スーパーマン リターンズのレビュー・感想・評価
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これぞ正統なる続編!
「X-MEN」のブライアン・シンガー監督が、リチャード・ドナー版の世界観を継承した新スーパーマン。
時系列的に「Ⅱ」の後日譚に当たる。
スーパーマンが突如姿を消して5年。故郷クリプトン星の消息を確める為宇宙を旅していたスーパーマンが帰還。その頃、ルーサーは恐るべき陰謀を企てていた…。
公開時は興行・批評共に不発。予定されていた続編企画も中止になり、失敗作の烙印を押された。
でも個人的には「Ⅰ」の次に好き。
何故なら…
とにかく「Ⅰ」へのオマージュがてんこ盛り!
ジョン・ウィリアムズのテーマ曲に乗せて文字がビュンビュン飛ぶオープニング。
マーロン・ブランドの“特別”出演。
スーパーマンとロイスのファンタジックでロマンチックな空中遊泳。
土地を利用したルーサーの大陰謀。
ロイスの絶体絶命の危機。
“戦う”のではなく、“助ける”“救う”“守る”スーパーマンがスーパーマンである行動。
…などなど、「Ⅰ」好きなら感動すら感じる筈。
また、ただの「Ⅰ」の後追いにならず、新たな魅力を持った物語として成立もしている。
恋に悩み、自らの存在に葛藤し、ラストで弱点を突かれ傷付き…。
一人の男として一人の人間として、温もりすら感じさせる今回のスーパーマン。
「X-MEN」でミュータントへの差別や苦悩を描き、アメコミ映画にドラマ性を加えたブライアン・シンガーの手腕。
VFXは格段に進歩。
飛行機墜落、ラストの“超人パワー”は圧巻!
クリストファー・リーヴ同様、無名から抜擢されたブランドン・ラウス。
今となっちゃ「テッド」でディスられていたが、公開時、クリストファー・リーヴにそっくり!…と歓喜していた輩は何処に行った?
真面目な好青年像はヘンリー・カヴィルよりクラーク・ケントだ。
これまたジーン・ハックマン同様、ケヴィン・スペイシーが悪役として新人を支える。…が、ちょっとユーモアが足りなかったかな。
ケイティ・ホームズはキュートだが、マーゴット・キダーとイメージが違う。
腑に落ちない点も幾つか。
「Ⅱ」の後日譚という事は、舞台設定は80年代。なのに、携帯やハイテク機器など現代的なアイテムが。ここら辺、80年代の舞台設定に徹して欲しかった。
最大の謎は、ロイスの息子。ラスト、○○○○○○の子でもある事が分かるが、とすると、一体いつの間に…?
ツッコミ所や辻褄合わない所まで「Ⅰ」そのまま(笑)
新スーパーマン=「マン・オブ・スティール」も面白かったが、やっぱりスーパーマンは、ライトでファンタジック、強くて優しいヒーローでないと!
やっぱり設定が単純
総合65点 ( ストーリー:55点|キャスト:70点|演出:75点|ビジュアル:80点|音楽:70点 )
正義の味方スーパーマンが悪を倒すという単純明快で幼稚なアメリカらしい設定の話にどうにも食指が動かず、ずっと食わず嫌いでこの連作は一度も観たことがなかった。でもこれだけ新しい作品になれば、21世紀以降の「バットマン」のようにかなり洗練されたものになっているのではないかという期待も持っていた。
結果として、やはり物語は幼稚さが目に付いてたいして好きにはなれなかった。CGを使った映像はそれなりに良くて、もし劇場の大画面で観れば迫力もあるだろう。前の作品群を全く観ていないので、今作品だけでは話がつながらずわかりにくい部分もあった。でも特に過去の話に興味が出るということもないし、映像の迫力だけ楽しめればいいかな。
傑作だよ
スーパーマンリターンズ 今年二回目の鑑賞
評論家の評価は高かったのですが一般観客からの人気がイマイチだった本作。
製作が紆余曲折し、時間と製作費が膨大にかかったわりには全米だけで製作費を超える興行収入をたたき出せなかったため、駄作のイメージがついてしまった。
ビジュアル的にはドナー版を現代に蘇らせた感じで昔っぽい作風と最新の映像技術を組み合わせていて、とても素晴らしい作品になってます。
個人的にはマンオブスティールの方が迫力があり、かっこいいため、大好きですが、スーパーマン リターンズは古き良きスーパーマンを現代に蘇らせたという点でとてもいいですね。
マンオブスティールは評論家などの評価はあまり良くありませんが、一般観客からは人気を得ていると思うのでスーパーマンリターンズとは正反対ですね。
とにかくスーパーマンリターンズは駄作ではなく、傑作です。
目だって最強
帰ってきたスーパーマンw
