ブレイド2のレビュー・感想・評価
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スタイリッシュに暴れ狂う剣フーアクション!
主演ウェズリー・スナイプス。
【ストーリー】
ハーフヴァンパイアの"デイウォーカー"ブレイド(ウェズリー・スナイプス)は、最強のヴァンパイアハンターとして、夜の世界で吸血鬼たちを狩りたてていた。
吸血鬼にされたかつての仲間ウィスラーを救いだし、人間にもどすことに成功、武器開発をしていたスカッド(ノーマン・リーダス)とチームを組む。
時おなじくして、東欧ではあらたな吸血種族「リーパー」による、吸血鬼狩りが進行していた。
リーパーは貪欲で強く、絶滅の危機にひんした吸血鬼たちは、ブレイドに助けを求めてきた。
ハナであしらうブレイドだが、彼らのかたるリーパーによる人類への脅威を知らされ、対リーパーズ特殊部隊「ブラッドパック」と行動をともにする。
3部作一気見。
特に印象が強かったのがこの2作目。
むかーし見たはずなんだけど、1作目からもうほぼほぼ忘れてるありさま。
1作目さしおいて、こっちのレビューする理由はたった一つ。
ノーマン・リーダス出てますやん。
ロン・パールマンもおりますやん。
てか監督デルトロやないですかと。
キャストスタッフつよすぎます。
こんなの面白くなるしかない。
ヒット作の続編って、王道展開を消費された後の展望が必要不可欠なので、だいたい題材ヒネリすぎたりバランスまちがえたりで失敗しがち。
ですが今作は脚本も演出もよし俳優の演技もよしで、実力派クリンナップによる安定の満塁ホームラン見せてくれてます。
今回の注目はノーマン・リーダス。
こんなに存在感あるのに、出演した映像作品っていうと『ウォーキングデッド』以外に思いつかなかったんですが、近年それを超える代表作が出てきました。
その名も『デス・ストランディング』
ゲームやないかい。
いやでもウォーキングデッドのオリキャラ、クロスボウ使いのダリル・ディクソンくりそつですよ。
さすが『スナッチャー』の小島秀夫監督。
わかってくれてますなあ。
たまに小島よしおと混ざっちゃって、すみません。
近年のマイブームで、モンスターの出てくる作品を見るまえに、図書館で調べたり本借りたりしてます。
吸血鬼モノはとくにホットなジャンルで、検索書籍には事欠かないので、深掘りたいへん楽しいです。
『アンダーワールド』はじめ、吸血鬼とよくいっしょに登場するワーウルフ(オオカミ男)、祖先はバンパイアと同源で、
「太陽をいやがる」「水が苦手」「凶暴になる」
といった症状から、感染症の狂犬病が伝説に影響した説があるそうです。
今回登場するモンスター「リーパー」の特徴、狂犬病やワーウルフあたりを参考にしてそう。
世界的に大人気の吸血鬼ジャンル。
現在の形になるまでにだいぶんと変遷があって、だいたい死体が生きかえってヒトおそうんですが、腕かんでケガさせたとかかわいいものから、がっつり殺っちゃうものまで、時代とともにその怪物性が強化されてゆきます。
実際の吸血鬼事件も多く、有名なのはバンパイアの故郷ハンガリーの殺人鬼。
"血の伯爵夫人"バートリ・エルジェーベト。
鉄の処女はじめ、人々をあらゆる種類の拷問器具をもちいていためつけ、男女(おもに若く美しい女性)の血を浴槽に溜めて入浴。
こわすぎる…:(`;ω;´):
拷問の中身完全に『ベルセルク』
いたそうこえて狂いそう。
ころして…もう…ころして…ってなるやつ。
あんまりにセンセーショナルな事件なので、レ・ファニュ作『吸血鬼カーミラ』はじめ、のちの吸血鬼小説に多大な影響与えました。
ちなみに直近で読んだ本『ヴァンパイアの教科書』(オーブリー・シャーマン著)によると、日本にも吸血鬼がいるそうで。
その名も「カッパ」
お尻から死ぬまで血を吸うモンスターと紹介されてました。
カッパくん。きみ、ぼくらヒトからそんなの吸ってたの?
尻子玉って血なの?
