スパイダーマン3のレビュー・感想・評価
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ヒーロー青春残酷物語…。
“世界最速公開!”“制作費史上最高額!”などなど話題満載。間違いなく今年No.1の超大作。ええ、行ってまいりましたよ。初日の初回に!もおその期待に充分応えてくれましたわ。『GO!SPIDEY!!』
いやあ、とにかく面白かったですわ。ココ最近の、ハリウッド映画では文句なしに“満足度No.1”を差し上げられると思いますよ。とてつもない映像と、魅力的なキャラクター。そして、キチンと練りあげられた脚本。特に今回は結構色々な要素がぶち込まれている(何せ、敵キャラなんて3人も出てくるんですから)のですが、決して消化不良にならず、ちゃんとまとめられている点は良かったと思います。お見事!サム・ライミ監督!!
1作目を観た時からず~っと思っていたことなんですが、この映画は“ヒーロー物”というよりも、“青春物”なんですよね。だからどれだけトンでもなく凄まじい映像があっても、どれだけ凄い戦いが繰り広げられても、ピーターが持つ“普通の人の感情”に、観客が素直に感情移入出来る点が、このシリーズに人気のある1つのポイントだと吾輩は思います。そお、作中にも出てくるのですが、もともとピーターって“引っ込み思案のただのオタク”な訳ですから…(^^;。
今回観ていて、一番“気になった(逆に言うと“気にならなかった”)”のは、MJを演じるキルスティン・ダンスト嬢のことです。1作目・2作目のころは、『何か老け顔で、映画にマッチしてないな~』と散々こきおろしておったのですが(そお思ってたのは、吾輩だけじゃございませんよね?)、今回は歳相応(?)にさほど違和感なく、観ることができました。シリーズも回を重ねて、やっと周りが彼女に追いついた…って、ことなんでしょうか(^^;。
一応『今回が最後』って、以前は宣言していたようですが、最近は既に4作目ありきなようで、今回のラストも別にどうとでも出来る内容になっています。まあ同じキャストで続けられるのなら、是非とも更なる続編を見てみたいと吾輩は思いますが、果たしてどうなりますことやら…。
ありがとうスパイダーマン!
本当に面白かったです。ストーリーはほぼ予想通りでした(ちょっと強引ですが、ご愛嬌)が、やっぱりサム・ライミ、ただではサンド・マン、ヴェノム登場させません。2時間20分に入れられるぎりぎりの中で、きちんと背景を組み入れていきます。ああああ、さすがは私の愛する監督・・・。デビュー作は死霊のはらわたですから・・・。
3作通して登場してきた、盟友ブルース・キャンベルも今回は台詞が多く、しかもフランス人という設定で、嬉々として演技。監督の弟も今回もきちんと登場。昨今の商業嗜好もしっかりと考え、ギャグ満載。1分1秒、無駄なシーンなし。お陰で3日間で1億4千万ドル軽く突破。初日5千万ドル越えというのも記録なんだそうで。
いやー、とにかく、面白かったです。アクションも遊園地のジェットコースターみたいです。CG満載ですが、非常に効果的なCGでございました。続編の噂もありますが、この作品が一応は最終作。トビー・マグワイヤもキルスティン・ダンストも前作までとは正反対のキャラを、水を得た魚のように演じます。マグワイヤの切れまくっている演技、本当に楽しそうです。彼ってもともと演技派なんですよね。ダンストも、今回一番可愛いかも。とにかく、こいつぁおすすめ!とくとご覧あれ!!!
ネタばれ でもカッチョいい!
このシリーズを通じて 最大の盛り上がりじゃないのか。それぞれの役回りが ここへきて一気に加速 前へ進められた感じ。一作目のラストのkissが ここでこんな意味を もってくるとは より強くなるヒーローに感激!
別に良いではないか。
何かと世間で批判を受けているかわいそうな作品だが、果たしてそんなに駄作だろうか。
少なくとも僕は楽しめた。
ジョージ・ルーカスが「くだらない映画だ。中身もない。ほとんどストーリーがないじゃないか」と爆弾発言していたが、もともとこのシリーズにはストーリーがない。
アクションだけを楽しむ作品だ。
皆期待して見すぎなのだと思う。
ただ、この作品が不評な理由を自分なりに考えてみると、まずは敵が多すぎる点だ。
敵が多すぎてそれぞれの魅力を発揮できていない。
次に、ピーターとハリーの友情劇。
見ていてこっちが恥ずかしくなる。
そして最後に、ラストの終わり方。
幸せの力でも書いたが、終わりよければすべて良しなのだ。
幕の閉じ方が不自然だ。
それら以外は本当に良かった。
迫力のVFX、コミカルなシーン、そしてヴェノム。
幼少期からのスパイディファンの僕としてはヴェノムの登場はうれしかった。
ただ、もっと出番が多かったらなぁ、と。
アクション性が増した?
結構前に見たのですが・・
スパイダーマンのアクション性は前作から良かったのですが、
今作になって、更にアクション性が増して(視点に工夫してる?)
ハラハラドキドキがありました。
(ちなみに前作まではハラハラドキドキはあんまなかった)
とりあえずかなりオススメです。
ヒーローものの楽しさ満載
このシリーズ、ヒーローもののなかでも好きだけど、個人的には2よりこちらのほうがよかった。ヒーローが「お人好しでストイック」だと、ちょっとイライラしちゃうけど、今回は「いいたいこと、やりたい」邪悪なことを、ブラックスーツを着ることで実現させてる。この発想転換がいい。これによって、ストーリーが生き生きしておもしろくなっていた。
正義の味方のブラック化は定番です。
今度のスパイダーマンは、ブラック・スパイダーマン。妙に人間くさいスーパーヒーローのスパイダーマンですが、人間並みに(って言うか、人間そのものかもしれないけど)悩みます。
正義の味方が、様々な理由によって悪の心を抱いてしまうと言うのは、ヒーロー物には定番の設定です。しかも、大体が、復讐心とかが、その悪の心の原動力になっていたりするんですよね。スパイダーマンもその例外ではありません。でもねぇ、そのトリガーが謎の黒い液状生命体と言うのは、うーん・・・。しかも、その黒い液状生命体が出現したことにスパイダーマンが気が付かないと言うのは、あの状況では、どうも納得が行かない設定です。
3作目ですが、1作目、2作目と話は繋がっています。やっぱり前作・前々作を見たほうが、理解が深まりますね。特に、ハリーがピーターを、何故憎むのかとかね。
普通のときのピーターとブラック化したピーターを、トビー・マグワイアが上手く演じ分けています。ブラック化したときの方が、自信に満ち溢れていると言うのは、やっぱり定番なんでしょうか。
物語の最後に、ブラック・スパイダーマン(?)とスパイダーマンが対決するのですが、あんな事で、それほどピーター/スパイダーマンを恨みますかねぇ。って言うか、このスパイダーマンという作品は、人の恨みつらみに絡む話が多すぎるような気が・・・。漫画が原作なんだから、もう少し明るい話でもいいと思うんですが。
上映時間が139分もあります。ちょっと長すぎますね。テーマも、ブラック化した自分に葛藤するのか、あるいは、敵と戦うのかと、絞り方がイマイチだし。その上、MJとはどうなるんだ?と言う点も、ちょっと。そろそろ限界?
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