ゴーストワールドのレビュー・感想・評価
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💦抜群にスッキリしない!こんな映画も◎
全編通して、なんとも、ハラハラ、ドキドキ💓
青春女子の危うさで、押しまくる!
2人の行動は、否定しようがない
主演の2人の演技に釘付けです
映画を見終わって、これほどスカッとしない映画は、一見の価値あり😆
くるバズのないバスを
バス停で待ち続ける老人
ラスト近くで
やってくるバス🚌 乗り込む老人
ラストには
主人公が待つバス停に
また、バスがやってきて
彼女を乗せて走り去っていく
わぁー、村上春樹的世界が
ここから始まりそう!
ラストシーン
いい!
◇自分が何なのかよく分からない時
高校卒業してみたけれど、自分が何なのか、何をしたいのかよくわからない女子の物語。とにかく月並みな大人になることへの違和感だけが燻っていて、生まれた小さな町の中を女友達と二人で彷徨きます。
出会った男はヴィンテージレコードコレクターのいけていない男。どこか社会からズレたように生きて見える姿に多少共感しますが、好きという感情なのかどうかも定かではなく微妙。
父親との関係、社会に順応し始める女友達への焦り、美術の補習で出会う自己表現方法。それぞれに人生に対するヒントも答えも導き出されるわけでもなく、淡々と進んでいくオフビートな物語時間が心地よいのです。
敢えて可愛らしさやセクシー路線を否定するようなヴィンテージ風ファッションの数々、一定の雰囲気を保ちながら場面の変遷とともに語りかけてくるような原色的な色彩変化は見ていて楽しいです。
媚びない生き様の女の子の姿、その気まぐれな行動には、不思議な親近感を感じてしまいます。誰にとっても、社会への適合は思春期における通過儀礼です。
社会に対して違和感を感じる自分を少しずつ誤魔化しながら、経年とともに「そんなものだと」諦めて生きていること。自分自身の中の制御不能な部分との対話も、時には大切なものだと気づかせてくれます。
来ないはずのバス🚌に乗って、ここではない何処かへと旅立ちたい気分がそこにあります。
バズコックスと15歳の頃のスカヨハ
一番うさん臭いのはおまえだ。
最初に思い出したのは「バグダットカフェ」。
制作年は10年以上離れているし縁もゆかりもない2本の映画だけど、一方は居所をみつける話で、もう一方は居所が見つからない話という両極端なところから。
居所を見つけられないのはもちろんソーラ・バーチ演ずるイーニド。映画の宣伝では疎外感を抱える少女2人がうんぬんとバディものの印象を持たしているが、「ブックスマート」なんかと異なるのはスカーレット・ヨハンソン演ずるレベッカは結構良い子ちゃんでしっかりと自分の居場所を確保しているところ。イーニドとは抱えている暗黒の濃さが全く違う。途中からレベッカの姿は背景に後退し、イーニドがもがく姿が話の主体となる。というかレベッカ自身もイーニドの悩みの一つになってしまうのです。共謀相手、同調者じゃなくてね。
主役の女子2人はもちろん光っているけど、この映画でのキモはスティーブ・ブシュミ演ずるシーモアです。そもそも外見からして怪しげで良いですね。オタクで女性恐怖の持ち主ということで、生き難さというところ、イーニドと心を通わせていくのだけど、この男は只者ではない。意外と抜かりなく立ち回ることによってイーニドを追い詰めていく。母親の介添えを受けて心理療法を受けていたり、エンドクレジットの後でコンビニにおける別撮シーンが挿入されるのは彼の二面性を表現しているんだと思いますね。すなわちシーモアは、イーニドがシンパシーを感じるような相手では実はなかったのだと思う。結局、シーモアもレベッカも、イーニドの父親、そのガールフレンド、美術教師と同じく、イーニドから見れば実体のない、うさん臭いゴーストのような存在だったということですね。
本当にもうずっと1番好きな映画
中学生のときに観て以来、ずっと1番好きな映画。何回も何回も観たけど、30歳になって10年ぶりぐらいに観直した。
初めて観たとき、きっと私もこんなふうに社会に適合できないまま大人になっていくんだろうな と感じた。
主人公と同じ高校卒業のタイミングで観たときも、私のところにもあのバスが迎えに来たらいいのに と思った。
すっかり大人になって社会人経験もそれなりに積んでから観ても、やっぱりイーニドに感情移入してしまう。
ただ、昔と違ってレベッカやジョシュなどの「普通の大人になろうとするティーン」や、父親やマキシーン、美術の先生など「モラトリアムから抜け出させてあげたい大人」の気持ちもわかるようになったけど。
