グリーン・デスティニーのレビュー・感想・評価
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チャン・ツィイーの一瞬の胸ポッチ
武侠ワイヤー・アクションを全世界に轟かせた映画といえばいいのだろうか。ばかばかしくなるほど不自然な動きをするワイヤーアクションなのだが、大掛かりすぎて凄い。
ムーバイは師の復讐のために毒狐とも戦う。そして敵としてムーバイを憎むイェン。弟子にしたい一心でイェンとも戦うこととなるが、ストーリーが全く面白くない。映像が綺麗で、ミシェル・ヨーとチャン・ツィイーが綺麗なだけの映画なのだ。それにしても空を飛べるなんてすごい。
DVD200円ゲットシリーズ。チャン・ツィイーを追いかけて。 何故...
DVD200円ゲットシリーズ。チャン・ツィイーを追いかけて。
何故だ?時々ハッとする美しさはあるものの、本作の彼女には「初恋のきた道」のようにはときめかない。入浴シーンや濡れ場らしき場面があるにもかかわらず。女イチローに見えてしまった(笑)
思うに話が全く面白くない。主役は誰?剣の達人?それとも若き倍賞美津子似の女?はたまたチャン・ツィイー?
アクション、なかなかなのですがあまりにワイヤーに頼りすぎ。空飛びまくってますぜ(笑)
ということで、私はやはりソン・イェジン教に復帰いたします(笑)
見えないはずのワイヤーが見える
地上での戦いは、素手の格闘戦からいろんな武器が出てきてバリエーションがあって、見ごたえがあった。ムーバイのアクションもさることながら、イエンvsシューリンの女性同士の戦いもクオリティが高かった。ただそれを台無しにする空中戦・・。ワイヤーは見えないはずなのに、どう吊られてるかすらイメージできてしまうぐらいの演技や身のこなし・・ 竹林の戦いはもはや笑いなしでは見られない 笑
ストーリーについては、スケールが小さくて、ボリューム不足だったかなぁ。
チャン・ツィイーは可愛いかった。
全てが美しい芸術派アクション
"グリーン・デスティニー" シリーズ第1作。
第73回アカデミー賞外国語映画賞受賞作。
Blu-rayで2回目の鑑賞(吹替)。
小学生の頃に一度だけ「日曜洋画劇場」で観た記憶がありますが、内容を全く覚えていなかったのと、久しぶりに観たくなったのでUHDブルーレイのソフトを購入しました。
香港映画界が長年に渡って極めて来たスピード感溢れる鮮やかなカンフー・アクションや、斬新な動きで魅せるワイヤー・アクションは迫力満点で、とても素晴らしかったです。
武侠の武術である軽功を見事に表現したワイヤー・アクションは本作以降、香港映画やハリウッド大作などで模倣されるようになったのも、アジア人として誇らしいところ。
屋根から屋根へ、空気を蹴るかのように柔らかく飛び移ったり、しなる竹の上に立って戦ったり。動きやカメラアングルなど、全てが計算し尽くされた華麗なアクションに見惚れました。体現する役者陣の運動神経の凄さにも感嘆しました。
エモーショナルな人間ドラマも良かったです。繊細で情感溢れる男女の機微や、登場人物それぞれが抱える想いのぶつかり合いが丹念に描かれていました。己の運命に翻弄され、内なる矛盾と向き合わなければならないときが来ても、自分の想いに従って、素直に生きていくことが大切だと感じました。
[余談]
チャン・ツィイーがとにかく美しい。少女のようなあどけなさを残しつつも、激しいアクションを難なくこなしたり、馬賊の若き首領との愛に身を焦がし、美麗なラブシーンも披露してくれました。さすがアジアン・ビューティー(笑)。
[以降の鑑賞記録]
2020/10/24:Ultra HD Blu-ray(吹替)
※修正(2024/05/22)
自分に正直に生きる
英語じゃないのにアカデミー賞を受賞するってすごいことよね。どんなもんじゃい! と安定の上から目線で鑑賞。
中国映画やホワチャー系映画はほとんど観ない。ジャッキー・チェンとブルース・リーは夫の影響でいくつか観たことがあるけどそのくらい。
そんな私はとりあえず今回、人が空を飛ぶのはけっこう普通のことなのだということを学んだ・・・
最初こそ「飛んでんじゃん!」って有り体に突っ込みたくなったけど、皆さん重ね重ね普通にお飛びになっているので、途中から逆にこれが普通なのだと思うことにした。今更観ているドラマ「HEROES」でフライング担当の方たちよりも滑らかでゆったりとした飛び方ですね。建物や山肌を舐めるように飛ぶ、というか、舞う、というか浮き続けている感じ。浮遊。
広大な自然や歴史ある建造物など景色がとにかく綺麗で、もし3Dで観ていたらアバター級の感動があったと思う。タブレットの小さい画面で観ちゃったよ。勿体無かったなぁー。レンタルでもオンデマンドでも、是非大きな画面で迫力を感じて欲しい。←制作者か?
