七人の侍のレビュー・感想・評価
全107件中、81~100件目を表示
余韻が残る映画
3時間28分で途中で休憩もあり非常に長かったが映画館で見たので集中できて最後まで見ることができた。前半部分が長くて少しかったるいが後半へ続く重要な導入部分なので仕方ないかなと思った。後半はアクション映画になっていて1954年当時は斬新だったんだろうなと思った。はじめはセリフが聞き取りにくくて字幕がほしいなと思ったがだんだん慣れていき聞き取れるようになっていった。時代劇なのに現代の言葉とあまり変わらなくてわかりやすかった。主役は志村喬だが三船敏郎の演技がぶっ飛んでいて完全に主役を食ってかかっていた。そしてラストシーンが非常に印象的でいつまでも耳に残る名台詞だった。最後にこの作品を見て本当の良さがわからなかったので、年を取って時代劇がもっと好きになったらまたこの映画を見たいと思う。
☆評価は今さらしたくなかった。
作品のレビューは今さらしません。
☆評価なんかは失礼と言うもの!!ま、しないと投稿できないから一応したけれどね。
個人的には椿三十郎とか天国と地獄の方が好きですが…。
劇場鑑賞は初で4K上映ももちろん初だけど、4Kできれいになった分、味や質感まで削ぎ落とされてる感があって、そこはゼイタクなんだろうけど~ちょっとデジタルリマスターも良し悪しだなぁって思ってしまった。
世界よ、これが映画だ!
凄い!かっこいい!面白い!^^
特に仲間集め&バトルシーンが好き。俺の聖書「逆境ナイン」とか数多のスポ根漫画の原点はここやってんな。日本映画の最高峰って評価伊達じゃない、スターウォーズと全然張る。「夕陽のガンマン」といい、やっぱ男はカッコいいな
初めて、それもスクリーンで観ることができて大満足。 脚本も撮影も素...
初めて、それもスクリーンで観ることができて大満足。
脚本も撮影も素晴らしいし、
三船はもちろん、役者みんなかっこいいし、
オープニングの楷書ずらーりから、やられました。
国宝級ですね
以前にも観た記憶はありましたが、もう一度観ました。
三船敏郎さんの野生的?だけれど繊細な演技が素晴らしかった。ストーリー、合戦場面のど迫力、騎馬のかっこよさ、あれだけの本物の馬使う映画は最近観ませんね。ロケ地のリアルさもすごいです。CGじゃない、ある意味リアルです。
百姓と武士の身のこなし、言葉の違い、価値観の違いもきっちり出ていて、ラストの田植えシーンは、数々の時代劇の田植えシーンの元型ですね。
ストーリーの細部に人間の暖かさが溢れているところも感動です。
本当に国宝級の映画です。誇らしく感じました。
久蔵が好きだった
白黒にしてあのリアルさ。
以前見たときはタイトルがすでにちらちら動いたことを思うと
4Kレストアの威力を感じる。
笑わせ、泣かせ、ハラハラさせる。明確なキャラクター配分と観客の心の動きを読み切った画面構成、シナリオ。
3時間半の映画を一気に見させる。
名作中の名作だと改めて思う。過去の名作を人に勧めるときに、時代背景の解説をしといたほうがいいかなと思う物も多いがこれは違う。
過去のB/W名作がレストアされてゆくことを祈っています。
初めてこの映画を見たとき、テレビでは刑事のイメージしかなかった宮口精二があまりにかっこ良く印象に残っている。
デジカメリマスター?
内容はご存知、デジタルリマスターとのことで、映画館まで足運びました。
画像は、普通に観賞できるが、格別キレイとは?
音声は確かに、セリフが全面にきてる感じですね。
しかし、ワクワクする映画には変わりありません、名作中の名作でしょう。
町山さん付きの映試写会!
午前10時の映画祭の特別イベントで
町山さんのトークショー付きで見せていただきました。
やはり、今の映画とかよりもこのような映画も面白いということを、この映画で知りました。
中1のぼくでも楽しめましたから、皆さんも楽しめると思います。ぜひ見てください。
三時間があっという間です。
ノーベル文学賞を黒澤明に!
ディランがノーベル文学賞なら
当然、黒澤明にも贈るべき!
世界に与えた影響、その内容に驚愕です!
