってて!」と叫んだソフィーを、幼少のハウルは確かにその目で見ます。このことから、ハウルはずっと昔からソフィーの存在を認識していることになります。
少し前のシーンに戻ります。ハウル一行が引越しをした際、城の扉とハウルが幼少期を過ごした土地が繋がりました。ソフィーは初めてその土地を訪れるはずですが、〝不思議ね、前にもここに来た気がする〟と感じます。
ハウルとカルシファーが契約を結んだとき、自分もそこに居合わせていた記憶が薄っすらと蘇ったのです。
ここは時空を超えた展開で時間軸が一方向ではなく、特にややこしい部分だと思います。
●冒頭の出会いは偶然ではない(かも)
ソフィーとハウルの出会いのシーン。ハウルはガタイのいい兵士たちのナンパからソフィーを救います。このとき、ハウルの指輪は光っているようにみえます。
この物語で指輪は会いたい人のありかを示す道標となり、その力を発揮するとき光ります。
前述したようにハウルは幼少期からソフィーを認識している点も踏まえると、ハウルが登場の第一声「やぁやぁ、探したよ。」と言ったのは、単にナンパを撒くための口実ではなく、本当に探していて〝やっと見つけた〟という意味だったのかもしれません。(指輪の光り方も薄っすらなので、真意はわかりませんが…)
●終わりに
この映画はとにかく言葉足らず。私自身、一度目の鑑賞は後半の内容が全く入ってこなかった。
それでも、なぜか楽しい。細かいことがわからなくてもキャラクターやお城の描き方に心を鷲掴みにされる。
繰り返し観れば、その度に散りばめられた粋な仕掛けに心ときめく。
やっぱ宮崎駿だなって、何度でも思わされる作品。大ファンです!
ハウルの秘密の蠢く城
宮﨑駿の男気。
帽子屋ソフィー。まだ若い。荒地の魔女の意地悪な魔法で一瞬で老女に変えられてからは、住み込みの家政婦(掃除婦)としてハウルの動く秘密の城で働く。
この城が主役と言っていいだろう。この城は、ハウルと秘密の契約をしている火の妖精(悪魔)カルシファーが魔法で動かしている。
小さな暖炉がなんとも言えずいい。
蒸気を吹き出しながら
巨大なビルがのっしのっしと
鳥の脚のような細い脚でゆっくりだが、ぎこちなく歩く様子がなんとも言えない。
ストーリー的には、特になにもないかもしれない。
戦争が起きており、夜な夜なハウルは、闘いに出かける。
なぜ始まったかは分からず、ただ消耗するだけの日々。
戦争があっても、人々の経済活動は、行われるし、生活の営みはある。
人は、魔法によらなくても、年をとる。
荒地の魔法使いのように魔法で、多少年齢をごまかすこともできるが、本当の年齢はごまかせない。
王宮への昇り階段を、ソフィとヒンと荒地の魔女が頑張って登るシーンがなぜか好きだ。ソフィは、荒地の魔女に対して敵意しか持ってないはずなのに、みなに対して優しい。
ソフィは、若い頃は、地味でたいして可愛くもなかったが、老婆になってからは、どうにかして元の姿を取り戻そうと、ハウルの城に住む。
マルクルという魔法使いの弟子がおり、カブ頭というかかしがおり、火の妖精がおり、心は若い女性の老婆ソフィがいて、美形の魔法使いハウルがいる。
そこに魔法の力を失った荒地の魔女と
犬のヒンが加わる。
湖。
街。
荒地。
ラピュタの出来損ない?
その頃のジブリはやっぱり全盛期だった、と思わせる駄作。声優にキムタクを使うのもなんか嫌だし、キャラクターはキムタクそのものだし、それに惚れちゃう主人公もなんだか‥。全体的にイケすかない。主人公ごだんだん老いていったり、若返ったりするのは自然で良かった。
結局は容姿が良くないと成立しないストーリー
なぜハウルがロン毛で声優に木村拓哉なのか。
それは恐らくパヤオの25年前の木村拓哉は確かにイケメンで人気だったからモテないパヤオからしたらイケメン=キムタク だったのだろう。
ただ。
この作品はどこをとっても容姿のことばかり。
モテまくる妹や若作りで下品で派手な母親。
ソフィーを街でナンパしたのは確信犯なのかどうか。
ソフィーもイケメンハウルの何も知らないのに見た目だけで恋に落ち。
ハウルもばあさんが実は若い女だとわかっていたから話が進み、恋愛になるし。
これが本当にばあさんなら?