人を助けるシーンはやはり素晴らしい。
スーパーマン特有の良さだ。
今回はCGがグレードアップし、よりリアリティになっている。空を飛ぶシーンはスゴくカッコヨかった。
内容もまぁまぁよくて、スーパーマン最大のピンチ
という感じだ。
ただコスチュームが少しダサいな…
さすがに現代で赤パンはウケないと思う…
主演の人はクリストファー・リーブにそっくりでびっくりw
まぁ
普通に楽しめますね
スーパーマン像をぶち壊してくれた映画
マンオブスティールの公開が近いですし、スーパーマンを見たことがない自分は、映画評論家や、まぁ…評論家きどってる奴等??の高評価意見を信じてこの作品を見てみました…正直自分の想像していたスーパーマン像がどんどん崩壊していく映画でしたね。まぁ見た順番も悪かったのでしょうか…登場人物に関する事もあいまいに描かれているし、レックスルーサーが刑務所に入れられていたみたいな話が出てきた時、スーパーマン初見の僕は何かレックスルーサーに関する昔のエピソードをこれから語ってくれるんだなと期待していたが、それも特に無く、どんどん物語が続いてゆく。最終的にレックスルーサーってこんなもんかよ(笑)というほどの扱いっぷり…物語上一番許せなかったところが、ヒロインのお子さんがスーパーマンの子供だったっていう展開、何故に一般男性と結婚していながら??…一瞬ハァ!? というリアクションを(笑)最近マンオブスティールの予告編などを見ているのですが、カッコいい!!スーパーマンってこんなにもカッコいいのか!!とオモチャを手にした少年のように正直興奮しています…ただこの作品のスーパーマンはどうも変態にしか見えない、僕は危うくスーパーマンが大嫌いになりそうでした…ではどこら辺が変態的なのかといいますと、まず透視術的な…ヒロインの私生活を覗いているシーンなんか正直自分のなかでは恐怖でした。うわぁ…きもい…と思わず吐いてしまうほど(笑) 次にストーカー的な…これもだいぶ透視術的なもの…と似ているのですが、ヒロインの女の子はすでに一般男性と結婚しています!!それなのに…もう思い出すだけで、僕のスーパーマン像がどんどん崩壊してゆく!!ちなみに、平成の時代にあのコスチュームはもういいっしょ(笑)どんどん進化していかなくちゃ!!今回のマンオブスティールだって、あのもともとのダサさを最小限押さえているのにも関わらず!!昔世代のオッサン共は赤パンが無いだの俺の愛したスーパーマンじゃないだのごちゃごちゃダセェことを言って(笑) まぁ、愚痴もここまでにしといて、とにかく!!評論家?共に騙されたこの映画、とにかく最低、最悪の変態映画でした!!
帰ってきた(笑)スーパーマン。
Mr.スーパーマン、クリストファー・リーブが2004年に亡くなってから、約2年。スーパーマンが帰ってきました。映画作品としては、『スーパーマン4-最強の敵』(1987年)以来、19年ぶりとなります。ただし、物語上では突然居なくなってから5年後と言う設定になっています。
いやぁ、ブランドン・ラウス、クリストファー・リーブに似ていますね。世の中の多くの人のスーパーマンのイメージとしては、クリストファー・リーブのスーパーマンが強烈ですから、これは利点の一つかもしれません。逆にいうと、ブランドン・ラウスと言う人物自身のイメージが伝わらないと言う、マイナスの側面も否定できませんが。
物語的には、『人間』スーパーマンが良く描かれています。変わっていない自分、変わってしまった世の中。その、変化の狭間で葛藤するスーパーマンが上手く描かれています。
ケビン・スペイシー、悪いですねぇ。前作では、ジーン・ハックマンが演じていたレックス・ルーサーを見事に演じ切っています。プロモーションで日本に訪れた際のインタビューでは、ブランドン・ラウスを評して「若い役者は潰さなくては」と言うような趣旨の冗談の発言をニコリともせずにしていましたねぇ(もしかして、本気?)。あと、これも前作ではマーゴット・キッダーが演じていた、ルイス・レインをケイト・ボスワースが見事に演じています。わたし的には、ケイトの方が美人だと思います(苦笑)。5年経っても、ルイスはタバコを止められないんですね(笑)。
クリストファー・リーブは後年、自分に付けられた『スーパーマン』と言うイメージに苦しんでいたとも言います。ブランドン・ラウスは見事に新スーパーマンを演じきっていますが、彼がそのイメージに苦しむことが無いことを祈っています。
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