イーニドは根性も目標も無く、周りの人たちの気持ちや常識的な考え方を馬鹿にして偉そうにしている生意気なティーン。でも美術の授業で先生を感心させようとしたり、嫌いな人のコネでもバイトを始めようとしてみたり、奨学金で進学しようとしたりと、実は努力している。本人なりに。
ただどうしても馴染めないし上手くいかない。自分を偽っているように感じる。大部分の人は自分の個性よりも社会通念を優先し、ナイキを履いて生きていくことができるが、どうしてもできない。馴染めない事実を受け入れて社会のすみっこで生きていくことを選んだ大人の末路ことシーモアにシンパシーを感じて心を寄せるけど、いざセックスしてみると何だかコレじゃない。こんな大人になりたいわけじゃない。そこで感じる本当の孤独。
自分を理解してくれる人なんてそうそういないんだよな本当は。元から社会に馴染める人たちもいるけど、大抵の人たちはレベッカのように最初は無理だと思いながらも自分を騙しながらなんとなく社会生活をして、いつのまにかそれが本当の自分のように感じるようになって、だんだん馴染んで生きていくものなんだよなあ。またはシーモアのように馴染めないまま社会のすみっこでキモがられながら生きていくか。どちらも受け入れずにバスに乗ったイーニドはどこへ行ったのかなあ。何回観ても未だに答えが出ない。
ずっとずっとずっと観たかった作品!
何年も観たくて仕方なかった本作をやっと観れた!
思ったよりイーニドが痛くて中二病でびびってしまった部分もあるけど、ソーラバーチは最高だ。上手すぎるよ…。
あの役があんな似合う人いるんですかね。
レベッカが意外にも一般よりでなんだかなぁ。少しずつ馴染もうとしてる感じあるけど、イーニドは完全に浮いてるもんなあ。本当はもっとふたりの絆が観たかったんだああああ。
そんなイーニドとシーモアがぴったりなんだよなあ。
スティーブブシェミが最高でした。こんな彼が大好きなひとりです。
あのラストでよかったよ。ハッピーエンドだよ。
そんで学校でも浮いてた二人がなんで揃いもそろっていいおっぱいなんだい。スカヨハはあまり好きじゃないのだけど、本作では、クールさとハスキーボイスがマッチして魅力的なレベッカでしたな。
スカーレット・ヨハンソンが可愛い♪
「世間はビッグマックとナイキで満足してる」・・・限りなくオタクの世界。何故かオタクの世界は愛らしくて好きだ。1920年代のブルースなんかは全くわからないが、レコードのジャケットだけでも楽しめる独特の世界だ。
新しい音楽は全くと言っていいほど受け付けないシーモアの感性にそのまま同調するイーニドのセンスも楽しい。バイトでの応対を見ても人付き合いが苦手な彼女は、来ないバスを待ち続けるノーマンに対しても興味を持つほどの不思議少女だ。恋人にしたくなるタイプではないが、友達として付き合いたいような感じ。ただ、古いものを愛するセンスは本来のものではなく、世の中や回りの男にうんざりして逃避してノスタルジックになってるだけのような雰囲気かもしれない。
ストーリー的には本心を告げることや決心を早くしないと後悔するといったどこにでもあるような内容だが、映像やセンスは素晴らしい。そして‘ゴーストワールド’というタイトルの意味を見終わった後に考えてみると、最後にノーマンが乗ったバスに象徴されるように、つかみ所のない現代社会の中に溶け込む事が中々できない主人公の疎外感を表現していることに気付く。それでも若いのだからゴーストから人間に戻ることは可能なのだが・・・青春ものとしては奥が深い。
ハマらなかった、残念
絶賛反抗期の青春真っ盛りのオタク気質女子のセンシティブな何ヶ月間を描いた作品。
主人公の巨乳がだらしない体に見せてしまっているけど、洋服は攻めてる。
このダサさを全肯定しているハートの強さがザ・反抗期なんだろうなぁ。
周りを振り回して自分を顧みない主人公に終始イライラしてしまった…。
自律型の人は見ない方がいいかと。
最後は、来るはずのないバスに老人が乗っていった…
で終わるかと思いきや、シーモアが実はセラピーに通っていたり、主人公にもそのバスが来てどこかに行ってしまうという最後から、実は主人公は大人で、ちゃんと社会的生活を全うしているけど、社会に抑圧されていて、今までの話がゴーストワールド(夢、もしくは妄想)で最後現実の世界に帰っていく、ということなのかなーなんて思いました。
子供から大人に、、、
周りが進路を決めていってそれを
バカバカしい
といっしょに笑っていた親友も仕事を始めて、、、、
焦る気持ちと自分に素直になれない感じが『青春』なのかな〜って思った。
ラストシーンと『ゴーストワールド』の解釈はちょっと難しいしいろんな意見があっていいのかなっておもった。
私的にはイーニドがみたこの世界は
センスのないつまらない世界
=死んでる(価値のない)世界
=ゴーストワールドかな??
