劇場公開日 2000年11月3日

グリーン・デスティニー : 映画評論・批評

2000年11月1日更新

2000年11月3日より渋谷東急ほか全国松竹・東急系にてロードショー

アン・リー+仰天アクション=絶品娯楽映画

アン・リーがアクション映画を撮ると聞いていささか不安だった。が、この人がいれば大丈夫。アクション監督を務めるたのは、「マトリックス」で世界にその名を轟かせたユアン・ウーピンだ。今回もファンを唸らせる秘技を連発してくれた。子猫のようなしなやか動きを見せるチャン・ツィイーも、体重超過が気になるチョウ・ユンファも、スーパーマンのごとく軽々と宙を舞って闘うのだ。

それは最初、ギャグかと思い、笑ってしまったほどだった。碧名剣を盗んだツィイーを、ミシェル・ヨー姐さんが追うシーン。二人は、日本の忍者も真っ青の跳躍力で屋根から屋根へと飛び回る。冒頭からその調子で突っ走ってくれるから、見ているこちらは人が空を飛ぶ違和感なんて麻痺させられてしまう。そしてラスト。碧名剣を巡ってのツィイーVSユンファの闘いの場所は、なんと竹の木の上だ。「なぜ足場が不安定な場所でわざわざ闘う?」なんて愚問はナシ! ワイヤーワークの第一人者ウーピンだもん。凡人とは発想が違う。

そんなこんなで、15分に一回はスカッと爽快な格闘シーンを用意し、観客を飽きさせないこの作品。物語は、上海の作家ワン・ドウルーが書いた武侠小説全5部作の4作目をベースにしたそうだ。続編をぜひ見てみたい。

(中山治美)

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