こわ。
若かりしノーマン・リーダス、青二才役なのに男の色気がすごい
意外と前作よりも面白い。
吸血鬼以外にも新たな種族リーパーが現れるが、そのビジュアルがなかなかエグくて好き。解剖するシーンがちらっとあるが、口内など非常にリアル。今でも十分通じると思う。
リーパーが生まれた謎、吸血鬼側の親子関係、他にもあのブレイドに少し恋愛を絡ませたりと、色々と楽しめる要素が散りばめられている。アクションも前作よりいいかも。
ちょい役かと思ってたノーマン・リーダスがしっかり出てるのも嬉しい。タバコ吸う姿とか色気ヤバすぎ笑。
アクションとかは進化したんだけど……。
前提として
・原作と思しきものは未読。
・前作『ブレイド』は視聴済。
・ギレルモ・デル・トロ監督の他作品だと『パシフィック・リム』を視聴済。
相変わらずアクションは◎。
クリーチャーデザインも◎。
あとは、うーーーん。
前作『ブレイド』から引き続き、アクションは素晴らしい。というか進化してる。VFXもかなり進化しているが、"リーパーズ"らモンスターの造形もしっかり行っているのには好印象。やっぱり実物使わないと出せないリアルさってあるよね。
『ブレイド』に出てきた吸血鬼クラブの音楽が使われたのも嬉しかった。
だが、他の部分が全体的に微妙。
まずはストーリー。
前作より微妙な感じ。序盤は人間vs吸血鬼とその狭間に揺れるブレイド……ではなく、もはやゾンビもの。噛まれたら感染。ヴァンパイアが理性のないバケモノに変化してしまい、人間を食うどころかヴァンパイアまで食われてしまう。ヴァンパイア狩ってる所じゃねぇ……とか思ってたら、結局敵はヴァンパイアやんけ!
黒幕が誰になるのか、正直分かりやすかったので驚きもなかった。
一番の見せ場になっていたのは、vsラインハルト戦。相手がロン・パールマン氏演じるキャラクターとはいえ、そこが一番の盛り上がりで良いのか?! という疑問点が残る。
次にキャラの役割。ストーリーとも関係してる。
まずはブレイド。
なんかもう、よく分からん。単純にヴァンパイアより強くて人間みたいに日中を歩ける時点で、リーパーズの脅威をそこまで感じないし、人間とヴァンパイアのハーフであることへの葛藤も感じない。
もはや、一ランク上のハンター。人間とヴァンパイアの良いとこ取り。
ヴァンパイア側、リーパーズ側の悲哀が描かれていた印象。
ウィスラーの復活。
ぞもぞも、(前作の物語的にも綺麗なので)復活は望んでなかったし、復活するなら復活するでもう少し活躍してほしかった。どうも前作からの繋ぎとしか感じない。父親的な立ち位置等の話もダイジェストや会話だけでばっさり。セリフの端々で見えるんだけどね。うーむ、物足りない。圧倒的に物足りない。
ヒロイン。
ニッサがその枠だと思うんだけど、わざわざその枠にしなくても良かったのでは? という疑問が多い。というかその枠必要だったか? 恋愛にするにしてもどことなく急な展開、というかご都合主義って感じ。
最後の太陽を浴びるシーンは美しかったけど、それまでの間でブレイドとの関係性を高められている感じも無かったから、余計ご都合主義に感じてしまう。
そしてノーマック。
前作のフロストと似たような役割に見える。しかも父親への憎しみ付き。う~~~~ん、こいつこそもっと深堀させてよかったんじゃないか??? ブレイドとの対比にもなりそうで良いと思うんだけどなぁ……。
他にもスカッドをノーマン・リーダス氏が演じていたり、スノーマンをドニー・イェン氏が演じていたりと、キャスティング面でも驚かされるシーンがまぁまぁある。
スノーマンの扱いには納得してないけど!!
