ふたりの5つの分かれ路

劇場公開日:

解説

「8人の女たち」「まぼろし」「スイミング・プール」の人気監督、フランソワ・オゾンが一組のカップルの恋愛をユニークな手法で描く。離婚調停を進めるカップル、マリオンとジル。彼らがどのようにしてそこに至ったのかを、時間を逆行させて、ある日の夕食、出産、結婚、恋に落ちた瞬間まで、5つの季節を経ながら遡って描いていく。ヒロイン役は「天使の肌」「愛する者よ、列車に乗れ」のバレリア・ブルーニ・テデスキ。

2004年製作/90分/R15+/フランス
原題または英題:5x2
配給:ギャガ・コミュニケーションズ
劇場公開日:2005年8月20日

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映画レビュー

2.5ふむ?

2020年7月12日
PCから投稿

結婚を描いた映画史上、最高の映画だと思っているのが 『ブルーバレンタイン』なのだけど、 それを超える作品ではないことは確か。 比較するのはナンセンスだけど、 構成が少し似ているから仕方ない。

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JYARI

3.0時系列の構成が面白い

2019年1月8日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 面白い時系列の構成・・・別れることになった原因は・・・出産のときか?結婚式のあの言葉か?それとも・・・  ジルとマリオンの離婚が確定した。恋愛のひとつの形、別れ。あのときのことがいけなかったのか?と回想シーンとも言えないほどの写実的な過去の映像。フランソワ・オゾンも面白いことを考えるわいと思ってはみたものの、『メメント』の巻き戻しムービーや『エターナル・サンシャイン』での深層心理トラベルを経験していると、どうもインパクトが弱い。そんな種類の映画じゃないよと言われればそれまでなのだが、オゾン監督だから最後にある何かを期待しすぎていたのかもしれない・・・  この映画を観て思い起したもう1本の映画は『愛についてのキンゼイ・レポート』だ。自分の性癖や過去の汚点をパートナーの前でカミングアウトする。兄はゲイだし、腹を割って話しても笑って許してくれそうな雰囲気だったのだ。しかし、そうした過去の贖罪よりも、ふっと出てくる「愛を感じない言葉」がパートナーを傷つけたりする。  出会わなければよかったのか、違う道がどこかにあったのか、一時の心の迷いや間違った決断は誰にでもあるもの。自分の過去の失敗をも思い出して、切なくなる映画なのかもしれない。希望を感じさせる美しい夕日も、人によっては受け取り方がかなり違う映画となりそうだ。

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kossy

3.5別れてもなんか幸せ

2015年4月27日
iPhoneアプリから投稿

幸せ

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ミカ

4.0今から

2014年10月31日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

難しい

幸せ

愛の破綻から段階を追ってどんどん、遡っていくストーリーなんです。子どもが小さいとき。出産時の時。結婚式のシーン。そして、二人が恋におちた時・・・。平たく言えばダークな色がどんどんピュアで透き通っていく感じ。手に取るように主人公の女性の心情がこちら側に響いてきて、かなり興味深く鑑賞できました。男性と女性ではおそらく、感じることが全然違うかもしれません。 分かれ道は人生に付きものです。この映画のように自分の人生を逆戻ししてみたら、一体どんな選択肢の分岐点があったのか…何か思い返して感じることができるのでしょう。どうにか、なるものではありませんが。 映像的にも美しく、とりわけ二人が初めて好意を示す海辺でのシーン、波間に消えていくシーンはかなりのロングショットで遠景、でも本当に素敵なシーンで私が今まで鑑賞した作品の中でも上位に入る好きな感じのショットでした。切なさの混じった余韻を残す作品です。

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sonje

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