七人の侍のレビュー・感想・評価
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傑作の意味
起承転結が、現在までのエンターテイメントの下敷きになってることが感じられる。 殺陣のなかでも、志村喬さんの弓姿は、弓手負けてるけど、すごく様になっていて非常に印象的だった。 ただ、仲間集めの場面は、少しだれる
なるほど、これが名作か
これまで見たいと思いながらなかなか見るきっかけがなかった本作をようやく観賞。 単純に面白かった。 1.侍募集 2.野武士対策準備 3.戦 キャストに入り込むスムーズな組み立て。 キャラクターがたっていて、余計な演出がない。思い入れが入りきった頃にかくも簡単に たちきられる命。最後の侍としての発言からの墓所のアップ。 昨日TVでみた永遠の0とはまるで違う戦の描きかた。圧巻の3時間20分でした。 泥に墨汁いれたりした逸話もあるようだが、この作品は余計な粗が見えない白黒で良かった。
これぞ侍!
すごく良かった。 個人的には、戦パートの後半よりも、侍集めの前半パートの方が好きだ。心身ともに強い奴らが志を合わせてゆく、その過程がしびれる。 キャラクターも魅力的。 勘兵衛のリーダーシップと冷静さ、久蔵のイカした強さ、菊千代の人情。。。久蔵はめちゃくちゃかっこいいけど、やっぱり一番心に残ったのは菊千代かな。粗野で馬鹿っぽいけど、強くて愛に溢れている。「粗や野ではあるが、卑ではない」と聞いたことあるけど、誰の目から見ても魅力的な人間とは、菊千代のような人なのかもしれない。 また一瞬だったけど、利吉の妻の妖艶なシーンには息を飲んだ。 何度でも観たい、迫力満点、熱さ満点の映画!
“いわゆる時代劇”とは違う時代劇
映画館が絶滅状態の田舎では、どんなに有名な名画であっても、決して見ることはできない。CDレンタル全盛の頃であっても黒澤映画のレンタルなんて皆無だったし、それゆえにこの偉大な作品を見ることができたのは、上京して、劇場で、念願、ようやくでした。 迫力、面白さ分かりやすさ、個性豊かで、オリジナリティーの塊みたいなこの作品は、思った通りの先をはるかに超越した衝撃的な作品でした。その後、ビデオになって何度レンタルしてダビングして、DVD出れば買って、Blu-ray出れば買って、4K出れば買って、何度見たか分かりませんが、さすがにもうそろそろ飽きてきたような気がしますが、もう少し時が経ってからまた見ると、絶対楽しめると確信しています。でも、長いからねー・・・映画館で休憩というものを経験したのもこの作品が初めてでした。 勧善懲悪のテレビでよく見ていた(というか見させられていた)いわゆる時代劇が嫌いで嫌いでしょうがなかったんですけど、この作品を機に時代劇も悪くないと思えるようになったのです。といっても、この映画は普通の時代劇とは全く違っていたのですがねー。その象徴が三船敏郎演じる菊千代。この人間味たっぷりのおもろいパフォーマンスは何なんだ!侍らしくない侍、決して時代劇には登場することがないはずのこのキャラに見入りました。その異彩を中心に、七人の個性を存分に堪能出来て、なおかつ、彼らに群がってくる味わい深い人々と、泥臭く劇的に展開していく物語─、凄い上におもろすぎて、あらゆる感情を通り越して見終わった後は常に放心状態であるような気がします。 唯一難点があるとすれば、台詞が少し理解しづらいかもしれません。劇場ではしっかり理解できなかったところもありましたし、あらゆるソフトで何度も聴いてようやく分かった箇所もありましたので。ただ、そこは熟知できなくても作品を堪能するぶんには全く影響がないので、そこが不明瞭なのも作品の意図として捉えるべきなのだと思います。まぁすべてしっかりと把握できればそれはそれでいいのでしょうけど。 そういえば、仲代達矢が七人の侍でエキストラで出ていたというインタビューを見たときがあります。確か、志村喬ら侍を見つけようと通りを見ているシーンで、大勢が歩く中で仲代達矢が映っているそうだ。それで自分も何度もそのシーンを確かめたのですが、全然分からなくて、いつの間にかそんなことどうでもいいかなと思ってしまいました。仲代達矢を見たければ「斬る」とか「大菩薩峠」を見ればいいわけだし─。 いずれにしても、この作品の恩恵は、作品自体の面白さや迫力だけではなくて、その後の楽しみも満載な気がします。ルーカスとか西部劇にも影響を与えてるし、それらを確認して楽しむこともできるので、とにかくめちゃくちゃ偉大な作品であることは間違いありません。