まとめると、前作の良かった部分をしっかり進化させたら、他の部分がもっと弱くなっちゃったって感じ。
前作もそうだったが、「人類絶滅の危機」を実感できないのはなぜなのだろうか。
『~3』も観てはみるが、あんまり期待は無くなっちゃったなぁ……
そんな作品。
(2回目視聴後、一部追記。)
【”デイ・ウォーカー”面白怖くってグロテスクなバンパイアシリーズ第二弾。ホント、このシリーズは、20年以上前の作品とは思えぬクオリティだなあ。】
ー 今作では、バンパイアの君主ダマスキノスが美しき娘テッサをブレイドの元に派遣し、ウイルスにより凶暴化した新種のバンパイア、”リーパーズ”を討伐しようと持ちかける。
だが、ダマスキノスの企みは、別に有った・・。-
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・監督がギレルモ・デル・トロが務めているが、まだ無名だったせいか、彼の好きなロボットテイストを封印し、第一作の世界感を可なり忠実に再現している。
序でに言えば、ドニー・イェンも登場しているが、無名だったためか余り活躍シーンがない・・。
・新種のバンパイア、”リーパーズ”の異形の口の裂け方や、内臓描写などは可なりグロテスクである。ウーム。
・だが、ブレイドはその名の通り、今作でも見事な剣捌きを披露して行くのである。最強だなあ。
<瀕死の美しき娘テッサが、愚かしき父の所為で”リーパーズ”になってしまう事を嫌った事を知った”デイ・ウォーカー”であるブレイドが、彼女を朝陽が当たるビルの屋上に連れて行き、送るシーンはナカナカである。
ホント、このシリーズ、2025年に公開してもヒットするのではないかなあ。あ、ブレイドを演じるのは、マハーシャラ・アリでしょうか・・。(という情報が有ったんだけどなあ・・。)>
ヴァンパイアハンター無双!吸血鬼との共闘の果てに・・・
「ブレイド」を懐かしく見た後で、無性に「2」、「3」も観たくなったら、なんとNetflixで配信中。さっそく本作を見ちゃいました。
以前、見た覚えはあるのですが、内容なんて殆ど忘れていて、新鮮な気持ちで楽しめました。
【前作にも触れるネタバレなので要注意】
先ず、真っ先に言いたいのがウィスラーの復活。前作であの最期を、誰もが惜しんだだろうに、良いのかよ、生きてて!
まぁ、ストーリー的に面白いから許せちゃうんだけど。それはそうと、女医さんはとうなった?
さて本作では、新種の吸血鬼が現れヴァンパイア達にも危機が迫ったことから、ブレイドとの共闘を持ち掛けられる。
ウィスラー等と共に吸血鬼軍団と協力することになったが、通常の武器が通用しない新種に苦戦を強いられる。
仲間を失いながらも、新種を追い詰めていくのだが・・・
いや~、意外な真相に楽しませてもらいました。そしてクライマックス、前作以上に凄まじい肉弾戦!無双ぶりに大興奮です。面白かった。
全くの余談ですが、本作品のウェズリー・スナイプスが長渕剛さんとダブって見えるのは自分だけでしょうか?
前作より面白かった
見事なスケールアップと異形への眼差し
"ブレイド" 三部作第2部。
Netflixで2回目の鑑賞(字幕)。
原作コミックは未読。
小6ぶりに観て、これまた懐かしかった。
ギレルモ・デル・トロ監督のカラーが出て、都会的だった前作とは少し趣を異にしてゴシックな風味がプラスされ、おまけにスケール・アップを果たしさらに面白くなっていた。
リーパーズ誕生の真実だったり、ジャレドが抱えているものだったり、ニッサの悲しみだったり、悲哀をしっかり描く。
デル・トロ監督ならではと言える、異形の者への愛に溢れた眼差しを随所に感じさせるのも、本作の好きなポイントだ。
[余談]
前作であれだけショックを受けて悲しんだウィスラーがまさかの生存。戸惑った。明らかに自殺してたよねあれ、と云う疑問を挟ませる余地もなくあれよあれよと物語が進むのにも面食らったが、ウィスラーの存在が裏切者は誰かと云う展開のミスリードとして機能していたので良しとしたい。
やっぱり2が一番好き
ヴァンパイヤの進化系