もはや時代劇ではなく戦国時代を舞台にした
現代劇と言えるのではないでしょうか。
もし黒澤明が作家だったなら
ドストエフスキー、トルストイと並び
称されていることは間違いない気がします。
今作の内容に関しては、
このように生き抜いてきたご先祖の方々が居て
今、自分たちが生まれることができたのだ
ということを強く感じました。
日本人は皆、一見しておくべき作品でしょう。
ただし、本当の凄さが分かるには40代以降に
ならないと難しいかもしれません。
自分も20代で見た時はアクション・役者の迫力
の凄さしか感じませんでした。
細かなセリフの意味は今回、見て初めて
気付くことが出来たものです。
生涯において何度も見返すほど深みがあり、
だからこそ世界中の映画人が称賛している
ということでしょう。
黒澤明、万歳!!感謝です!m(_ _)m
菊千代の涙のうったえに涙
菊千代(三船敏郎)は百姓の心の声を代弁している
侍には侍にしか分からないことがあるように百姓の
には百姓にしか分からないことがある。
菊千代はその真ん中にいて百姓のずるくて汚い部分
を全て知っている。
流石の島田勘兵衛も弱き百姓の生きる術までは知ら
なかった、菊千代が涙ながらに勘兵衛らにうったえ
かける
その場面を観ていて何だか胸が熱くなり涙が止まら
なくなった。
観るたびに映画は新しくなり面白くなるものだ
大きな画面で観てください、きっと心に残りますから。
映画館では初鑑賞。 長さを感じさせない傑作ですね。 4kじゃなくて...
映画館では初鑑賞。
長さを感じさせない傑作ですね。
4kじゃなくてもよいので、セリフを聞き取りやすくして貰えると満点なのですが。
個人的には用心棒の方が好きですが、スケール感や内容的に黒澤映画の代表作はこれですよね。
やっぱりおもしろい。
映画館で観るのは2回目である。
黒澤明の、いや世界の最高傑作とされている作品である。
あらためて観ると。
これは前から思っていたことだが、勝四郎(木村功)としの(津島恵子)のエピソードはいらないのでは。
このエピソードのせいでいろいろと手間がかかっている。菊千代(三船敏郎)が必要な人材であると勘兵衛(志村喬)が納得するエピソードにつながっているとはいえ、他のトーンと明らかに違う勝四郎 しののシーンは他のシーンで代用がきいたのでは。
これはいまの映画では真似できないと思われるのは、みんな足が速い。速く見せている。特に侍たちは気持ちのいい走り方をする。体型や年齢に関係ない。この走りっぷりを観るだけでも元はとれる。
本作で生き残ったものから、現実には亡くなっていく、しかも劇中最初に亡くなる千秋実が現実には7人でもっとも後に亡くなる。これは実に不思議なことである。
でもやっぱり黒澤明のマイベストは、「天国と地獄」かな。
間違いなく日本映画の最高傑作
「午前10時の映画祭」にて鑑賞。
スクリーン、しかも4Kで観られるなんて
感動の極みです!
クライマックスの雨の合戦シーンの迫力はやはり圧倒的‼
そして脚本や演出もとても練り上げられている。侍たちの個性がはっきりしているし、百姓の卑しさや逞しさもリアルに描かれているところも凄い。
加えて恋愛要素、コメディ要素もありエンタメとリアルが見事に共存してます。
世界中の映画人が賞賛する理由がよくわかりますね。
まさに映画の全てを凝縮した国宝級の傑作❗
愛
村を守ってくれる侍を捜し7人が揃う。
村を砦で囲み村人も竹やりの訓練をする。
菊千代が素敵だ。お茶目で野蛮で愛がある。
「百姓ぐらい悪ずれした生き物はねえんだ、百姓ってのはな、けちんぼでずるくて泣き虫で、意地悪で、間抜けで、人殺しだ。
だがなこんなけだもの作りやがったのは一体誰なんだ?」
でもそんな百姓を一番わかって愛していたのも菊千代だ。
野武士に連れ去られた利吉の妻が利吉と会った瞬間火の中に飛び込んで行ったシーンは胸が詰まった。勝四郎と志乃の恋も戦いの場面が多いなか華を添える感じで良かった。
傑作の意味
起承転結が、現在までのエンターテイメントの下敷きになってることが感じられる。
殺陣のなかでも、志村喬さんの弓姿は、弓手負けてるけど、すごく様になっていて非常に印象的だった。
ただ、仲間集めの場面は、少しだれる
なるほど、これが名作か
これまで見たいと思いながらなかなか見るきっかけがなかった本作をようやく観賞。
単純に面白かった。
1.侍募集
2.野武士対策準備
3.戦
キャストに入り込むスムーズな組み立て。
キャラクターがたっていて、余計な演出がない。思い入れが入りきった頃にかくも簡単に
たちきられる命。最後の侍としての発言からの墓所のアップ。
昨日TVでみた永遠の0とはまるで違う戦の描きかた。圧巻の3時間20分でした。
泥に墨汁いれたりした逸話もあるようだが、この作品は余計な粗が見えない白黒で良かった。
これぞ侍!