ハウルがフツメンなら?
結局はイケメン、美人であるから成立するだけではないか。
美人ではないとソフィーは普通に最初から美人だし。
終始老いをテーマにしているフリをして
イケメンは得だし
美人も隠してもバレる。
それだけの話
戦争がどうとかこじつけ。
左翼パヤオが機械書きたいだけのオナニー。
最後はソフィーがキスしまくって解決みたいな話。
ずいぶんと気持ちが悪い内容だった。
パヤオもヤキがまわったなと思う。
傑作
日本のアニメが世界の人々を惹きつける理由が分かりました。ディティールの緻密な絵、魔法使いの闘い、戦争と平和、そしてファンタジーあふれる時間空間の移動。全てが素晴らしく想像力をかきたてる作品です。傑作ですね。
100%ファンタジー。わかったようなわからぬような話だが、なぜか食...
100%ファンタジー。わかったようなわからぬような話だが、なぜか食い入るように見てしまう。それだけ面白いってことですね。
ただ、声優が…
国民の妹さくら(倍賞千恵子)にさせたかったのはわかるが、正直少々違和感あり。特に若い時。英語吹替のように2人にわけてもよかったかも。キムタクはまあ及第点かな。神木隆之介だけは文字通り神、完璧(笑)
話題作りはわかるが、ここはプロの声優でいって欲しかった。
しかし見るべき価値ある作品なのは間違いない。
これぞジブリ。素晴らしい作品
観る前は名前だけ知っていてあまり期待もせず観ましたが素晴らしかった!ジブリならではの美しい画面。魅力的なキャラ。ジブリ作品の中でもハウルはカッコイイ男性キャラと言われていますが本当にカッコイイですね。主人公への言葉は時に甘く時に切なくもある台詞がありました。そして、主人公であるソフィーもとても良いキャラでした。全てのキャラに対する優しさには涙を誘うものがありました。他のキャラにもどこか憎めないものを感じ、つい笑みが零れてしまうもの。
この素晴らしい作品に出会えて良かった。
チキチキマシン猛レース
宮崎アニメの世界観が健在だったのがうれしい。街並や戦争の雰囲気からすると第2次世界大戦中のイタリア、フランスが想像できるが、しっかりと魔法使いが存在し、国は全て王国であるという無国籍ワールド。
宮崎作品で重要なポイントの一つに空を飛ぶシーンが欠かせないことが挙げられる。今回は90歳になったソフィーが不思議な飛行機(ナウシカやラピュタの雰囲気)を操縦するのだが、この雰囲気がラピュタのドーラそっくりなのだ。ただし、今までの作品よりはおとなしい飛行シーンだったし、後半の盛り上がる部分にも取り入れてもらいたかった。
お得意の隠されたテーマを考えてみるのも面白い。反戦メッセージや星にぶつかった少年というファンタジーだけでは、宮崎ワールドの一部しか楽しめないのであろうから、サブテーマを考えてみる。まず、ソフィーが自分には帽子屋という職業の道しかないと思っていたのに、普通の職に就くことを捨ててしまうという人生設計のテーマ。第2に、ソフィー、荒地の魔女、サリマンに共通する老人介護のテーマ。第3に、悪魔や魔法使いという人種差別・偏見のテーマ。4色のボタンが象徴するパラレルワールドのテーマ等、探せば色々みつかりそうだ(かなり穿った見方・・・でたらめもありますw)。
キムタクがハウルの声を担当することに対してかなりの賛否両論がありますが、その他のキャラに目を向けて、犬のヒン(原田大二郎)が『チキチキマシン猛レース』のケンケンをオマージュしていたり、キャラ作画が先か声優が先かわからないほど良く似ているサリマンの加藤治子等のナイスキャスティングを褒めるべきでしょうね。キムタクは普通・・・
ラストになってテンポが失速し、変な解決法を取るので、マイナスポイントになるでしょうか。それでも★★★★
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