ウェズリー・スナイプス主演による、『ブレイド』シリーズの第2弾。1作目は、人間を守るために、ヴァンパイヤ退治に立ちあがるブレイド、という構図であったが、本作は、新たに進化系ヴァンパイヤのリーパーズと元祖ヴァンパイヤの覇権争いにの内輪もめに、ブレイドが元祖側に加担して、激しい戦闘アクションを繰り広げる。
1作目で死んだと思われていたウィスラーも、ヴァンパイヤの基地に囚われていたたのを知り、ブレイドが救出し、再びコンビ復活。そして、新たに若き相棒スカッドも加わり、リーパーズを一網打尽にする武器を引っ提げて。戦闘に挑む。しかし、このスカッドが、最後のサプライズの曲者キーマンとなっていく。
また、本作では、ブレイドとヴァンパイヤ一族の大君主の娘・ニッサとの、切ない恋物語も描かれている。また、ヴァンパイヤが忍び寄る怖さというよりは、ゾンビ軍団と激しいバトル・アクションの様相でこれまでのヴァンパイヤ・ムービーとは、かなり趣が変わってきている。
ブレイドを演じたウェズリー・スナイプスは、1作目以上のキレキレの戦闘アクションを、相変わらず披露していた。また、ヴァンパイヤの敵役には、『ヘル・ボーイ』のロン・バルマンが演じ、ドスの効いた強面演技を見せていた。そして、スカッド役には、今や『ウォーキング・デッド』の顔となった、若きノーマン・リーダースが演じており、現在と映像と比べて、随分と若造で、『ウェーキング・デッド』で見せるような威厳さはないが、煙草を咥える姿は、今と全く変わらず、微笑んでしまった。
記憶よりずっとデルトロ
CGが格段に良くなっている
2の監督がデルトロなのはなんとなく覚えていたけど思っていたよりもずっとデルトロだった、所々にストレインの骨格が見られる
やっぱデルトロの中では吸血鬼=ゾンビなんだな
ライトハンマーがリーパーに噛まれたのを隠す場面なんかまんまゾンビ映画の作法(それをやるのが今回は狩られる側の吸血鬼というのも皮肉だけど)
共闘関係を結んだブレイドと吸血鬼だが当然どちらも隙あらば相手を陥れようとして下水道での戦いはエイリアンに騙し合い要素を足したような演出は前作の二番煎じにならないように工夫されてる
にしてもブレイド兄さんちょっと女に弱いよね
ダンピール故にどちら側にもなれないし、なれる、てのを表現したいんだろうけど惚れっぽいようにみえるわ(それもまた魅力なのか)
渋さと格好良さは健在。ホラー感は倍増。
前作に比べて大幅にパワーアップ。心地良いアクションの流れとキレ、ワイヤーアクションのスムーズさ、CGなども今観ても全く問題無く楽しめる作り。
ストーリーにも重厚さを持たせており、ちょっとしたどんでん返しも楽しい。若干のご都合主義は致し方無いが、敵味方入り乱れての狩り合いは充分に楽しめる。当時の流行りに少し乗ってしまったか、ゾンビ感がヴァンパイア感を上回ってしまっているのが惜しい。しかしその分ホラー感が大きくプラスされた。
前作より圧倒的にブレイド役ウェズリー・スナイプスの動きが良く、場面により早送りも活用している??スピード感と臨場感は観ていてドキドキさせられる。ここぞの自己陶酔も忘れない。グラサンは大事。
スカッド役ノーマン・リーダスが良い味を出しており、キーマンとしての見所多し、散るは易し。
まさかのイップマン、ドニー・イェンがスノーマンというほぼチョイ役で登場していて驚き。漢字で雪。
ちょっとだけグロいシーンもあるが、楽しめる。続編のブレイド3に期待。
2が1番好きかも(^-^)!
冒頭の戦いを観ただけで、「ん?1より面白い?!」なんて感じましたが、本当にそうでした! シリーズは全部好きですが、2が抜きん出ています(^-^) ニッサとアサド?のブレイドのアジト襲撃、強いかはともかく名前は皆カッコいいブラッドパックの面々、ナイトクラブの戦い、下水道?でのリーパーズの大群、スカッドの裏切り(そしてそれをとっくに知っていたブレイド(笑))、ヘル・ボーイを一刀両断(笑)、ラストでニッサが灰になってしまう場面の美しさ、いっぱい書いちゃいましたが、デル・トロ監督の腕前ですな(^-^)
ギレルモ・デル・トロ監督の初期作品
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