すごく良かった。
個人的には、戦パートの後半よりも、侍集めの前半パートの方が好きだ。心身ともに強い奴らが志を合わせてゆく、その過程がしびれる。
キャラクターも魅力的。
勘兵衛のリーダーシップと冷静さ、久蔵のイカした強さ、菊千代の人情。。。久蔵はめちゃくちゃかっこいいけど、やっぱり一番心に残ったのは菊千代かな。粗野で馬鹿っぽいけど、強くて愛に溢れている。「粗や野ではあるが、卑ではない」と聞いたことあるけど、誰の目から見ても魅力的な人間とは、菊千代のような人なのかもしれない。
また一瞬だったけど、利吉の妻の妖艶なシーンには息を飲んだ。
何度でも観たい、迫力満点、熱さ満点の映画!
“いわゆる時代劇”とは違う時代劇
映画館が絶滅状態の田舎では、どんなに有名な名画であっても、決して見ることはできない。CDレンタル全盛の頃であっても黒澤映画のレンタルなんて皆無だったし、それゆえにこの偉大な作品を見ることができたのは、上京して、劇場で、念願、ようやくでした。
迫力、面白さ分かりやすさ、個性豊かで、オリジナリティーの塊みたいなこの作品は、思った通りの先をはるかに超越した衝撃的な作品でした。その後、ビデオになって何度レンタルしてダビングして、DVD出れば買って、Blu-ray出れば買って、4K出れば買って、何度見たか分かりませんが、さすがにもうそろそろ飽きてきたような気がしますが、もう少し時が経ってからまた見ると、絶対楽しめると確信しています。でも、長いからねー・・・映画館で休憩というものを経験したのもこの作品が初めてでした。
勧善懲悪のテレビでよく見ていた(というか見させられていた)いわゆる時代劇が嫌いで嫌いでしょうがなかったんですけど、この作品を機に時代劇も悪くないと思えるようになったのです。といっても、この映画は普通の時代劇とは全く違っていたのですがねー。その象徴が三船敏郎演じる菊千代。この人間味たっぷりのおもろいパフォーマンスは何なんだ!侍らしくない侍、決して時代劇には登場することがないはずのこのキャラに見入りました。その異彩を中心に、七人の個性を存分に堪能出来て、なおかつ、彼らに群がってくる味わい深い人々と、泥臭く劇的に展開していく物語─、凄い上におもろすぎて、あらゆる感情を通り越して見終わった後は常に放心状態であるような気がします。
唯一難点があるとすれば、台詞が少し理解しづらいかもしれません。劇場ではしっかり理解できなかったところもありましたし、あらゆるソフトで何度も聴いてようやく分かった箇所もありましたので。ただ、そこは熟知できなくても作品を堪能するぶんには全く影響がないので、そこが不明瞭なのも作品の意図として捉えるべきなのだと思います。まぁすべてしっかりと把握できればそれはそれでいいのでしょうけど。
そういえば、仲代達矢が七人の侍でエキストラで出ていたというインタビューを見たときがあります。確か、志村喬ら侍を見つけようと通りを見ているシーンで、大勢が歩く中で仲代達矢が映っているそうだ。それで自分も何度もそのシーンを確かめたのですが、全然分からなくて、いつの間にかそんなことどうでもいいかなと思ってしまいました。仲代達矢を見たければ「斬る」とか「大菩薩峠」を見ればいいわけだし─。
いずれにしても、この作品の恩恵は、作品自体の面白さや迫力だけではなくて、その後の楽しみも満載な気がします。ルーカスとか西部劇にも影響を与えてるし、それらを確認して楽しむこともできるので、とにかくめちゃくちゃ偉大な作品であることは間違いありません。
全107件中、81~100件目を表示