シティーハンター　ベイシティウォーズ

総合:40点 （ ストーリー：20点｜キャスト：65点｜演出：50点｜ビジュアル：65点｜音楽：65点 ）

　昭和が平成になってすぐの作品だが、物語・演出・画質は昭和感満載の少年向け漫画。それに映画としては時間も短く力不足で、通常のテレビ版を少し拡張して劇場公開版にした程度のもの。

　物語は幼稚だし、敵の弾丸はいくら撃たれても当たらないし喜劇調の演出は軽薄で、喜劇だとしても時々は締めるところは締める場面があって欲しい。敵役は力不足だが、味方の登場人物の個性はあるので、そのいつもの活躍を観たい人には良いのでは。

BS１２でやっていたのを録画視聴。

敵味方だけではない、複雑な事情と、それを引き受けた海坊主のキャラを知り尽くした冴子の戦略。それに巻き込まれたリョウのドタバタ劇。

ガラスを割って入るシーン、ジャケットを軸にしてエレベーターのワイヤーを降りるのは、秀逸な場面。

オープニングセレモニーをテロに襲われオープンを控え壊滅状態というハリウッドのアクション映画あるあるな作品(更に言えばダイ・ハードのパクリ ^^;)。でも内容よりも冴羽獠と海坊主のコンビネーションだけでも面白い。

海坊主が追う謎の女性とのトラブルに関わったシティハンターが、国際的な陰謀に巻き込まれる物語。

劇場版第２作ですが、上映時間は短めです、第３作と同時上映が前提のようで、映画としては少々物足りなさを感じます。
ただ、前作と相違して、映像は良くなりました。ＴＶシリーズの休止タイミングだったそうなので、余裕があったのでしょうか？

ストーリーは前作同様に特別感はありません。冴羽と香との掛け合いを楽しむ映画です。