ユーがイェンに、「自分に正直に生きなさい」と諭すシーンがラストにあった。でもユーは、死んだ恋人への配慮からリーへの愛をずっとひた隠しにしていた。リーも同じく、ユーへの気持ちに蓋をしてきた。一見矛盾しているような台詞に込められたユーの真意は何だったんだろう。
文字通り「自分に正直に生きる」なら、愛してるんだから一緒になる! となるのだろうけど、死んだ恋人はリーの親友でもあり、仁義があるからそうもいかない。正直に、っていうのは、必ずしも今の感情の通りに動くということではないのかな。通さなくてはいけない道理は通しつつ、その上で自分の芯となる想いは貫きなさいっていうことかなぁ〜...言葉にしようとすると難しい。
同時進行で「クレイマー、クレイマー(1980)」を観た。メリル・ストリープ扮する妻が子供と夫を置いてある日突然家を出ちゃうんだけど、彼女とかはきっと文字通り自分に正直に生きている。嫌だと思ったら嫌! もう知らない! って。その姿は潔いし、心のどこかでちょっと羨ましく感じたりもする。
でも18ヶ月後に舞い戻ってきて、子供の親権を主張したり子供を愛してると涙ながらに訴えたりする姿には、それってなんか違うよね感を持たざるを得ない。一貫性がないからかな。筋が通らない。都合が良すぎるような気がしてしまう。
ユーもメリル・ストリープも、きっと自分に正直に生きようとしているんだろうけど、なんだか対照的だった。私はユーの生き方が格好いいなと思う。筋を通すのって難しいけど、通そうとしている人には説得力がある。
ワイヤーアクションと映像美、そして何よりチャン・ツィイーを楽しむ映画
「ブローバック・マウンテン」や「ライフ・オブ・パイ」で有名なアン・リー監督の映画。映像はアカデミー賞で撮影賞、美術賞を受賞しただけあって一級品です。不思議なワイヤーアクションで人が飛びまくります。
一応武侠物なのですが、全く殺伐としていません。アクションシーンは闘っているというより綺麗な演舞を観ているようです。基本的にアン・リー監督はアクション派ではないですね。娯楽性よりも綺麗な映像にこだわりが見えます。
何よりチャン・ツィイーが可愛い。キャラクターとして超わがままな良家の娘なのですが、チャン・ツィイーが可愛いから許されるような気がします。そして何故か最強です。全く強そうに見えないのに強すぎる・・・ま、そこはつっこんではいけない所でしょう。正直チャン・ツィイーを如何に可愛く撮るかに情熱を注いでいるような印象を受けました。
惜しむらくはストーリーが良くわからない事。なんでそうなるのかキャラクターに全く感情移入できません。それでも作品を面白く感じれるのは、気持ちを込めてみようとするタイプの映画ではなく、作り込まれた美術を見るような雰囲気映画だからだと思いました。
良い映画
二度目にしてようやく映画の内容がすんなり入ってきた気がする。
シナの清朝の武道を舞台にした恋愛・師弟関係・幸せなどの人生の悲哀を描く。
チャンバラシーンが多過ぎてアレだが、
最後のシーンにかけて、良さがわかった。
タイトルを原文の漢語や英語にすべき。この完全誤訳タイトルは映画興業者、翻訳者の犯罪。原作の冒頭である。
美しく華麗で芸術的な動きと映像の魅了
総合85点 ( ストーリー:50点|キャスト:90点|演出:90点|ビジュアル:85点|音楽:85点 )
物語はよくわからない。昔ながらのありきたりな娯楽用の時代劇の話に、儚くて耽美な要素とあえて不思議さを付け加えただけのようなもの。多分それほどたいした意味はないし、雰囲気作りに一役買っている程度。
だがこの作品の魅力は別にある。それは芸術的な美の表現である。景色が建物が衣装が美術が音楽が美しく、そして美しい登場人物が美しく華麗に舞う。まるで完璧な古武道の型の華やかな演舞を観ているかのような陶酔感に浸される。格闘場面は非常によく訓練されており速さもあって感心する。ワイヤーで吊り下げる場面が多用されすぎているとは思ったが、それでも人の動きの美しさだけを追及したこの格闘場面の演出は素晴らしく、特に最後の近くで道場できれのある戦いはもっと観ていたいと思わせられた。そしてそれをやり遂げた二人の女優の頑張りは高く評価したい。「イーオン・フラックス」「LOVERS」も同じ系統の作品だが、本作品はそれよりも質が高い。
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