劇場公開日 1954年4月26日

「やっぱりおもしろい。」七人の侍 mg599さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5やっぱりおもしろい。

2016年10月10日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

単純

興奮

映画館で観るのは2回目である。
黒澤明の、いや世界の最高傑作とされている作品である。

あらためて観ると。
これは前から思っていたことだが、勝四郎(木村功)としの(津島恵子)のエピソードはいらないのでは。
このエピソードのせいでいろいろと手間がかかっている。菊千代(三船敏郎)が必要な人材であると勘兵衛(志村喬)が納得するエピソードにつながっているとはいえ、他のトーンと明らかに違う勝四郎 しののシーンは他のシーンで代用がきいたのでは。

これはいまの映画では真似できないと思われるのは、みんな足が速い。速く見せている。特に侍たちは気持ちのいい走り方をする。体型や年齢に関係ない。この走りっぷりを観るだけでも元はとれる。

本作で生き残ったものから、現実には亡くなっていく、しかも劇中最初に亡くなる千秋実が現実には7人でもっとも後に亡くなる。これは実に不思議なことである。

でもやっぱり黒澤明のマイベストは、「天国と地獄」かな。

コメントする
mg599