って思った。
ラストはイーニドが『おたく』の自分を捨てた描写なのかな〜と思ってる。
みんな大人になっていって自分だけ取り残されていく悲しい感じとか、美術の補修で優等生に対抗してみたりとか高校生っぽいな〜笑
どこをみてもかわいくてとりあえずイーニドのブーツを買いに行こう🔥
エネルギーの放出先
ラストの解釈は、観る人によって様々
大分前に見た作品だけど、また改めて鑑賞した。
周りに対して冷めた感情を持つ、イーニド(ソーラ・バーチ)とレベッカ(スカーレット・ヨハンソン)。
高校を卒業して、周りは大人になっていくけど
イーニドは、相変わらず大人になりきれず 悪態ばかりついて
バイトもすぐにクビになる始末。
広告がきっかけで知り合ったシーモア(スティーブ・ブシェミ)のことも、なんだかんだ振り回して
でも、自分が何をしたいのか良くわからないまま過ごしている。
最後は、廃線になったバス停で バスを待つ老人が
来るはずのないバスに乗りどこかへ行ってしまう。
それを見たイーニドは、荷物をまとめバス停に行く。
すると、バスがやってきてイーニドを乗せどこかへ行ってしまう。
このラストは、観る人によって解釈が違うけど
それでいいんだと思う。正解がないのかなと。
私的には、この個性的なイーニドが、社会で生きるために
自分を殺さなければいけないことに気づいて
今までの自分を葬ったのかな?って思いましたね。
自分らしさを失うことによって、人はゴーストみたいになってしまう・・・
この世はまさに「ゴーストワールド」なのかな。
今は亡き、ブラッド・レンフロも女子にいじめられる男子役で出演してます。
痛々しくて…でも共感でした
周囲との違和感に果敢に立ち向かうイーニドが、どうにも痛々しくて、でも共感でした。
故郷と折り合いのいい人が本当は羨ましい、でも、どうしようもない。ラストがとても印象的でした。
グラフィカルな映像が素敵、テリー・ツワイゴフ監督、2001年の作品です。
ソーラ・バーチとスカーレット・ヨハンソンが演じるシニカル娘コンビはおしゃれ。学校を卒業して社会に向き合う複雑な心がリアルでした。
スティーブ・ブシェミが情けなくもオトナの魅力で演じるのは、古いブルース・レコードの取集家の中年男。彼が紹介するブルースはじめ、音楽がとても良かったです。
携帯電話のない時代のお話、それぞれのキャラクターが、"らしい"電話機使ってるなぁと思いました。イーニドのスケルトンの電話機が可愛いです。
高校生の時と大学3年生の時と社会人3年目の三回みて欲しい。
といいつつも、大学の時にみたっきりでしたが。でも、ずっと頭の片隅にソーラバーチはいた。あれから13年も経つんだね。
DVDを購入しました。Blu-rayは出てないのね。
あのムチムチ巨乳感はたまらないです。相棒のスカヨハは当時15歳でも巨乳の頭角を表している。素晴らしいコンビだと思う。
それは置いておいて、ブシェミ最高!監督もあの役はブシェミ以外は考えられなかったとメイキングにあるが、適役です。
僕が何より気に入ってるのはソーラバーチのスタイリング。あの時代というのもあるのかもしれないが、今でも特にオシャレ。個性的ではあるが、イーニドを外側から作っていた。内面も思春期特有の焦燥感は何倍にも膨れ上がっていたけど、シンパできます。
端役のみんなも個性的で大好きです。
ラストは大好きだな。
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