もはや素晴らしいとしか言えない
もはや素晴らしいとしか言えません!百姓たちと共に、村に迫り来る野武士を蹴散らす侍たちの姿に惚れてしまいます! 約3時間半ある巨編なのにも関わらず、随所に散りばめられた洒落たユーモアや、侍と百姓の間に絆が芽生える過程が丁寧に描かれているので、"全く"と言っていいほど飽きません。この前半部があるからこそ、後半の壮大な戦闘シーンに完全にのめり込むことができるのです。 さて、その戦闘シーンですが、1回きりではなく長期戦にすることで、闘いで負った傷や士気の上がり下がりを観客に痛感させています。そして、最高の名場面と呼ばれる大雨の中での死闘は、まさにエンターテイメントの頂点とも言える出来栄えです!日本映画でここまで興奮した作品は初めてです。 全編を通して非の打ち所がない本作は、後にハリウッドで『荒野の七人』としてリメイクされています。それほどの影響力があるのですね。
『七人の侍』
無駄という無駄を削ぎ落としてる。この練り上げられた映像が尺の長さを1ミリも感じさせない魔法を生み出した、まさに神業。 寄る、引く、切り替えのテンポ、タイミング。 雨、転がる、ぬかるみ、駆ける、斬る、馬のいななき、怒号、種子島、静寂、慟哭、白い息、肩から上がる湯気。 その臨場感の何もかもをこれでもかと網膜に叩きつけてくる凄まじいカメラワーク。 ありがとう、ありがとう黒澤明。
これを批判する奴は映画好きじゃない!
初めて観たのが小学校5年生のころ父に勧められて観た。最初は、ダラダラと集中せず観ていたが物語が進むにつれ面白くなり映画に集中していった。 最後、雨の戦いは何度観てもかっこいい! いや、かっこよすぎる!映画を観終わった後 3回もラストを見返した。 これは、日本映画の名作! これを観ずして映画を語るな‼︎
完璧な映画です。
いや~3時間以上の映画でしたけどずっと観いってしまいました。素晴らしすぎる映画です。一人一人の演技が素晴らし過ぎて3時間アッと言う間でした。登場人物の性格や行動が抜け目無いです。世界の黒澤って言われる理由が分かります。三船敏郎の演技半端ない。かなり難しい役どころを完璧にこなしています。自分の中では音響も素晴らしかった。映画好きな方は観るべしです。
見どころが沢山の大作
見どころ盛り沢山の映画だった。 この時代の百姓とは野武士とは侍とは落武者とは何なのか知ることができた。 勝ったのは百姓で負け戦だったというセリフが印象的だった。侍たちが得たものは何があるのか?侍は戦の中でしか輝くことのできない寂しさがあった。多くのキャラクターにストーリーがあり、アクションがあり、ユーモアがあり、人間らしさがあり、哀愁があり、いろんなものが詰め込まれていてた。歓喜と哀愁あるラストが凄い良かった。
黒澤明監督作品ナンバーワンの作品
この作品は、アクション、ヒューマンリズム、などが、つまった、素晴らしい作品だと、私は思います。三船敏郎さんや志村喬さんを含む7人の侍の生き様や、木村功さん演じる勝四郎の恋など、みどころは、たくさんありますが、最大の見所は、最後のアクションだと私は思います。緊迫した状況もおもわせれば、三船敏郎さん演じる菊池代の笑わす場面など、緊迫した、場面に、菊池代みたいな、スパイスをくわえて、笑える場面などつくるなど、すごいと思いました。あのスピルバーグ監督など始めとするハリウッドの巨匠たちが、影響を受けた作品というのも、なっとくがいきます。ストーリーや、キャストなど、すべてにたいして、完璧且つ素晴らしい作品だと思います!
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